王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

朝青龍 帰国決定

2007-08-29 08:24:09 | スポーツ
飲んだらクビだ朝青龍 親方連係監視(スポーツニッポン) - goo ニュース

昨日昼前後「朝青龍の帰国問題」で臨時理事会が開かれ、そこで結論が出る。と言う事で若いキャスターが国技館か協会の前で待機している場面がTVで流れている。
ついで「朝青龍が何で帰国したいか」を解説していた。
既に引退した旭鷲山がモンゴルで新進ビジネスマンとして大成功をしているそうだ。朝青龍はそれに習い様々なビジネスをやっているらしい。勿論横綱の兼業は禁止されているから実務は親類・縁者に任せている。新規ビジネスの展開や契約の問題が有り、しばしばモンゴルに帰国せざるを得ないらしい。この辺りに余り語られない「親方に無断帰国」なんて事情がありそうだ。

今回の事の発端は「左肘の故障と腰椎突起の疲労骨折の治療」という事で休業しその期間予定されていた巡業に参加しない事が決まった。ところがモンゴルに帰国していてサッカーに興じている場面を映像に撮られてしまった。
爺も見ましたが、あの巨体で素早く走るし、ヘッディングシュートと着地の時の体の柔らかさはさすが横綱と目を見張りました。と同時にこれが肘と腰の悪い人が出来る動作なのかという事も感じました。

案の定、協会側に召還され、成田空港をふて腐れた顔で歩いてくる場面はしばしば流れています。高砂親方ともども北の海理事長に頭を下げましたが、謹慎処分になったのは衆知の通りです。

世間も爺も「朝青龍が勝手な事してすみません」と一言、反省の弁を述べるかとおもっていました。
その内、どうやら引きこもりみたい、終日自宅から出ない(謹慎中ですから本来はそれが当たり前なのですが)ので取り巻きの?或いは贔屓の医者から「精神病らしいのでモンゴルに帰したほうが良い」との声が出て、そいつは包茎手術の医者だろうーーなんて反論もあり、ついには主治医高木医師と相撲診療所の医師吉田医師とで「解離性障害」と診断され治療には帰国がベストとの話が一人歩きしていました。

でも医師が行っても「あーとかうーとか」しか言わない人にどうして帰国がベストなのでしょうね? 
別の情報では「奥さんは米国に逃げ出している」そうで「お子さん二人も小さいので連れて行っているのでしょう?」
当人が「あー国に帰りたいとか母ちゃんに会いたい」だけしか言わなければ他人が見ても判りますがね。
そもそも「マッチベター」「ベター」「グッド」な方法と並べ評価をしなければ「ベスト」かどうかは誰にも判らないと思うのです。

0時20分頃場面が国技館からのライブになり伊勢の海理事が理事会の決定を述べました。
「朝青龍の帰国を承認する」全会一致の決定だそうで、あとは高砂親方が仕切る事に成ったようです。同席の高砂親方は「帰国の時期」を記者から聞かれ「今決まった事だからこれからーー」と答えていましたが、既に情報が流れていた様に29日即ち今日のモンゴル便で帰国のようです。
つまり臨時理事会は形式で「初めに帰国のシナリオありき」で、その為朝青龍が自宅を出て都内病院での診察、続いて親方の謝罪発言と理事会に向け進んでいた訳です。

長い事一人横綱で協会は散々我が侭勝手に朝青龍を扱ってきました。偽とは言わないが医師の診断書があれば休場、親方に無断での帰国、家庭内の不和、目に余る副業、最近では脱税の話も。 どれ一つ協会や親方が親身になって厳重な警告を与えていたと思えません。

爺は朝青龍が「そんなに協会が小うるさい事言うなら八百長相撲の内幕を全部はなしちゃおーかなー なんていっちゃて」と呟いたのでないかと思っています。

これまで阪神淡路地震や近くは新潟沖地震などで突然近親者を亡くしたり家財一切を失った方々が大勢います。それでさえ辛い経験を耐え立ち直っていらっしゃる方がほとんどであるのに謹慎2-3日後に精神を病むのか疑問です。
まあ今回は朝青龍が「協会だまし」の新手でまづ一勝です。

次回は協会側は朝青龍がモンゴルで「勇み足(公の場に出る、酒や女の話がでる)」するのを待っています。
高砂親方始め日本の利害関係者がどこまで朝青龍を止められるでしょうか?

間もなく日本相撲協会のやることが「国技に相応しいのかそうではなく伝統に則った興行」なのか見えてきそうです。
来月9日は秋場所だそうです。朝青龍は帰ってきますかね?


スポーツニッポン:
飲み屋に行ったら即引退だ!日本相撲協会は28日、緊急理事会を開き、横綱・朝青龍(26=高砂部屋)のモンゴル帰国を承認した。決定を受け、精神不安定で「解離性障害」と診断されている朝青龍は高砂親方(51=元大関・朝潮)同伴で、29日に帰国することになったが、高砂部屋は現地でも24時間態勢で横綱の動向に目を光らせる方針。協会側は、治療以外の目的で繁華街などに出没した場合は、解雇も辞さない強硬姿勢を打ち出した。

 晴れてモンゴル帰国がかなった朝青龍だが、もちろん自由に行動できるわけではなかった。あくまで謹慎処分中の身で、治療が第一目的。帰国を了承するにあたり、北の湖理事長(元横綱)が突きつけた条件は厳しかった。「治療以外の目的で公の場に出ることは許されない」「(行くのが)繁華街だったら認められない」。つまり、帰国してつい気が大きくなり、飲みに行くなどもってのほか。それを破った場合は「処罰はそれなりのものを考えなければならない。それは師匠が全責任を負うことになっている」と断言した。

 朝青龍が重大な過ちを犯せば解雇は必至。師匠の高砂親方も、協会から処罰を受ける。高砂親方は約1時間の緊急理事会後に伊勢ノ海親方(元関脇・藤の川)と会見に臨み、「これからのことは師匠の私が全責任を負ってやります」と悲壮な決意を口にした。

 高砂親方は29日に朝青龍、横綱を往診した本田昌毅医師とともにモンゴルに向かい、現地には数日間滞在。治療態勢を確認してから帰国する。一方、朝青龍は最長で9月いっぱいモンゴルにとどまる予定で、師匠不在の間にハメを外さないとも限らない。そこで導き出した結論が、部屋ぐるみの24時間の監視態勢だった。

 所属力士らは秋場所(9月9日初日、両国国技館)を目前に控えているため、横綱に帯同するのは不可能。5人の部屋付き親方のうち、高齢の2人を除く若松(元幕内・朝乃若)、若藤(元幕内・朝乃翔)、闘牙(元小結・闘牙)の3人がモンゴル行きの候補だ。友綱親方(元関脇・魁輝)も「ただモンゴルに置いてくるだけでなく、私生活を見る人がいないと駄目。師匠が全部見るのは無理。交代で行くのも考えのひとつ」と指摘した。

 1日に厳罰を言い渡され、22日間も自宅に閉じこもっていた朝青龍は、謝罪会見も開かないまま帰国の途に就く。帰国が決まったこの日は滞在していた都内のホテルを出て、後援会関係者と話し合ったものと見られる。“仮病疑惑”発覚から1カ月、高砂親方の指導力不足や相撲協会の危機管理能力不足から大きくなった騒動は、帰国容認で一応は事態収拾をみた。だが、謹慎処分中の横綱が母国でひとつ間違えば、力士生命が危うくなる状況に変わりはない。

 ▼モンゴル繁華街事情 社会主義時代のウランバートルにはいわゆる繁華街はなかったが、市場主義経済が導入されて以降はレストランやパブ、バーなどが市内に増え、小規模ながら繁華街が存在している。また、朝青龍が治療に行くとされるホジルトはウランバートルから西に400キロほどのところにあり、モンゴルでは有名な温泉街になっている。ただし、規模は日本の温泉街ほど大きくなく、歓楽街のようなものはない。(引用終わり)
コメント (2)
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