三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

それでも唄え。

2016年07月04日 | 三味線のはなし
私自身はずっと
津軽三味線弾き唄いのスタイルですが、
三味線音楽は基本的には分業です。
唄あるいは語りと三味線は別の人がやるし、
唄の人は三味線を弾かないし、三味線の人は唄わない。
民謡も同じ。

それでも私が弾き唄いをするのは、
単純にどっちも好きだから。
それと、唄があった方がお客さんには聴きやすくなると思うから。

でも、私の唄は自己流なので
民謡の声ではない。
それがイヤな人もあるのは分かっているのだけど、
好きで唄ってるものは止められませぬ。


そんな、分業社会にありながら、
先日、ある常磐津の師匠のお話を聞く機会があり、
そこで、唄も三味線も両方できるようになるべき、とのお話があって
ちょっと新鮮でした。

違うジャンルの三味線なんてアウトオブ眼中だった頃もあったけど、
いろんなものに触れることは自分を豊かにしてくれる。
少しは大人になりました。


そんなわけで、
わたくしは今後も弾き唄いでやっていく所存です。


コメント
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