王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

安倍改造内閣が発足

2007-08-28 06:08:00 | 政治
安倍改造内閣が正式発足 派閥均衡、ベテラン議員配置(共同通信) - goo ニュース

昨日はばたばたしていて夕方5時のTVニュースを見られませんでした。帰宅すると老妻が「舛添さんが厚労相よ」なんて知っていましたよ。画面は彼が黄色い開襟シャツを着て「総理を批判したものがーー」なんて入閣前の様子を流していました。
7時のNHKニュースで与謝野官房長官が閣僚名簿を読み上げる所から各大臣が内閣府に出向くところ等全部見ましたよ。

爺の印象ですが、安倍商店が国民に勧めたカーテンの色が気に入られず返品されました。普通の商店ならカーテンそのものを替えて新しい色の物を納品するはずです。
ところが安倍商店は当初のカーテン地を代えずかなり大き目のパッチワーク(切り貼り細工)で再び納品してきました。 そんな感じです。

政治評論家が1:経済成長の持続2:地方の疲弊3:財政の健全化4:生活の格差5:年金問題等など
長短期の問題を指摘しています。

国の収入が50兆円/年の時、支出が80兆円/年を未だに解決できません。
その差額30兆円の大半は借り換え国債18兆円と税収不足を補う為の新規国債の発行です。
既にこんな事を1970年代半ばから繰り返しその付けは834兆円もの国の債務残高となり国の先行きを怪しくしています。

収入が一定ならどこかに余分に金をばら撒けば他の何処かを削らなければいけません。それが出来ないので増税(消費税率のアップも含め)含みであったり、改革を見直す声が漏れ聞こえます。
民力(特に個人消費)がここまで落ちているのに持続的経済成長(2%程度?)なんて可能でしょうか? 国策の前提がここ10年以上達成出来ない事を唱えているのです(何度も書きますが帝国海軍の次の会戦では敵の空母を殲滅して--と言っている間に自滅したのに似ています)
さて当面の年金問題も「消えた5000万件のデーター」の処理は当然ですが、人口が減る事がはっきりした今、次世代が支払い年金を負担する現行の方式はもはや破綻しています。もし舛添氏が有能ならここまで切り込むべきでしょう

「政治と金の問題」とか「高級官僚の天下り」の解決は当然ですね。
米国との関係も「従属や追随」から適当な距離を置ける関係へ方向転換出来るでしょうかね?
11月の「テロ特措法」の延長とその為に民主党との話し合いもどうなるでしょうかね?

60年続いた制度を根底から見直さないと国民生活の安定はありえません。
「戦後レジームからの脱却」とはそういうことでしょう。
この内閣のやることから目が離せません。

追伸:夕刻に集まるのが判っているのにモーニング姿とはどうなんでしょう?
この服装の中にホワイトタイとかタキシード姿がいても良いと思うのです

共同通信:
ベテランを幅広く配置した安倍改造内閣が27日夜、正式に発足した。安倍首相は、外相に町村信孝前外相、防衛相に高村正彦元外相を処遇するなど派閥会長クラスを幅広く並べる重厚な布陣を敷いた。挙党態勢を組み、弱体化した政権の立て直しを図りたい考えだ。地方・都市格差是正担当相を新設し、総務相との兼務で増田寛也・前岩手県知事を起用。年金記録不備問題を抱える厚労相には舛添要一参院政審会長を抜てきした。(引用終わり)
コメント (6)
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