王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

日経平均 1万5千300円割れ

2007-08-18 07:28:38 | 経済
日経平均1万5273円、1年ぶりに1万5300円割る(読売新聞) - goo ニュース

15日から昨日17日までの3日間、あまりの暑さに脳味噌が煮えてしまい何も考えない日を送っていました。

なんとその間に米国のサブプライムローン(住宅融資)問題に端を発して東京の株式市場で日経平均は17日、前日より874円安の1万5273円をつけました。
3日連続では1500円を越える下げ幅となったそうです

この背景には円買いドル売りの為、円が一時111円台にまで急進した事もあるとの事。

FRB(米連邦準備制度理事会)は17日午前(日本時間同日夜)公定歩合を0.5%の緊急利下げを発表。
欧米で株価の反発が起きているとの事。
今週の市場は取引終了ですから、週明け20日これらの状況を踏まえ東京がどう反応するかが注目される所です。

ところでこの様な事が起きたので日銀は8月の金利値上げを見送るようです。爺の様な素人から見れば日本の公定歩合は機会を見て米国と合理的な差にまで詰めないと不自然な円安が是正されないと思うのです。

マスコミはこぞって今回の円高で自動車、電機、鉄鋼等の輸出関連企業の業績悪化を懸念します。でもそれは一面で輸入もあるのですから、石油、穀物、原材料の輸入価格は間違いなく下がるのであってそれとの差し引きを考えるのが大人の報道でしょう。

貿易収支、一声10兆円/年間の黒字は政府がドルを買い上げ米国債を買うので日本の庶民の懐を素通り。日本の資材が使われ儲けはわが身に還らないから国内が豊かにならない(デフレの潜在的原因)
「景気が良くなればとか経済成長が2%になれば」とかを前提に国策を立てても絵になっていないのだよ。
60数年前「今度の海戦で敵の主力部隊を撃滅すると4年間言い続けて自分が全滅した日本海軍と同じである」
この辺りの事は時間があれば1月15日のエントリー「日銀利上げをけん制 大田経済相」を読んでください。

さて週明け市場がどう反応するか? 見ものである。


読売新聞:
 米国の低所得者向け住宅融資(サブプライムローン)問題に端を発した株式・金融市場の動揺は17日も続いた。

 東京株式市場の日経平均株価(225種)は、外国為替市場で一時、円が1ドル=111円台まで急騰したことを背景に、前日より874円81銭も下落、3日連続で今年の安値を更新して取引を終えた。

 一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は17日午前(日本時間同日夜)に緊急利下げを発表、これを受けて欧米株は反発している。

 日経平均の下げ幅は、米国で情報技術(IT)関連株の急落をきっかけに起きた2000年4月17日(1426円4銭安)の下落以来、7年4か月ぶりの大きさ。終値は1万5273円68銭と、昨年8月7日以来の1万5300円割れとなった。東証株価指数(TOPIX)も前日比87・07ポイント低い1480・39で、昨年7月19日以来の1500割れとなった。(引用終わり)
写真:ロイター
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