HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Mちゃん ピアノ伴奏「青い竜」

2017年03月17日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん ( 小6 ) :
少しの間 ピアノを休んでいたんですが、なんとその間にも 卒業式でのピアノ伴奏に立候補し、一人で練習していたとのこと。
今年 小学校を卒業するMちゃん、卒業式で伴奏するのは、合唱曲「青い竜」です。
スピード感と迫力にあふれたドラマチックな曲なので、ピアノ伴奏も難しいです。
先週、初めてMちゃんの弾くのを聞かせてもらって、よく一人でやれたなーと感心しました。
複雑な楽譜を読み取るだけでも大変だと思いますが、一通り楽譜が再現できていたので、弾き方やタッチ、表現方法や旋律の歌わせ方などをレッスンしました。
ペダルもふんだんに使うようにしました。
「今日レッスンしたポイントを念頭において練習してみてね」と言って先週は終わったのですが、昨日、ママからLINEをいただきました。
「一通り弾けるようになったものの不安もあったようですが、先生のアドバイスにより、大分安定してきたように思います」と、録画を送ってくださったのです。
それを見ると、レッスン前とレッスン後で演奏は見違えるように変化していました。
レッスン後 練習を重ねてから撮った録画は、音色が美しくリズムが際立って、小学生とは思えないような躍動感のある演奏になっています。
今日は実際にMちゃんの弾くのを聴きましたが、暗譜も完成し 余裕をもって弾けるまでになっていると思います。
卒業式は 来週の今日!
卒業式前日にあと1回、Mちゃんのレッスンがあるので、その日がリハーサルとなりますね。
来週、最後のレッスンして さらに自信をもって弾けるようにしようね!

Sちゃん 「天使たちの歌声」優雅な音色で♪

2017年03月17日 | ブルクミュラー
Sちゃん(中1):
ブルクミュラー、今日から「天使たちの歌声」ですが、どうもSちゃんにこういった「美しい」タイプの曲は不似合いだ・・・
何を弾いても力いっぱい、元気いっぱいの音になってしまうのが 彼女の常なのです。
とりあえず、自分でやってきたのを弾いてもらいます。
最初の2小節を聴いただけで、もうダメだ。うるさすぎ。
「あのね、これは『天使の』歌声なんだからね。これじゃーダメじゃない?」
先生がSちゃんの音をオーバーに真似してドスドス弾きました。
Sちゃんはそれを聴いて大爆笑。自分の真似なのに。
この音をどうにかして「天使の歌声」にしなきゃ。

「ほら、よーく見て。バーナムをやってきた人なら簡単にできるよ。」
「天使たちの歌声」は、和音の分散と転回の課題なのです。
今まで「バーナム」で、たくさんそういう課題をやってきたんだから、それを応用すれば簡単です。

1.まずは、分散和音がすべて三連符になっているので、その3つの音を、分散ではなく和音として、同時に弾いていく。
2.1フレーズ分、左手 → 右手 → 左手 → 右手と和音の流れをつかみ、音の流れと手の形を記憶する。
3.今 記憶した手のポジションとフォームをそのままくずさないようにして、和音を分散に変える。
4.ペダルをつける。
5.分散和音はひとつのモーションで弾き、最後の音は手首を抜きながらのリリースに気をつける。

この5つの手順で、1フレーズか2フレーズずつ確認しながら進めていきます。
その結果・・・
最初の2小節で「だめだこりゃ」状態だったSちゃんの演奏が、なんと今日のレッスン時間だけで、すばらしく優雅で美しい「天使の歌声」に変貌!
しかも全曲出来上がったのです。
「いいね~!すごい。とても同じ人が弾いたとは思えない」
「\(^o^)/わぁーい やったー♪」
「っていうか、Sちゃんが弾いてるとは信じられない」
「え~(^^;)」
せっかくこんなにきれいにできたんだから、それを忘れないように来週まで復習してきてね、という宿題になりました。

Sちゃんは「楽典」やソルフェージュのレッスンもやっているので、ピアノの後 少しそのレッスンもしました。
練習問題をやってみます。

〔問題〕空白に正しい休符を書きましょう。
「えーと・・・ここは8分休符だから・・・どうやって書くんだっけ。こうかな?」
Sちゃんが書いた8分休符はコレですが



正しい8分休符は こうです。(^^;)