そうなんだ。

外国語で知ったこと。

のり   英語

2011-09-07 13:00:00 | クリーニング店
私の勤めるクリーニング店には、外国人のお客様も
来店します。 皆さん、日本語を使います。

先日、
黒人男性がオープンシャツをカウンターに置いて、
「これ、んー、スターチ、日本語なんだっけ」

???

単語が出てこないようで、シャツを触ったり、
指をこすり合わせたりして、私を見ます。

スターチ。

食材のコーンスターチが頭に浮かび、
「・・・“のり”ですか?」

彼はうれしそうに、
「そうそう、ノリ付けて下さい。」

帰宅後、念のため英和辞書を開きました。

[starch」(スターチ)・・・洗濯用のり


よかったぁー。
「でんぷんですか?」
なんて言わなくて・・・。
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葦   フランス語

2011-09-06 13:00:00 | 語学

大学では「パスカル研究」のゼミにいました。
フランス人のパスカルは数学者、物理学者、哲学者
の顔を持ちます。
主に哲学者としての彼について勉強をしました。

有名な言葉に
「クレオパトラの鼻が・・・」
「人間は考える葦である。」
があります。

「L'homme est un roseau pensant」
(ローム エタン ロゾー パンサン)
・・・人間は考える葦である

「homme」(オーム)・・・人間・男性
「roseau」(ロゾー)・・・葦
「pensant」(パンサン)・・・考える能力のある

原文(訳)では
「人間は自然の中で最も弱い葦に過ぎない。しかし、
それは考える葦である。」
となり、正確には“人間”を“それ”で受けて
「C'est un roseau pensant」
(セタン ロゾー パンサン)
という文で書かれています。

今更ですが、インターネットで検索すると、
“わたくし流”の解釈も色々ありました。


参考になります。
便利な世の中になりました。



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台風   古語

2011-09-05 13:00:00 | 語学
「野分のまたの日こそいみじうあはれにをかしけれ」
清少納言著 『枕草子』200段。

野分・・・台風
いみじ・・・なみなみではない
あはれ・・・しみじみとした情緒をあらわす
をかし・・・風情がある
   (明治書院 詳解古語辞典参照)


“台風の翌日はとてもしみじみとした風情がある。”

と,なりますか。


野分と言えば、思い浮かびます。
『源氏物語』、といっても漫画の『あさきゆめみし』ですが。
激しい野分の日、六条院の庭で夕霧が、紫の上の姿を
垣間見てしまう場面。
以後、夕霧は彼女の美しさが忘れられなくなります。


野を分けるほどの、強い風という意味から名付けられた
“野分”という言葉は、趣がありますね。

しかし、当時庶民は野分に風情など感じていたのでしょうか。

「あら、あら、あら・・・」程度ならいいですが、
現代の台風観は、単に“災害”でしょう。
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溶ける・溶かす  英語

2011-09-02 13:00:00 | 語学
「A winter fairy is
 melting a snowman ♪ 」
(ア ウィンター フェアリーズ 
 メルティング ア スノウマン ♪ 」

ドコモの宣伝に使われた木村カエラさんの歌。

「fairy」(フェアリー)・・・妖精
「melt」(メルト)・・・溶ける・溶かす
              (心を)やわらげる

この”フェアリー”と”メルティング”の響きが可愛らしくて、
このフレーズを繰り返し歌いました。

ところが、原発事故の後、

「meltdown」(メルトダウン)
・・・炉心溶融(ろしんようゆう)
《放射能漏れを引き起こす》

因みに、
炉心・・・原子炉の中心
溶融・・・個体が熱のために液体となること
            (三省堂国語辞典より)

という恐ろしげな言葉が、ニュースや新聞等で
頻繁に使われるようになっています。


私の中で、(メルト)のカワイイ響きが
ドロドロと溶けています。

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私の   イタリア語

2011-09-01 13:00:00 | 語学
エーゲ海が舞台のアメリカ映画『マンマミーア』。
タイトルはイタリア語です。
背景がとても美しかった。

「Mamma mia!」(マンマミーア)
・・・なんてこと!・大変!

という意味で使われますが、それぞれの単語は

[Mamma」(マンマ)・・・ママ
「mia」(ミーア)・・・私の

ここで、
えっ?(ミーア)が“私の”?
先週、「我が太陽 イタリア語」の(オ ソーレ ミーオ)で
「mio」(ミーオ)が”私の”って、言ってなかった? 
て話ですよねぇ。

「男と女  イタリア語」の続編です。
”私の~”、”~”に入る名詞が男性名詞か女性名詞で
言い方が変わるんです。

太陽(ソーレ)は男性名詞なので”私の”は(ミーオ)。
ママ(マンマ)は女性名詞なので”私の”は(ミーア)。


この使い分けこそ、

マンマミーア!

じゃありません?
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