王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

仕掛人・藤枝梅安

2006-11-05 09:01:05 | 生活(地域)
昨日夜 フジテレビで仕掛人・藤枝梅安を見た ちらとTV番組は見ていたが緒方拳さんの梅安の再放送か何かと頭から思い込んでいたらどうしてどうして

どうやらこの番組のために新たなキャスチングをした様で仕掛人梅安が岸谷五朗で緒方拳の梅安のイメージを見事に押しのけた、その仕掛人仲間の房次郎が小日向文世(こひなたふみよと読む)房次郎はもう少し細めのきびきびした感じが良いかと思ったが梅安と表の顔でのやり取りに真実味があってむしろこんな感じで裏の稼業が凄いのも良いと思えてきた
そして梅安の情婦で料亭井筒の中居おもんが高岡早紀 綺麗だけど若さで売る時期は終わったのだから梅安との逢瀬で「おっぱいぽろり」のサービス位して欲しかったが今回もその手の趣向は無かった 爺の好みは映画向きの演出かも

さて大筋は音羽の元締め(これが藤田まことという大物を起用)から7000石の旗本で将軍側用人で権勢を笠に非行横暴を繰り返す阿部長門守親子の仕掛(暗殺)を頼まれる これに浪人小杉十五郎(原田龍二)が絡む 彼は阿部親子にだまされ打ち首にされた浪人の娘で今は労咳病みの女郎に3両で敵討ちを依頼されたという訳

いろいろ難しい状況を乗り越え見事に仕掛を果たす 仕掛は二重の依頼が有った所が怖い所だがここは書かない 
阿部長門の守が石橋蓮司、出入りの商人が本田博太郎という贅沢な布陣であった

幾つかの感想
-梅安は町の鍼灸師の筈なのにやたら十徳(というのか)金持ちの医者か茶坊主が着る衣装を身に着けている所に違和感があった あれは仕掛け用の金持ちに見せる為の装束では無かったっけ?!
-炭屋の小僧に自分の子供時代を重ね心が動くのは藤枝宿を通り過ぎた時の話から持ってきた話題だよね そういえば女郎の話も別口のはず まあサービス過剰かな
-テレビのセットなのに出てくる建物の造作が良く出来ていたね
-梅安が針を研いでいた 5寸(15センチ)はありそう あれで延髄をズブリと刺されたら一ころだよね
-風呂吹き大根、湯豆腐、寝深汁なんかも出てきた さすが池波正太郎さんの原作を生かしている!
-たった一巻2時間と言ってもCMが有るから一時間半ほどであの配役 分かっていて見てしまった またやってください 

コメント (4)
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