そうなんだ。

外国語で知ったこと。

3周年記念 エッセイ

2014-07-21 13:00:00 | エッセイ
朝の電話で、近所に一人で暮らす母(8?歳)の
元気ない声が気になりました。

母 「心臓が重いのよ」

横になれば落ち着くだろうから来なくてよい。
と先手を打たれたので、とりあえず家事をすませます。
それでも、10時前には念のために様子を見に行きました。

ピンポ~ン ピンポ~ン

呼び出し音が室内より聞こえますが、応答がありません。

ピンポ~ン ピンポ~ン

玄関前から携帯で電話を掛けます。

プルル プルル

呼び出し音が室内より聞こえますが、応答がありません。

私は急いで自宅に合い鍵を取りに戻りました。
この時点で汗ダクダクです。 再び坂道を登り母の家。
心を落ち着かせても、鍵を裏返しにしても、何度やっても
合い鍵だと思っていた鍵が、鍵穴に入らないのです。

どうする? どうする? 私・・・。

窓からの侵入を決断しました。
顔の高さにある半窓が開いていたので、その下に自転車を停め
サドルを踏み台にしてよじ登り、窓から室内に入りました。

私 「お母さん?  お母さん、大丈夫?」

シ~ン・・・。 気配がありません。
心臓が原因で倒れていると心配したのに、応答がないのは
留守だからでした。

ほっとするやら、ガックリするやら・・・。

とりあえず窓から入ったいきさつを、置手紙としました。
鍵がありません。 玄関から帰るにしても、今度は外から
ドアをロックすることができないのです。
方法は二つあります。 再び窓を使うか、母が戻るまで待つか。
入る図以上に出る図の方が不自然とは思いつつも
半窓から身を乗り出し、自転車のサドルに足をのせて
外へ出ました。
 
身軽とは言えない一連の動きを見て、不審というより
事情があると思われたのでしょう。 
通報されずに済んだのは、不幸中の幸いでした。

その後、近所のスーパーで母を見つけます。
心臓の薬を飲んで横になったら良くなったので、買い物に出た
とのことです。

母 「それは、心配かけちゃったわね」

一緒に母の家に戻ると、合い鍵を渡されました。
不用心だとわかったので、今後は窓も戸締りをして
買い物に出るそうです。

    

            ーおわりー


うっかりしていましたが、7月18日はブログを始めて
3周年の記念すべき日でした。
晩に5年日記帳を開いて気が付いたのです。 そこで
18日に起こった出来事を記念エッセイにしました。
本日 “そうなんだ 外国語” はお休みです。

18日の時点で、延べ12万8000回の閲覧と
延べ6万6900人の方の訪問を頂きました。
お会いしたことのない皆さま、 読者に登録して下さった方
友人の皆さん、ありがとうございます!

4年目も文章上達に向けて精進致します。




コメント (8)
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