時津風親方の解雇、相撲協会が決定…兄弟子処分は保留(読売新聞) - goo ニュース
昨日夕刻のTVニュースを見ていると、相撲協会が北の海理事長の口から「時津風親方の解雇」と協会役員の自主的減俸を発表していました。

時津風親方の解雇は「時太山」の急死に関連して「協会の名誉と信用を傷つけた」事が問われた。兄弟子たちは警察の捜査の進展を見てとの事。
一部報道で「地位保全の訴訟も」と言われていた時津風親方も処分決定後は「決定を真摯に受け止める」と言い故人の冥福を祈り近親に詫びていた。

ところで発表後の記者の質問に理事長は「退職金は払わない」と答えた。協会の規定では「除名は退職金が払われぬが解雇は払う」となっているので「何故そこまで親方に強行なのであろうか?」原則払うけれども「支払いの可否は警察の捜査を見て」とすれば「先のストーカー警官の女性射殺に対する退職金支給に対する批判」と同様な批判派避けられるであろうに。
ともあれふんどし一丁で業界を追い出してそれで済むのであろうか? 時津風の名跡は? 協会預かりであろうか? 興味は尽きない。

一方で「いじめやしごきによる事故再発防止」に関しては「各部屋に任せてある」として具体的取組を示さなかった。
親方解雇か?との話が流れた時のエントリーで爺が書いた様に「協会は部屋持ち親方による緩やかな連合体で協会は部屋の個別の事情には立ち入れない」とする徳川の幕藩体制を思わせる。但し協会の役員は協会の意向が働くから「協会の規定は適用される」しかしその規則よりも「監督官庁のお上や世間の事情が優先する事があり理事会の意向で甘くも辛くもなる」という融通無碍というか弾力的と言うか見方により旧態依然の運営形態なのであろう。

理事長か三役は引責辞任、部屋を横断する再発防止策の確立無しで協会の刷新が可能であろうか。事あるごとにTVに出る髪をピッグテール(豚の尻尾)した文科省の副大臣がこの程度の対応を受け入れたら噴飯ものである。
伝統ある日本文化を守るとしたらもっと真剣にならないといけなかろう。もう少し様子見が必要である。

関取以下は入門順に序列が決まり、先輩の言うことは絶対では「旧日本軍の内務班と同様、私的制裁が横行するのは目に見えている。30才前後で関取になれない古参がごろごろしていては若手は稽古に名を借りていじめられる」
碁将棋の世界のように一定の年齢で決まった地位に上がれぬ者の整理と他業界への再出発まで考えないと新人は先細りであろう。
あれやこれや理事長も頭の痛いことだと思うが大学卒の親方もいるのだから理事に登用してみたら如何でしょうか?! または特殊な世界と言わず「外部の新鮮な目を入れる」とか。 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれですよ。
読売新聞:
大相撲の時津風部屋宿舎で今年6月、序ノ口力士の斉藤俊(たかし)さん(当時17歳)=しこ名・時太山=が急死した問題で、日本相撲協会は5日午後、東京・両国国技館で緊急理事会を開き、師匠の時津風親方(57)(元小結双津竜、本名山本順一)を同日付けで解雇した。
「協会の名誉と信用を傷つけた」ことなどが問われ、賞罰規定の中で最も重い処分。部屋を運営する師匠の解雇は相撲界で初めてで、協会員の解雇は1997年初場所を無断欠勤した山響親方(元小結前乃森)以来、2人目。二度と相撲界に戻れない永久追放処分でもあり、懲戒解雇に近い処分で退職金も支給されない方向だ。
暴行に加わった数人の兄弟子については、捜査中であることを理由に、処分が保留された。また、協会役員も世間を騒がせた責任を取る形で、自主的な減俸を決めた。北の湖理事長は4か月間50%、他の理事と役員は、3か月間30%。時津風親方の解雇により、双葉山が創設した時津風部屋は師匠不在となる。このため、相撲協会は9日までに継承者を選んで届け出るよう特例の猶予期間を与えた。
(引用終わり)
写真:会見の席で
昨日夕刻のTVニュースを見ていると、相撲協会が北の海理事長の口から「時津風親方の解雇」と協会役員の自主的減俸を発表していました。

時津風親方の解雇は「時太山」の急死に関連して「協会の名誉と信用を傷つけた」事が問われた。兄弟子たちは警察の捜査の進展を見てとの事。
一部報道で「地位保全の訴訟も」と言われていた時津風親方も処分決定後は「決定を真摯に受け止める」と言い故人の冥福を祈り近親に詫びていた。

ところで発表後の記者の質問に理事長は「退職金は払わない」と答えた。協会の規定では「除名は退職金が払われぬが解雇は払う」となっているので「何故そこまで親方に強行なのであろうか?」原則払うけれども「支払いの可否は警察の捜査を見て」とすれば「先のストーカー警官の女性射殺に対する退職金支給に対する批判」と同様な批判派避けられるであろうに。
ともあれふんどし一丁で業界を追い出してそれで済むのであろうか? 時津風の名跡は? 協会預かりであろうか? 興味は尽きない。

一方で「いじめやしごきによる事故再発防止」に関しては「各部屋に任せてある」として具体的取組を示さなかった。
親方解雇か?との話が流れた時のエントリーで爺が書いた様に「協会は部屋持ち親方による緩やかな連合体で協会は部屋の個別の事情には立ち入れない」とする徳川の幕藩体制を思わせる。但し協会の役員は協会の意向が働くから「協会の規定は適用される」しかしその規則よりも「監督官庁のお上や世間の事情が優先する事があり理事会の意向で甘くも辛くもなる」という融通無碍というか弾力的と言うか見方により旧態依然の運営形態なのであろう。

理事長か三役は引責辞任、部屋を横断する再発防止策の確立無しで協会の刷新が可能であろうか。事あるごとにTVに出る髪をピッグテール(豚の尻尾)した文科省の副大臣がこの程度の対応を受け入れたら噴飯ものである。
伝統ある日本文化を守るとしたらもっと真剣にならないといけなかろう。もう少し様子見が必要である。

関取以下は入門順に序列が決まり、先輩の言うことは絶対では「旧日本軍の内務班と同様、私的制裁が横行するのは目に見えている。30才前後で関取になれない古参がごろごろしていては若手は稽古に名を借りていじめられる」
碁将棋の世界のように一定の年齢で決まった地位に上がれぬ者の整理と他業界への再出発まで考えないと新人は先細りであろう。
あれやこれや理事長も頭の痛いことだと思うが大学卒の親方もいるのだから理事に登用してみたら如何でしょうか?! または特殊な世界と言わず「外部の新鮮な目を入れる」とか。 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれですよ。
読売新聞:
大相撲の時津風部屋宿舎で今年6月、序ノ口力士の斉藤俊(たかし)さん(当時17歳)=しこ名・時太山=が急死した問題で、日本相撲協会は5日午後、東京・両国国技館で緊急理事会を開き、師匠の時津風親方(57)(元小結双津竜、本名山本順一)を同日付けで解雇した。
「協会の名誉と信用を傷つけた」ことなどが問われ、賞罰規定の中で最も重い処分。部屋を運営する師匠の解雇は相撲界で初めてで、協会員の解雇は1997年初場所を無断欠勤した山響親方(元小結前乃森)以来、2人目。二度と相撲界に戻れない永久追放処分でもあり、懲戒解雇に近い処分で退職金も支給されない方向だ。
暴行に加わった数人の兄弟子については、捜査中であることを理由に、処分が保留された。また、協会役員も世間を騒がせた責任を取る形で、自主的な減俸を決めた。北の湖理事長は4か月間50%、他の理事と役員は、3か月間30%。時津風親方の解雇により、双葉山が創設した時津風部屋は師匠不在となる。このため、相撲協会は9日までに継承者を選んで届け出るよう特例の猶予期間を与えた。
(引用終わり)
写真:会見の席で