王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

空母? 新護衛艦「ひゅうが」進水

2007-08-24 06:01:16 | 社会
空母型?新護衛艦が進水=1万トン超、ヘリ3機同時発着 (時事通信) - goo ニュース

昨日夜と今朝の主なニュースは「佐賀北高の優勝に沸く地元」や「巡査部長のストーカー殺人」に力点が置かれ、護衛艦の進水式など余り関心が持たれていません

しかしこの護衛艦(DDHなーんて呼んでいますが)写真を良く見ると小型航空母艦なのですよ。甲板は全通式と呼ぶらしく「艦首から艦尾まで一枚甲板です」甲板中央右舷には艦橋があり、甲板の前後には大型エレベーターが見えました。
ヘリコプターは格納庫8機、甲板3機の11機搭載可能で、そのヘリを3機同時離発艦させられるそうです

名前は兎も角その実態は「ヘリコプター空母」ですよ
11機ものヘリを載せて何をするのかと考えれば、目下の所は有事の際「某西の大国の原子力潜水艦」を太平洋に出さない事位しか爺の頭に思い浮かびません。

武力による紛争解決を否定してますから、北の収容所に挺身降下「拉致日本人の救出」とか「敵司令部要員の殺傷」なんて出来ませんよね。

2009年3月就役の予定だそうです。
それまでに「日本領海を某国原潜に侵犯されたらどうするのか?」「それは日本の決断で発動できるのか?」幾つか当たり前の事を決めておかねばなりません。

艦名は「ひゅうが」だそうです。東国原知事にあやかった訳ではないようです。
帝国海軍では旧国名をつけた艦は戦艦です。旧式戦艦の後ろ半部を改装して航空戦艦となった日向(ひゅうが)にあやかり名を受け継いだそうです。
戦前の日向改装は成功例ではなかったと思うのですけれど

初代空母の鳳祥とか小型空母の龍驤の名を受け継いだ方が相応しい気がします。
それよりも真実を伝えるなら「戦後初の軽空母」でありその運用については国民的関心を呼ぶ事が大切であり、それが「敵国?を刺激して拙い」のであれば洒落た名前で意図を伝えるのも防衛策の一つと思った次第。

大事な事は1000億円も掛けてハードウエアーを立派にする事でなく、今あるものでも有事に即応できる体制を整備する事です。
一週間ほど前にも「東シナ海油田騒動」では自衛隊は何も出来ないとの記事があった。何でも武力衝突は困るが、領海付近での利権の衝突に(武力を使わないなら)
どうする事が良いのか。国策を練り国民の合意を得ておく事は国防の一歩である。
軍事はシビリアンコントロールが原則なのだから(今月中は)小池大臣、守屋次官確りお願いしますよ。

時事通信:
防衛省が導入する新型ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」(基準排水量13、500トン)の命名・進水式が23日、横浜市のIHIマリンユナイテッド横浜工場で行われた。

 日本で初めての1万トンを超える護衛艦で、艦首から艦尾まで甲板がつながる「全通甲板」スタイル。戦闘機の発着はできないが、空母に似た形状に「将来、保有するのではないか」との声も聞こえてきそうだ。

 ひゅうがは全長197メートル、最大幅33メートルで、建造費は約1000億円。海上自衛隊が現在保有するヘリ搭載護衛艦「はるな」の後継として、2009年3月に就役予定だ。

 哨戒ヘリ3機が同時に発着艦でき、陸上、航空自衛隊や海上保安庁などのヘリ受け入れのため、ほかに1機の発着スポットを持つ。(引用終わり)
写真:ひゅうが進水式
コメント (16)
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