昨日21日午後米韓首脳会談が行われました。会見緒内容は驚くほどの事はありませんでしたが、共同記者会見は予定より1時間半も遅れたと有りますから、北寄りの前政権から保守のユン大統領に戻るにはかなりの議論が有ったのでしょうかね?
下は会議の席の様子です〈ネットより)
米国の大統領が韓国の大統領が訪米する前に訪韓したのが29年前(因みに日本は30年前だそうです)から米国が改めて米韓日の三国の関係を締め直そうとする気分は冊子られます。
会見の内容は:
ー北朝鮮に対し完全な非核化を果たす抑止力を強化
ー半導体などのグローバルな供給網の強化
ーロシアの宇蔵院会侵攻に対し抗議
ーインド・太平洋経済枠組み(IPEP)を通じた緊密な協力
ー台湾海峡の平和と維持に協力
と、北の後ろ盾のロシアと、ロシアを実は支えているのでないかと言われいまだに態度のはっきりしない中国に対する警戒がしっかりと伺われます。
この二国間関係に加え、明日日米首脳会談では日間米の三国関係の強化が要請されるのは当然でしょうね! なかなか微妙です。
日本のマスコミは何も報道しませんが、台湾系のyoutubeを見てますと、バイデン大統領の安全の為、米国は大型空母2隻を始め強襲艦を含め多数の海軍部隊を朝鮮半島を睨み配備、核実験探知の為、沖縄のRC135偵察機は常時滞空監視、ステルス戦闘機F35も警戒態勢と報じていました。エアーフォース1に同乗した報道官が「北の動きにあらゆる対応を用意している」とはこういう事を意味しているのかも知れません。
また日米首脳会談の後クアッドも有りますが、豪のモリソン首相は総選挙で失権、労働党内閣の登場ですが対中強硬策は持続とか、一方インドはウクライナでのロシア軍機の無能ぶりに大量の購入契約をキャンセルとの話も有り、複雑微妙な状態です。
いずれにしても日本は金が掛かる事は間違えありませんから岸田首相には「日本固有の事情で経済力が上向く政策を実施」して欲しい物です。
写真:共同記者会見で〈ネットより)
ロイター:
[ソウル 21日 ロイター] - 訪韓中のバイデン米大統領は21日、今月就任した韓国の尹錫悦大統領とソウルで初の首脳会談を行い、軍事演習拡大のほか必要なら新たな兵器配備を行うことで合意した。また、北朝鮮への新型コロナウィルスワクチン提供や金正恩氏総書記と会う可能性も示した。
両大統領は、北朝鮮の脅威に対応するだけではなく、「自由で開かれた」インド太平洋地域の維持と世界的なサプライチェーン(供給網)保全に向け、両国の数十年にわたる同盟関係を発展する必要性を強調した。
共同声明でバイデン大統領は、必要であれば核兵器で韓国を防衛するとの米国のコミットを再確認した。
両首脳は、北朝鮮との緊張緩和のため縮小していた合同軍事演習の拡大検討でも合意した。
北朝鮮の抑止に必要なら「戦略的資産」の配備を米国は確約した。これは通常、長距離爆撃機、ミサイル搭載潜水艦、空母などを意味する。
両首脳は、核実験やミサイル発射実験への意欲を示している北朝鮮の非核化に尽力するとともに、北朝鮮との外交にもオープンな姿勢を示した。
バイデン氏は共同記者会見で、「北朝鮮の指導者と会うかどうかは、誠実で真剣であるかによる」と述べた。また新型コロナウィルスへのワクチン提供を中国と北朝鮮に提示したが、反応はないという。
さらに、同盟関係は力による国境変更に反対することで成り立っているとも指摘。ロシアのウクライナ侵攻や中台関係をけん制した。
尹氏は、国際貿易とサプライチェーンの変化は両国関係の深化に向けた新たな契機になるとし、電池や半導体分野での協力を呼びかけた。
(引用終わり)