薬害肝炎 厚労省の不作為、再び 患者ら「悪意としか思えない」(産経新聞) - goo ニュース
昨日のTVニュースには厚生省の薬事課長級の人間であろうか薬害肝炎の患者について「02年時点で患者2名の実名、116名のイニシャアルが書かれた資料を持っていた」と発表。
同日田辺三菱製薬は桝添厚労大臣に「患者197人の実名と170名のイニシァルを把握している事」を報告したそうである。
爺がこの一報を書いた時に、何故このリストの存在にたどり着いたか判らなかった。少し古いニュースを探すとどうやら:
薬害肝炎大阪訴訟の原告の女性が、9月に(審理中に製薬会社から示された?リストに自分と同じ投与日の症例があったことから個人情報開示請求をしたところ、今月5日に同社側から氏名などを把握している旨の回答があった。弁護団は「残りの417人についても、同様に氏名などが分かっている可能性が高い」と指摘されていた。同社は女性側から申し立てがあるまで、個人情報の存在を隠し「投与事実が証明されていない」と主張していた。
更に16日の参院予算委員会で民主党の福山哲郎議員がこの問題を取り上げ、舛添要一厚労相は「対応は十分でなかった。企業に個人情報を出させることが法的に可能なら、今からでもやりたい」と答えた途端、19日該当リストが厚労省の地下2階の倉庫から見つかったとの事である。
このリストの存在は02年の事である。この時点で事実が公表されていれば、この間5箇所の地裁で薬害肝炎の訴訟と審理が行われていたのであるから、その判断に「深刻な影響があったであろう。又これからの控訴審では白が黒に変わる可能性を持っている」薬害肝炎の集団訴訟の患者さんは「悪意の隠蔽である」と怒りの声を上げている。爺もこれでは厚労省の不作為ではなく国民に対する誠実義務違反で場合によっては犯罪行為である。
中国語の表現を借りれば「死んでも悔い改めない官僚達!」である。
更に付け加えれば「防衛省の給油数量間違い+隠蔽」「守屋前事務次官による不祥事」も根は同じである。
「官僚の官僚による官僚の為の日本」では国民は溜まったものではない。
どこまで真実に迫るか!?
福田総理と主務大臣の力量であるが「背水の陣」の後ろから水が襲い掛かっている様にも見える。
じばらく目が離せない。
産経新聞:
厚労省や製薬会社が患者の個人情報を持ちながら、告知する努力をせずに放置してきたことが問題化している薬害C型肝炎問題。治療に役立つ可能性のあった情報は、なぜ生かされなかったのか-。関係者らの声を拾っていくと、過去に薬害エイズ事件で厚労省が批判を受けた「行政の不作為」に対する教訓のなさが浮かび上がってくる。(赤堀正卓、鎌田剛)
22日午後、舛添要一厚生労働相は田辺三菱製薬の葉山夏樹社長を大臣室に迎え、こう切り出した。
「C型肝炎の発症例リストが出てきたので、1人でも多くの方に検診を受けてもらうことに協力してほしい」
葉山社長は緊張気味に「誠実、迅速に対応して参ります」と応じた。
1万人を超える患者がいると推計される薬害C型肝炎。感染の事実や、感染原因を知らない人も少なくないとみられている。告知を決断した理由を舛添厚労相は「1日も早く治療をしていただいて、患者の命を救いたい」と説明した。
しかし、厚労省や製薬会社が、患者の特定につながる情報を把握したのは平成14年。大臣と社長のやりとりは、5年前にされていてもおかしくはなかった光景だ。
なぜ、当時の担当者らは告知を考えなかったのか。22日に会見した厚労省医薬食品局の中沢一隆総務課長は「当時、(汚染製剤が使われた可能性のある)医療機関名は公表すべきだという指摘はあったが、患者に告知すべきという議論や指摘はなかった」と説明。当時の厚労省の責任について質問が及ぶと「それは舛添大臣に聞いてほしい」と回答を避けた。
そこからは、告知がされなかったのは「怠慢」でも「放置」でもないという厚労省の立ち位置が見えてくる。
スタンスは製薬会社側も同じだ。舛添厚労相との面会を終えた田辺三菱製薬の小峰健嗣副社長は「医療機関名を公表して広範囲に呼びかけをするのがより妥当だった。それは有識者会議、厚労省の判断であり、最善の策だった」と落ち度がないことを強調した。
「不作為」に正当性を持たせようとする厚労省や製薬会社の姿勢に、薬害肝炎訴訟の原告らC型肝炎の患者らは「『不作為』どころか『悪意』としか思えない」と猛反発している。(以下省略)
昨日のTVニュースには厚生省の薬事課長級の人間であろうか薬害肝炎の患者について「02年時点で患者2名の実名、116名のイニシャアルが書かれた資料を持っていた」と発表。
同日田辺三菱製薬は桝添厚労大臣に「患者197人の実名と170名のイニシァルを把握している事」を報告したそうである。
爺がこの一報を書いた時に、何故このリストの存在にたどり着いたか判らなかった。少し古いニュースを探すとどうやら:
薬害肝炎大阪訴訟の原告の女性が、9月に(審理中に製薬会社から示された?リストに自分と同じ投与日の症例があったことから個人情報開示請求をしたところ、今月5日に同社側から氏名などを把握している旨の回答があった。弁護団は「残りの417人についても、同様に氏名などが分かっている可能性が高い」と指摘されていた。同社は女性側から申し立てがあるまで、個人情報の存在を隠し「投与事実が証明されていない」と主張していた。
更に16日の参院予算委員会で民主党の福山哲郎議員がこの問題を取り上げ、舛添要一厚労相は「対応は十分でなかった。企業に個人情報を出させることが法的に可能なら、今からでもやりたい」と答えた途端、19日該当リストが厚労省の地下2階の倉庫から見つかったとの事である。
このリストの存在は02年の事である。この時点で事実が公表されていれば、この間5箇所の地裁で薬害肝炎の訴訟と審理が行われていたのであるから、その判断に「深刻な影響があったであろう。又これからの控訴審では白が黒に変わる可能性を持っている」薬害肝炎の集団訴訟の患者さんは「悪意の隠蔽である」と怒りの声を上げている。爺もこれでは厚労省の不作為ではなく国民に対する誠実義務違反で場合によっては犯罪行為である。
中国語の表現を借りれば「死んでも悔い改めない官僚達!」である。
更に付け加えれば「防衛省の給油数量間違い+隠蔽」「守屋前事務次官による不祥事」も根は同じである。
「官僚の官僚による官僚の為の日本」では国民は溜まったものではない。
どこまで真実に迫るか!?
福田総理と主務大臣の力量であるが「背水の陣」の後ろから水が襲い掛かっている様にも見える。
じばらく目が離せない。
産経新聞:
厚労省や製薬会社が患者の個人情報を持ちながら、告知する努力をせずに放置してきたことが問題化している薬害C型肝炎問題。治療に役立つ可能性のあった情報は、なぜ生かされなかったのか-。関係者らの声を拾っていくと、過去に薬害エイズ事件で厚労省が批判を受けた「行政の不作為」に対する教訓のなさが浮かび上がってくる。(赤堀正卓、鎌田剛)
22日午後、舛添要一厚生労働相は田辺三菱製薬の葉山夏樹社長を大臣室に迎え、こう切り出した。
「C型肝炎の発症例リストが出てきたので、1人でも多くの方に検診を受けてもらうことに協力してほしい」
葉山社長は緊張気味に「誠実、迅速に対応して参ります」と応じた。
1万人を超える患者がいると推計される薬害C型肝炎。感染の事実や、感染原因を知らない人も少なくないとみられている。告知を決断した理由を舛添厚労相は「1日も早く治療をしていただいて、患者の命を救いたい」と説明した。
しかし、厚労省や製薬会社が、患者の特定につながる情報を把握したのは平成14年。大臣と社長のやりとりは、5年前にされていてもおかしくはなかった光景だ。
なぜ、当時の担当者らは告知を考えなかったのか。22日に会見した厚労省医薬食品局の中沢一隆総務課長は「当時、(汚染製剤が使われた可能性のある)医療機関名は公表すべきだという指摘はあったが、患者に告知すべきという議論や指摘はなかった」と説明。当時の厚労省の責任について質問が及ぶと「それは舛添大臣に聞いてほしい」と回答を避けた。
そこからは、告知がされなかったのは「怠慢」でも「放置」でもないという厚労省の立ち位置が見えてくる。
スタンスは製薬会社側も同じだ。舛添厚労相との面会を終えた田辺三菱製薬の小峰健嗣副社長は「医療機関名を公表して広範囲に呼びかけをするのがより妥当だった。それは有識者会議、厚労省の判断であり、最善の策だった」と落ち度がないことを強調した。
「不作為」に正当性を持たせようとする厚労省や製薬会社の姿勢に、薬害肝炎訴訟の原告らC型肝炎の患者らは「『不作為』どころか『悪意』としか思えない」と猛反発している。(以下省略)