今日22日夜来の雨の中、「即位礼正殿の儀」が執り行われそのため朝7時には皇后雅子様がそして天皇陛下が8時過ぎに皇居に向かわれました。
ざっと200か国の国と地域の賓客、国内外2000名を招待しての晴れの盛儀です。
200か国の賓客の内ざっと60か国は大統領、王様や元首だそうですから驚きです。
NHKでは「スカーレット」の時間を移動して特番を組んでいます。
先ほど(9時過ぎに)陛下が(即位を天照大御神にご報告する)「賢所大前の儀」にお出でましになる姿が放映されました。下の写真は1990年上皇様のお姿で今上陛下の写真も追って公表されるでしょう。全く同じ印象でした。
今上陛下が「賢所大前の儀」を終えられた写真が入りました。(毎日新聞)9時17分頃
天下のNHKですがやや控えめに「公私の境目が曖昧な儀式に税金が使われる事に議論もある」と司会者が語っていました。 汗 >
一方同時刻の TV A局は「リベラルというか左翼と呼ぶかーの論客が盛んに明治政府以降の“天皇陛下の政治利用”だ」「平和を思う皇室と今の政府のやり方のかい離を危惧する」もちろん「税金の使い方は問題」と国を挙げてのお祭りを前に「野暮な主張を繰り返していました」
欧米の民主主義が根付いた国でも多くは「キリスト教(各派は有るにして)を下敷きにした宗教に基づく政府があります」
残念ながら日本は「戦後大東亜戦争に対する米政府の強い意志と日本人自らの半生も含め政教分離との言葉に惑わされ国策としての神道を捨て無宗教国家という事」になってしまいました。戦前天皇陛下を現人神と崇めたのは事実ですが、その憑き物が落ちてしまえば「近所のお宮さんに参り秋には神輿を担ぎ、一方そばのお寺さんに初詣に出かけたりは今でも普通にやっている事です」
従って戦後の新憲法が「政教分離で天皇家の私的な行為は国費でない」との憲法論議は化学の実験式には正しいが日本国を運営してゆく時、日本人の心の奥底にあるものは何か? まで踏み込んで考えると「一面正しいのですがもう一面の敢えて無視したグレーな部分を直視しないといけません」
もし税金の公私混同であるなら、一方策として「天皇家の支出に当たる予算を(内廷費?ですか)増やして臨時予算を組む」というやり方も有ります。
60億円かそこらは日本の国力をもってすれば一世一度のお披露目として安いものです。
別の見方をすれば「賢所大前の儀」が核となって200か国の国と地域の外国の賓客を集め「夢かおとぎ話の様な平安時代をしのぶ儀式を繰り広げ、その直会で一同が御馳走に預かり、平和を共に喜びその永続を願う」のですから皇室と言うか、天皇の御稜威により「平和で温良な日本」を内外に示すのですから
なんと有り難いものではないですか!!
「余人をもって誰がそんな事が出来ましょうか?」と安倍首相は静かに「リベラルか左派の疑問に答える」か「裁判闘争(本当は憲法裁判所が機能すると良いのですが)に任せればよいのです」
さあこの後昼には「立礼即位の儀」で公式行事になります。
あいにくの雨ですが、平安絵巻をTVから見ようと思っています。
写真:朝8時9分 赤坂御所をでられる天皇陛下
共同通信:
天皇陛下が内外に即位を宣言する「即位礼正殿の儀」が22日午後、国事行為として皇居・宮殿で執り行われる。陛下が玉座「高御座」に立ち、即位を宣言。
新憲法下で初めて催された平成時の正殿の儀は、戦前の様式に倣ったことから、憲法が定める国民主権や政教分離の原則に反するとの強い批判が出たが、政府は今回も前回の様式を踏襲した。
台風19号による甚大な被害を受け、天皇、皇后両陛下のパレード「祝賀御列の儀」は11月10日に延期された (引用終わり)