三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

今の若手はレベルが低い。

2016年07月02日 | 三味線のはなし
と、約15年前の雑誌記事でキングオブ津軽の木下伸市さんが喝破しておられました。



かの浅野太鼓さん発行のたいころじい22巻(2002年)です。

2002年頃といえば、
木下さんがジプシーバイオリンのラカトシュと共演した頃。
第二次津軽三味線ブーム全盛期あたりでしょうか。

ブームの裏で全体のレベルが下がっている、
基礎が成ってない、と厳しいご意見を遠慮なく放つところが
木下さんらしくて私は好きだけど、
我が身に突き刺さるお言葉でもあり、
うん、ちゃんと練習しよう、
誤魔化しかたばかり巧くなってはいけない、と
気を引き締めて。

どんなフレーズであっても
どんなに速くても
絶対に勘所が狂わない、
木下さんはそういう演奏ができる人。
そんなの当たり前の事のようで、
三味線弾きでこれが出来てる人は意外と少ないと思います。
もちろん私も全然出来てない。
今度新しくアレンジしている曲は、
ふだんは避けて通るメジャースケールなので
弾きにくいことこの上ない。
でも、完ぺきな演奏を目指します!


コメント
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