先月9日未明から千葉方面を直撃した台風15号の影響で長期の停電、多数の民家の屋根損傷他、通信障害から東電の送電塔倒壊等様々な被害が出ました。
その中で市原市にある民間のゴルフ練習場の鉄柱が倒壊し、それらが隣接の民家に倒れ掛かり複数の民家の屋根を壊し中には住居そのものが使えなくなる様な被害も出ました。
こんな風に被害です(ネットより)
直撃された家も(ネットより)
不幸中の幸い人的な被害は一人の怪我で済みましたが、倒壊後、練習場のオーナーが弁護士を入れて「事故は台風による天災だから補償は出来ない!」と宣言し被害者と鉄柱の撤去と家の損壊に対する補償を巡り揉めだしました。
幸い?東京の「解体業者がボランティアーで撤去を申し出ました(概算5千万円とのこと)が補償の件でオーナーと被害者の折り合いがつきません」
昨日10日被害者、オーナーと業者の2度目の会合が持たれ被害27棟の内、合意を得られた25棟の区画から鉄柱の撤去を始める事に決まりました。
ホッ >
これとて、撤去の際に(新たな)被害が出ればオーナーが保険でカバーするだけで、そもそも「天災だから補償しない」はお預けと思われます。
まあ台風19号が場合によっては関東南部に上陸か?なんて時ですから「大法律論争」をしている場合でないのでしょう?!
現地では15日から下準備をして、28日から撤去に掛るとの事。
台風19号で傷んだ家屋がさらに悲惨な状態にならない様、祈るばかりです。
上手く片付けが済んでから現地での戦い「法律闘争」に移るのでしょう。
27所帯のローカルな戦いですが、当事者にはさぞ煩わしい事だろうとお察しします。 頑張って下さい!
写真:倒壊したネット
FNN PRIME:
台風15号の影響で、千葉・市原市のゴルフ練習場の鉄柱が倒壊し、民家を直撃した問題で、ゴルフ練習場側と解体業者が住民向けの説明会を開き、同意の得られた住宅から鉄柱の撤去作業を始める方針を示した。
ゴルフ練習場のオーナーや解体業者が開いた説明会では、同意の得られた住宅から順次、撤去作業を開始すると説明があったという。
撤去作業は無償で行われ、作業中に新たな損害が出た場合も、損害保険で対応するという。
住民は、「撤去できるようになったことが、第一歩かなと思う」と話した。
一方で、補償については、自然災害によるもので法的責任はないという方針があらためて示されたという。(引用終わり)