HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ハモプリの「出囃子(でばやし)」は ♪

2017年03月18日 | レッスン日記(小中高生)
月1回のハモプリの日です。
「ハモプリ」=正式名称は「ハモカミ・プリンセス」。
名前の由来を話せば長くなりますが、簡単に言うと「ハモるプリンセスたち」です。でへへ。
女性5名のジャズコーラス・グループなんですが、今日は都合で2名が欠席、ヒバリも含めて3名の出席です。

本年度ハモプリのテーマは「モンキーズ」。
'60年代頃のポップグループ「モンキーズ」のレパートリーから2~3曲を選んでいますが、オリジナルのモンキーズは男性グループなので、女性のハモプリにはちょっとキーが合いません。
これくらいでどうかな?という範囲でキーを試し、今度はそのキーに合ったハモりパートを考えていきます。
問題は「誰がそのハモりパートを歌うのか?」ということ。
確かにね、ハモりパートは どうしてもメロディーより覚えるのが難しいよ。
なので ほっとくと、全員メロディー希望になってしまふ...
そこをなんとか、音域を考え 適性を考えて、ちょびっとずつハモり役を分担していきます。
本日のメンバーは協議の結果、
「モンキーズのテーマ」はメロディーをミケが歌い、 ハーモニー(6度下)をクロが歌うことに。
そして「デイドリーム・ビリーバー」は、交代してクロがメロディー、ミケがハーモニー(3度上)を歌うことに落ち着きました。
ヒバリは、その時の様子でどちらかのパートに加勢する、といった感じで 今日は練習しました。

メインはこの2曲ですが、もう1曲、やはりモンキーズの「すてきなバレリー」という曲もプログラムに加えています。
オリジナルは歌詞も2コーラスまであり、間にバックバンドのインスト演奏やいろんなのが入って 長いんですが、今回ハモプリは それを半分くらいに縮めて、短時間にスパっと終わるアレンジにしようと思っています。
というのも、「バレリー」はハモプリステージの「つかみ」として使うつもりなのでね。
ミケ・クロ・ヒバリの3人で歌ってみた。
おお!いいじゃないか。3人だけでもけっこういい感じのハーモニーで、なかなかインパクトあるサウンドになってる。
だってクライマックスのサビばっか繰り返してるだけなんだもん。
「できた!もう上手にできたね。OK!」
「えっ、もういいの、コレで?」
「だって『バレリー』は出囃子(でばやし)なんだもーん」
「出囃子~wwwww」
そうです。
あ、オープニング演奏とも言うか・・・(^^ ♪


Nちゃん1ランク昇格!\(^o^)/

2017年03月18日 | コード奏法
Nちゃん(小6):
クラシック曲の「乙女の祈り」、そしてポピュラーアレンジを並行して勉強しています。
乙女の祈りは ほとんど終盤にさしかかり、最後のバリエーションを残してほぼクリアしました。
レッスンした所までが宿題ですが、もし自分で最後のバリエーションまでやれそうなら進めていいよ、ということになりました。

アレンジの方、本日の課題は「夢で逢えたら」と「今日の日はさようなら」でした。
「夢で逢えたら」の方は、先週1回目のレッスンをした時に 右手をブロックコードにしよう、ということで音を考えたんですが、今日は そのブロックコードが すべてバッチリ入っているばかりか リズムやノリもキレッキレになっていて、すっごく弾き込んだ人しか出来ない「こなれた演奏」にまで完成度を上げていました。
「すばらしい! よく練習してるんでしょ?ママから聞いたよ」と言ったら、
「最近、ピアノが楽しくって、『ごはんができたよー』って呼ばれても行かないで弾いてたり・・・あんまりピアノ弾きすぎて、小指が痛くなった。両手とも」と言うんだから驚きです。

「夢で逢えたら」も 大変大人っぽく クォリティー高かったんですが、次の曲で、もっと褒められることに。
「今日の日はさようなら」...この曲、ちょっと昔は卒業ソングとして、よく小・中学生が歌ったりしてたと思いますが、たまたまNちゃんは この歌を知りませんでした。
コードネームとメロディーの楽譜だけ見て、自分で弾いてきたのです。
シンプルでゆったりした、短い曲です。
Nちゃんの演奏はこうです。
●曲の最後の部分を前奏として設定する。
●1コーラス目はゆったりとした分散和音の伴奏。
●2コーラス目はリズムパターンを8(エイト)ビートにしてリズムを盛り上げていく。
●さらに右手のメロディーを重音にして厚みを出す。
●キメのコードではブレイク(リズムを止めてインパクトを強める)を使って印象を深める。
●フィニッシュはリタルダンドで余韻を持たせたアルペジオで終わる。

これらを1週間の間に 全部一人で考えて、なおかつ弾きこなしています。
また、おもしろいな、と思ったのは、この曲はもともと3拍子なんですが、Nちゃんは4拍子で弾いていたことです。
「この曲、ほんとは3拍子なんだけど・・・4拍子で弾いちゃってたね」
「あっ・・・」
「知らない曲だから、カン違いした?でもいいんだよ。ポピュラーアレンジでは、3拍子の曲を4拍子で弾いたり、逆に4拍子の曲を3拍子で弾いたりするの、全然アリだから。これはこれでいいよ」
「よかった」
Nちゃんはホッとしたようすで、
「なんかゆったりした曲のような気がしたから、伴奏も動きがあった方がいいと思って、こうなっちゃいました・・・『夢で逢えたら』は、何ていうか、いろいろ細かい音があるから その通り弾くだけでかっこよくなったけど、この曲はただ弾いただけじゃ単純だったから、いろんな音で変化をつけた方がきれいだと思って、いろいろやってみました」
「えらい!今まで習ったことをよく生かして、自分のアレンジにできてる。重音とか、リズムパターンとか、よく考えられたね」
先生は、Nちゃんの楽譜に花マルをつけて、おまけに金ピカの「大変よくできましたシール」を貼ってあげました。
「これだけできれば、もう『特待生』レベルだ! ほら、何だっけ、テレビで芸能人が俳句とか作るヤツ」
「プレバト?」
「そう、プレバト!Nちゃんもう特待生に昇格!なんだけどね、もうひと工夫できれば、また昇格のチャンスありだよ。ほら、こういう単純な曲だと、フレーズの終わりとかがずーっと何もなく伸びてたりするでしょ。こういうところを、何かフレーズとかメロディーとかで埋めてあげると、変化がつく」
先生がちょっとアドリブで、フレーズの空白を埋めるお手本を示し、Nちゃんもさっそくやってみました。
うん、なんとかできそうじゃない?

Nちゃん、ここ数カ月くらいで 脱皮した?
アレンジ部門「特待生」に昇格だ~ \(^o^)/
来週は小学校の卒業式。
さあ、中学生になっての さらなる昇格が楽しみです。