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「参院本会議ではネクタイ着用を」- -西岡議運委員長

2007-08-10 06:54:41 | 政治
「参院本会議ではネクタイ着用を」=クールビズに異論-議運委員長 (時事通信) - goo ニュース

ひゃー出ました。この度の参院選挙の結果、新しい議運委員長になった民主党西岡氏が「本会議場・委員会ではネクタイ着用を義務化したい」と発言したそうだ。

その心は「制服を着て国会見学をする子供がいるのに、議員がリラックスした格好では---」と説明したらしいが本音はなんであろうか?
国会議員としての品格であろうか?
そういえば「政治と金の問題」を指摘される大臣が続出し、選挙後直ちに違反を口にしたり、関係者が逮捕された現役議員が出ている。

しかし、夏のノーネクタイ(俗にクールビズ)は「省エネの一環として夏場の冷房温度を上げその代わりネクタイは着用の必要なし」が主旨ではなかったのか?
まあ国会議員を始め、おじさん達がノーネクタイというと白いワイシャツからネクタイを外すだけだから様にならないのは良く判るがそれでも当人達は幾分か涼しい。本当は洒落た開襟シャツが出て、それを自然に着られると良いのだが。
自民党の中川政調会長が白い開襟シャツを着ている姿をTVで見る。涼しげだが背広の外に大きく広がり格好は良くない。沖縄のかりゆしも背広との組み合わせを考えるともう少し工夫がいるかも? 
フィリピンやベトナムの人で半そでの開襟シャツを格好よく着こなす役人や警察官を見る。本場と真似の違いであろうか?
まあそれはそれとして置く。

もし西岡氏(TVでは小沢氏の考えでないかとも)が品位に欠ける人物が多いからせめて形だけでもと思う気持ちは汲んで差し上げるが、国会の本意は「大いに民意に基づき議論を深め必要な法制をする」ところである。見学の子供さんに気を使う必要は無い。
早速TVでは「本場のイギリス議会では」とお説を賜るゲストがいた。
かの国と日本の高温多湿の日本とは気候風土が違う。あちらでは未だに「ガウンを纏ったりかつらを付けたり」それはそれであちらの事情であろう。国王の命令で税金が集まり難くなり、代理人を指名し住民を説得する。そんな事から始まった議会と明治この方、それを真似てできた議会とは似ていて非なのである。

まあ各党も余り乗り気でないような感じが救いだが。
西岡委員長! ネクタイを締めなおすより「もっと洒落たシャツ姿と背広の取り合わせ」でも研究した方が良くありませんか? あるいはフンドシを閉めなおすとか
いやそんな時間より参議院の円滑な運営こそ本旨でありませんか。 すでに脱線ですよ。


時事通信:
西岡武夫参院議院運営委員長は9日午前の理事会で、「次の国会からクールビズの申し合わせを廃棄し、本会議場、委員会室での議案審議に際してはネクタイ着用を義務化したい」と提案した。10日の同委理事会で改めて協議するが、突然の提案に各党は困惑しており、実現するかは不透明だ。

 西岡氏は提案理由について「制服を着用して国会見学する子どもがいるのに、議員がリラックスした格好をしているのはいかがなものか」と説明した。各党は「(国会内の)冷房を弱くしている中でネクタイ着用を義務付けるのはどうか」(自民党)、「参院の慣例にかかわる」(民主党)、「まとまるかどうか分からない」(公明党)と難色を示した。 (引用終わり)
写真:ネクタイの似合う西岡氏
コメント (8)
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