王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ひとみさん拉致 女工作員 国際手配

2006-11-04 08:23:01 | 政治
女工作員「弟はバイオリニスト」、身柄特定の決め手に(読売新聞) - goo ニュース

ここ2日ほど曽我ひとみさん親子を拉致した犯人として北朝鮮の女工作員キム・ミョンスク(通称)が似顔絵つきで国際手配されたことをマスコミが報じている
これで拉致の主犯として国際手配されたのはシングァンス他4名?になった
彼女も生きていれば70-80歳との事だからあの似顔絵で逮捕される事もあるまい 解説によれば「拉致」が北による組織的な犯罪である事を立証し国際的にも人権問題として訴える あわせて6カ国協議が再開されればその際の日朝二国の接触の際「拉致解決は譲れぬ一点」としてカードを切っておく(要求を出しておく)準備だそうだ

さて今月になって高沢皓司氏の「宿命-よど号亡命者たちの秘密工作」を読んでいる
これについては追って感想文を書きたいが「拉致」と言う点に絞って触れる

北朝鮮の体制から考えると「聖なる革命家族に連なる金日成首領様」のお言葉は絶対であり彼がよど号犯人達に(日本人)花嫁を配すると口にされた事で「よど号に関わる拉致」全てが始まる

曽我ひとみさんも横田めぐみさんも金日成が何かを達成する為に「拉致」が必要であり労働党の政治局で具体化され「日本にいる協力者」に調査や準備や補助工作が指示される
その網のうえに乗って拉致主犯が実行行為を指揮したに過ぎない

金日成亡き後は金正日が権力を世襲している 何しろ聖なる革命家族であるから そしてその権力は絶大である 彼をして父にして偉大な革命家の言葉を改めさせる事は自らの権力基盤を否定する事である 従って金正日に「拉致者を皆日本に返せ」と言わせるには想像を絶する大変な締め付けが必要である

仮に6カ国協議で核の廃棄の問題が話されようと日本は「拉致」の解決を見なければ制裁を緩める事は無い とでも決めておかないと一筋縄では解決しないであろう

人金物の動きをとめる 日本人で「拉致問題」に関心のある人はパチンコ屋に行くのを止める パチンコ屋の3割ほどが潰れるようになれば金王朝の幹部も「拉致解決」に本気で取り組むであろう
北朝鮮籍の人の往来を止めた今、公明党主導による韓国人往来の短期ノーヴィザは拙い手であった しっかりパスポート管理をして欲しい その他北の覚せい剤阻止、偽ドル摘発は当然であろう 日本というより一般の日本人が総力を上げて「拉致解決」に取り組まないと簡単には北は音を上げなかろう


読売新聞:
北朝鮮による曽我ひとみさん(47)と母ミヨシさん(拉致当時46歳)拉致事件で、国外移送目的略取などの疑いで国際手配された北朝鮮の女工作員、通称「キム・ミョンスク」容疑者が、1977年11月に拉致された横田めぐみさん(拉致当時13歳)の監視役も数か月間担っていたことがわかった。
 また、キム容疑者の弟は、国際コンクールで入賞したバイオリニストだったことも判明。これが警察当局がキム容疑者を特定する手がかりになった。

 警察当局の調べや関係者の話によると、曽我さん母子は78年8月12日、新潟県佐渡市(旧真野町)で拉致された後、ひとみさんだけが平壌郊外の「招待所」と呼ばれる施設に連れて行かれ、キム容疑者が約4か月間、食事の世話などをした
引用終わり
写真はキム・ミョンスク
コメント (10)
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