王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

クルド勢力撤退、ロシアが協力=首脳会談でトルコと合意―シリア

2019-10-23 17:14:30 | 海外
22日(現地時間)ロシア南部のソチでプーチン大統領とエルドアン大統領が会談しシリア国境に(どうやら)軍事緩衝地帯を作る事で合意した様です!
シリアに於いてトルコ、クルド軍(YPG)そして米軍の協力によりISの最後の拠点ラッカの掃討を終えたのは今年の2月でした。
今月の9日トランプ大統領はシリア駐留の米軍の撤退を表明しました。
するとエルドアン大統領は直ちに「シリア領内のYPG拠点に攻撃を仕掛けました。トルコ・シリアの国境沿いからYPG勢力を一掃しトルコによる緩衝地帯を作るための様でした。」17日米国からはペンス副大統領がトルコに飛び「5日間の停戦の合意を取り付けに成功しました。」
「昨日の友は今日の敵」「昨日の敵は今日の友」でもあります。この様な複雑な政情分析は日本人の苦手とするところです!  汗 >
こんな情勢なんですよ!

赤い部分がクルド人支配地域。トルコ国境の//部分が幅30キロ長さ400キロにも及ぶ報道では「安全地帯と呼んでいますが軍事緩衝地帯です」
トルコの思惑はこの地域に「トルコ国内に360万人いるシリア難民の内200万人を送り返す(多分難民キャンプでも作る気でしょうか?)構想です」
一粒で二度美味しくて 美味しくて  !!!
ところで親日なトルコと言われる中で、エルドアン大統領は「即位礼正殿の儀」に参列の予定でしたがドタキャンしこの為の対応に没頭していました。
話は戻って米国は22日現在現況を認めたようですが、さらに別な要素が加わりました。22日プーチン大統領とエルドアン大統領が「150時間以内に30キロの緩衝地帯からYPGを排除し10キロまでの地域を(共同で)軍事パトロールする」という米国にとって驚くべき内容です。

パクス ルーシー(ロシアによる平和)ですかね?!
真意は分かりませんが米ト協調からロト協調へと潮の目が変わる兆しかも知れません?!
ロシア南部から地中海に安定的に進出したいとの大構想(グランドデザイン)はロシア帝国以来一貫したロシアの戦略です。
世界の警察官を辞めようとするトランプ大統領に代わり「世界の仲裁人」としてプーチン大統領が機能するのか?! ここはしっかり見守りどころですね。
「38度線の停戦ラインを目下守るのは米軍ですがトルコの国境を見ていると他人事では済まない気がします」

写真:22日握手するエルドアン大統領とプーチン大統領

時事通信:
【モスクワ、エルサレム時事】ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は22日、ロシア南部ソチで会談した。トルコによるシリア北部でのクルド人勢力に対する越境軍事作戦に関して協議し、ロシア軍とシリア国境警備隊が合同でクルド人勢力の民兵組織、人民防衛部隊(YPG)を23日から150時間以内に対トルコ国境付近から撤退させることで合意した。
 シリアでのトルコによる軍事作戦をめぐっては、トルコと米国が17日に合意したYPG撤退のための120時間の作戦停止期間が22日夜に終了。米軍がシリア北部からの撤収を進める中、現地で一層存在感を高めるロシアの主導でトルコとクルド側の仲介が今後進むことになりそうだ。
 両首脳が合意した覚書によると、ロシア軍などは現地時間23日正午(日本時間同日午後6時)から150時間以内に、シリア北東部の一部を除く対トルコ国境地帯から約30キロ離れた地点までYPGを撤退させ、その後、トルコ軍とロシア軍が国境から幅10キロの範囲内で共同パトロールを行う。エルドアン氏はかねて、作戦停止にはYPGが撤退する必要があると訴えており、今回の合意を「歴史的だ」と高く評価。プーチン氏も「決定的とは言わないが、非常に重要だ」と語った。 (引用終わり)
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天皇陛下「象徴としてのつとめを果たす」2000人参列し「即位礼正殿の儀」と夜は「饗宴の儀」

2019-10-23 09:11:39 | 天皇家
昨日22日午前に引き続き午後1時過ぎ皇居・宮殿「松の間」で「即位礼正殿の儀」が行われました。愚かな浜爺は「即位 礼正殿の儀」と思い込んでいましたが報道の発音や一部のマスコミは「即位礼
  正殿の儀」とか「即位の礼 正殿の儀」としているのでそちらが正しいのですね。  汗  >
京都御所でも「清涼殿」とか「紫宸殿」が有りますね。その様に「礼正殿」と呼ぶ建屋が有るのだとばかり思っていました。
さて秋篠宮家4方がお召の衣装は「ひな人形の様に伝統的で特に若い二人の内親王様は可愛らしくて優雅で素敵でした」

それにしても皇族方は大変です。慣れない衣装を着けられ儀式の30分前には定位置につき身じろぎ一つしないでお立ちになってるのですからね。比較的若い皇族方はとも角、年配の例えば常陸宮妃他の方々はさぞかし大変だったろうと拝察申し上げる次第です。
定刻に「高見倉」が侍従たちの手で御開帳になり今上陛下が現れ「力強く即位を宣言し国民の幸せ世界の平和を願い国民に寄り添う」と誓いの言葉を述べられました。横浜では「この頃から朝からの雨が止み日が差してきたのです!」
どうやら「皇居でも同様の事が起きたようで素晴らしい事」との声がツイッターで上がりました。

さて我々はTVで最高のシーンを目の前で眺める事が出来ましたが、来賓の方々は「正殿」の向かいの建物の中で1時間以上も待機の上、TVモニターが有るとは言いながら“何の解説も無し”では退屈か?上品な言葉を使えば時間を有意義に過ごすのに苦慮されたかもしれません。晴れていれば中庭に「ひな人形の武官や式武官が居並ぶ」姿が有ったのですがね! もっと大きなTVスクリーンにして“AIを使って天皇の御言葉を英語、フランス語、スペイン語と中国語”で流したら有意義であろうと思いましたよ。
さて見事に即位を宣明された後は午後7時過ぎから「饗宴の儀」でした。
ここでもお馬鹿な浜爺は「両陛下が来賓をお出迎えの後、晩餐会かと思いきや」まあお出迎え当然としても:チャールス皇太子

ブータン国王妃

そのあと「松の間」で高見倉の見学や写真撮影 それにショー迄あった様です。

その前後に交流の時間が有ったのでしょうね。皇室外交の精華でしょう!
そして9時頃から? ようやく晩餐の儀の開始だったようです。
天皇皇后両陛下は「外務省の専門家の手を煩わす事無く来賓とにこやかに挨拶を交わされていました」特に皇后陛下はお疲れの様子を見せず、明るいお顔で良かったですね!
こうして無事 今上陛下の「即位の礼」に掛る行事は無事終了しました。
おめでとう御座います! 一国民として「同慶の至りです」
考えてみると西の大国は一週間単位で「尖閣列島の水域」に公船を複数侵入させています。落ち落ち出来ません! 半島の北からは中距離ミサイルの発射がしばしばあり、日本海のEEZに入りイカ釣りを指揮する鉄鋼船には水を掛ける程度の事しかできなくてイライラします。
でも「他国を侵略することなく74年に亘る日本の平和は間違いなく東アジア周辺の平和にもつながっています」
平成令和と二代の盛儀を目にできましたが、次の機会は浜爺にありません。
是非若い世代が頑張って「平和な日本を祝ってほしい」と願っています。
このあと国内招待客向けに数回「お食事会」が有りますね。
どんな方がどんなふうに集まるのか見守りたいと思います。

写真:高見倉に両陛下お出でまし
毎日新聞:
 天皇陛下が即位を国内外に宣言される「即位礼正殿(せいでん)の儀」が22日午後1時ごろから、皇居・宮殿「松の間」で執り行われた。陛下は高御座(たかみくら)に登壇し、「憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」と述べられた。一連の即位儀式の中心となる国事行為の儀式で、180以上の国と国際機関などの代表者や三権の長、各界の代表ら約2000人が参列した。夜には宮殿で海外の賓客らを招いた祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」が催される。
 正殿の儀で、陛下は天皇専用の装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」をまとい、皇后雅子さまは、側頭部のびんを大きく膨らませたおすべらかしの髪に十二単(ひとえ)姿で御帳台(みちょうだい)に立った。
 陛下は冒頭、「さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました」と上皇さまの退位によって即位した経緯を述べた。そのうえで「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添う」と誓い、即位した5月1日の「即位後朝見の儀」で国民に向けて述べた内容を改めて表明した。
 続いて、安倍晋三首相が高御座の前で「一同こぞって心からおよろこび申し上げます」と祝辞にあたる寿詞(よごと)を読み上げた。首相が数歩下がって「ご即位を祝し、天皇陛下万歳」と発声したのに続いて参列者が万歳を三唱した。両陛下が退室し、儀式は約30分で終了した。
 成人男女の皇族方も松の間に参列し、秋篠宮さまは赤みを帯びた黄色の束帯「黄丹袍(おうにのほう)」を着用し、女性皇族は十二単姿で並んだ。公務から退いた上皇ご夫妻と96歳の三笠宮妃百合子さまは出席しなかった。
 松の間正面の中庭には、安倍首相が揮毫(きごう)した「万歳旛(ばん)」など色とりどりの旛(のぼり)が立てられた。宮内庁職員らも装束姿で整列する予定だったが、雨天のため人数を減らして建物内に並んだ。海外や国内各界の代表は、中庭を取り囲んだ春秋の間などで儀式に立ち会い、設置された30台のモニターで進行を見つめた。
 儀式では、皇位の証しとされる三種の神器のうち、剣と璽(じ)(まが玉)、天皇の国事行為に使う印章の国璽(こくじ)と御璽(ぎょじ)が高御座に置かれた。神話に基づく調度品の使用や天皇が首相を見下ろす形になることには、憲法が定める国民主権や政教分離の原則に反しているとの指摘があるが、政府は平成の即位礼を踏襲した。
 正殿の儀に先立ち、両陛下は午前9時ごろから皇居内の宮中三殿で、即位の礼を行うことを皇室の祖先らに報告する「即位礼当日賢所(かしこどころ)大前(おおまえ)の儀」などの皇室行事に臨んだ。午後に予定されていたパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」は台風19号の被害に配慮し、11月10日に延期されている。
 平成の即位の礼は、昭和天皇の服喪期間を挟んで即位から約1年10カ月後に行われたが、202年ぶりの退位によって即位から約半年で儀式の日を迎えた。22日は今年に限り、祝日となった。【高島博之、和田武士、稲垣衆史】
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