日本のマスコミはこの記事の様に突然外電を参照してウクライナがクリミア半島の奪還を目指すと言う「恐ろしい事を当たり前の様に途中経過なし」に報道します。外電でもCNN,BBC,APやロイターなどは画像或いは動画付きでと中継を流しますから「何とか報道について行けます」。
5月5日頃ハリキウ(ウクライナに次ぐ第2の都市)の周辺部でウクライナ支配領域が広がりロシア軍はウクライナ軍の猛反撃で40キロも東に逃げたそうです。
これが5月6日頃の勢力図です〈ネットより)

地図右上のハリキウから南東のイジュームを通り南部のマリウポリ迄占領を完全にしロシア軍は東部ドンバス地区の分離占領を完成したかったのですが、5月に入り米欧諸国の武器弾薬、特に155ミリりゅう弾砲がハリキウ並びにイジューム近くに 配備が終えた様で、その精密゚射撃にロシア軍の最新戦車T-90も頭上から砲弾を見舞われ、炎上しています。
台湾系youtube開鍵時刻他の動画のスクリーンショット

155ミリりゅう弾砲の映像

ここをクリック⇒イジュームではロシア軍参謀総長が戦術指導に出かけウクライナ軍の反撃で負傷して引き上げました。
それほどの激戦地と言う事です。現在ではこの周辺にも155ミリりゅう弾砲は届いていると思われます。
射程は40キロ以上、無人機の偵察に加え特殊砲弾で100発100中の様ですから40キロは避けないと全滅は免れそうもありません。イジュームをウクライナ軍が奪還すれば、ロシア軍の南行きは困難です。
この様な東部の防衛にも先が見えてきたので、冒頭の様な「大胆な!見解が出てきたようです」。もしそうなればロシア軍の戦術核の登場の様な気がしますウクライナの政治的プロパガンなら良いのですが、本気だと怖いですね。
まず5月9日にモスクワとマリウポリでどんな「戦勝記念日のパレード」をやるのか静かにも守りたいと思います。
写真:対戦車ミサイルジャベリン(ロイター)
読売新聞オンライン:
ウクライナ大統領府のオレクシイ・アレストビッチ顧問は5日、戦況に関する報告で、「米欧から提供される武器がそろう6月中旬以降」にロシア軍への反転攻勢に乗り出すとの考えを示した。
アレストビッチ氏は「ウクライナ軍の前進が可能になる」と述べ、東部地域などで露軍の撃退を目指す考えを示唆した。米欧の軍事支援を受けるウクライナは強気の姿勢に転じている。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は3日、ロシアが2014年に併合した南部クリミアの奪還を目指す方針を明らかにした。
ゼレンスキー政権は3月29日のトルコ・イスタンブールでの停戦協議では、早期停戦を優先し、ロシア軍にクリミアや東部の親露派武装集団が実効支配する地域からの撤退を求めなかった。
ロシアは侵攻後に制圧した南部ヘルソン州などでの実効支配を強化し、ウクライナの領土分断を図る構えを鮮明にしている。双方が犠牲者を出しながら、激しい攻防を続ける可能性が指摘されている。
(引用終わり)