三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

芸術でなくて十分だ。

2016年07月26日 | 読書
ずっと気になっていたバックナンバー。

アルテス Vol.1 特集【3.11と音楽】
坂本龍一,片山杜秀,吉岡洋,佐々木敦,大石始,石田昌隆,三上敏視,輪島裕介,川崎弘二,毛利嘉孝,谷口文和,山崎春美,長谷川町蔵,三井徹,加藤典洋,岡田暁生,椎名亮輔,高橋悠治,ピーター・バラカン,大友良英,三輪眞弘
アルテスパブリッシング


こういう特集に
学生時代に講義を受けた、かの岡田先生が執筆していることに
何となく驚きつつ
読んでみて共感することにも驚きつつ。

しかし、今日は
吉岡洋「死者のまなざしの中にみずからを置くこと」から。

芸術がたんなる娯楽ではない真剣さを伴っているのは、そのためである。
基本的に娯楽は生者に、芸術は非在の者たちに向けられている。



私は芸術という言葉に抵抗があって、
自分がやっているものが芸術だとも思わないし
目指そうとも思っていない。

だって
今生きている自分のために
そして、今共に生きて聴いてくれる人たちのために
演奏することがすべてだ。

娯楽だって、真剣勝負なのである。



コメント
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