三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

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ドレミファソラシドが難しすぎる。

2016年07月17日 | 三味線のはなし
本当に
ドレミファソラシド、って弾くだけ。

そんなことが
三味線ではむちゃくちゃ難しい。

それも、三の糸だけで弾く、となると
左手の超高速かつ正確な移動が必要。

フレットなんて便利なものはないし、
よく使う音でもないし、
ただもう身体で覚えるしかない。

当たり前ですが、
三味線の基本的な音階は
ドレミファソラシドではありません。
そんな動きをすることは想定されていない楽器です。

三味線は意外と棹が長いので
一音の幅、つまり移動距離が結構あるのです。

嗚呼それなのに。
そんな難易度高すぎる技を
一時間のライブのイントロに持ってきてしまうなんて
何考えてんだ私は。

でも
自分がかっこよく弾けるところを見せたいんじゃなくて、
聴きに来てくれた人たちが楽しんでくれることだけを願って組んだプログラムだから。

私が越えなければならないハードルなんて
本当に大したことない。


コメント
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