王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

黒川紀章氏 死去

2007-10-13 08:23:57 | 社会
黒川紀章氏死去=建築家、世界中で作品手掛ける (時事通信) - goo ニュース

黒川紀章氏(73歳)が急逝されたそうです。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
爺の様な市井の人間と黒川氏の様な有名人とは当然ながら何の接点もありません。

若くして建築家として国の内外に名を馳せその昔女優の若尾文子さんを嫁さんに貰ったよなー程度の認識でした。

突然今年になって東京都知事選の候補者として立候補し世間を騒がせました。もちろん爺も何でーと訝りましたよ。 もちろん結果は惨敗。

金は200億円位あるとどこかで言ったそうで「金のある人が自分の金を使ってくれれば周辺は潤う」と喜んでいました。
そこでやめておけばお笑いでしたが、夏には参議院議員選挙に共生新党を立ち上げ奥様の若尾文子さんも巻き込んでの立候補となりました。
これもご存知惨敗です。
爺に言わせれば「功なり名を遂げたお方」なのですから悠々自適の生活良し、どうしても政治に興味があれば野にいても出来る事はあります。
200億円もあれば「日本国の50年後をシュミレーション」する様なシンクタンク(研究所)を作ったり黒川政治塾を立ち上げ有為の若者に政治教育を施し黒川氏の理想或いはその一部)を市政、都政の場で実現させる等‥

表現は適切でないかもしれませんが、黒川氏の体がもう長く持たない事を感知して、老木に花が咲いたり実がなったりする様に狂い咲きをして最後を迎えた様にも見えます。
最後は奥様に「至らぬ妻で」と語りかけられると「そんな事、そんな事(ない)」と返事されたそうで一寸うるうるする話ですね。
少し若い気がしますが、ご本人はやりたい事の全てをやったのですから満足かも知れません。
合掌

時事通信:写真とも
「国立民族学博物館」など国内外の有名建築物を設計した建築家で、文化功労者の黒川紀章(くろかわ・きしょう)氏が12日午前8時46分、心不全のため、東京都内の病院で死去した。73歳だった。葬儀は密葬で行う。喪主は妻で女優の若尾文子(わかお・あやこ、本名黒川文子)さん。

 名古屋市出身。京大卒業後、東大大学院に進み、世界的建築家の故丹下健三氏に師事した。1962年に建築都市設計事務所を開設し、建築家としての本格的なキャリアをスタート。建築にも新陳代謝が必要だとする「メタボリズム」を提唱したほか、「共生の思想」を掲げ、歴史と未来、異質な文化の衝突や融合が生む新たな建築文化の創造を主張した。国内の代表作に「国立文楽劇場」「ソニータワー」「中銀カプセルタワービル」「国立新美術館」などがある。既成概念にとらわれない自由な発想は海外でも高く評価され、20カ国以上が設計を依頼。カザフスタンや中国鄭州の新都市計画、マレーシアのクアラルンプール新国際空港など、大掛かりな国家プロジェクトにも参画した。このほか、「ゴッホ美術館新館」(オランダ・アムステルダム)などを手掛けた。

 歯に衣(きぬ)着せぬユニークな言動でも知られ、テレビのワイドショーのコメンテーターなどとしても活躍した。また「共生新党」を立ち上げ、今年4月の東京都知事選に立候補したが落選。7月の参院選にも出馬したが、再び落選するなど、近年は本業以外の活動が話題になることが多かった。(引用終わり)
コメント (2)
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伊勢の「赤福」 製造日を偽装

2007-10-13 05:20:44 | 社会
「赤福」製造日を偽装 30年以上システム化 農水省是正指示(産経新聞) - goo ニュース

20年ほど前、爺はサラリーマン現役で名古屋に赴任していました。又客先が伊勢にも有りましたからTVに写った本店の様子も商品の「赤福もち」の事も知っています。自宅への土産に良く買って帰ったものです。
良く売れるせいでしょうか、お福ちゃん?とか言う類似商品まであった様な気がします。キオスクでよく確かめないで買うと「赤福」でなく「お福ちゃん」なんて事が一度ならずありました。外見も似ているのです。

さて報道では「赤福」が30年以上も前から「製造日を偽造」していたとの話ですが、いまいち内容が良く分かりません。

1:ある日工場で作って出荷出来なかった「赤福もち」を冷蔵保存したのか?
2:その工場から配送トラックで出荷して納品されなかった「赤福もち」を持ち戻り冷蔵保存したのか?
3:駅のキオスクや販売店で売れ残った前日の「赤福もち」を納品の際、持ち帰り冷蔵保存した? この場合は持ち戻り牛乳の再利用に近いですね?
4:1-3が全てミックスされて行われていた?
爺には良く分かりません。
「赤福もち」の包装紙のどこかには「生もの」だからなるべく早く食べるようにと注意書きがあった気がする。出荷元で再包装していては注意書きも白々しい。

この暑い夏の間、食中毒が出なかったのは不幸中の幸いでした。
先の「白い恋人」の時に老妻と話したのですが「その日売れる位の量を作り、売り切れたら御免なさい」売れ残りそうなら「タイムサービス」「半額セール」が生ものを扱う商人の正道だよと。
買いに来た顧客全てに売ろうと思うから天気や曜日により過不足が出る。多めに作る。売れ残る。賞味期限をごまかす。お決まりの転落パターンである。

爺の仕事場の近くの売れるケーキ屋、豆腐屋や惣菜屋はその日の仕込み分が売れたらそれでお仕舞い。又明日のご来店をお待ちしますだよ。

近時急速に進んだ冷凍保存技術に頼り伝統ある老舗が経営を間違えた。
戦線収縮して今日作ったもちは今日売りきる位の商売に切り替えれば生き残る道が開けるかもしれない。


産経新聞:
伊勢土産の定番として親しまれている赤福もちの製造元「赤福」(三重県伊勢市)が30年以上にわたり、消費期限や製造年月日を偽って表示、販売していたことが12日わかった。農林水産省は同日、日本農林規格(JAS)法に違反しているとして、濱田典保社長らを名古屋市の東海農政局に呼び、すべての商品について不適正な表示を適正表示に是正した上、原因究明や再発防止策を実施するよう指示した。これを受けて、駅の売店や百貨店の店頭から、赤福もちを一斉撤去する動きが広がった。

 農水省によると、同社では、製造後、包装の済んだ商品の一部や配送トラックに残った商品を工場に引き揚げて冷凍。必要に応じて加熱・解凍を行って再出荷日を製造日とし、消費期限もずらしていた。


 製造日は最大約1週間延ばし、3年間に総出荷量の約2割にあたる約600万箱を出荷していた。同社では、この手法を「まき直し」と称し、昭和48年からシステム化して行っていた。(以下省略)
コメント (2)
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