愛知県の 明治用水の取水施設で起きた大規模な水漏れの問題で、ここをクリック⇒農業用水が不足し、ポンプで水をくみ上げ補っていたようです。東海農政局や地元の土地改良区は 、30日から8市4ブロックに農業用水の供給を再開するそうです。浜爺の住む鶴見川の上流地域では晩稲の田植えが始まっている所です。騒動が起きた時には田植え前でしたから、ここ1週間ほどで田植えが終わるのか他人事ながら心配です。
以下の参考記事は「何で水が組み上げられないのか」判り易く説明されています。絵図が平面図や側面図と目線が変わり気を付けないとアレレ?と思いますが、落ち着いて見てみるとその仕組みが判ります。
まず、取水堰の上流に大きな穴が開き、そこから堰の下を潜って下流に水漏れが出来てしまったようです。
その為、「水の通り道を埋めないと漏水が止まらない」ので、水の流入を止め特殊なコンクリ或いは砂等を充てんし塞がないといけない様です。
今度の絵図は現場を上から見ています。
そしてポンプでくみ上げを続けながら漏水の穴を塞がないといけません。
こうして穴を塞いでもそれで漏れが止まればラッキー、別な箇所に漏れるかもしれないそうです。又降水量が平年並みならこの工事規模で済みそうですが異常降雨があると別な工事も必要だそうです。まあざっと1年程度は見ないといけない大工事の様です。
関係方面の方にはぜひ頑張って貰いたいものです。
東海テレビ:
明治用水の取水施設で起きた大規模な水漏れの問題で、「頭首工」の復旧作業は、今後どう進められるのか。地盤工学が専門で、河川の構造に詳しい名城大学の小高猛司教授に伺いました。 頭首工周辺を上から見た時のイラストです。右手の上流で川底に穴があき、堰の下にできた水の通り道から下流に漏れ出しているとみられています。
復旧に向けては、まず「穴」がどうなっているのか調べる必要があります。 水があると細かい部分まで調べられないため、土嚢や鉄板で穴の周りを囲い、水の流れをせき止める作業を進めます。
復旧に向けては、まず「穴」がどうなっているのか調べる必要があります。 水があると細かい部分まで調べられないため、土嚢や鉄板で穴の周りを囲い、水の流れをせき止める作業を進めます。
その間も用水の供給を待っている人が大勢います。復旧までの間も安定的な水の確保が必要です。 小高教授は「仮設ポンプのある右岸側に、水を集める工事を急ぐ必要がある」と話します。穴があいたままでも、ポンプで水をくみ上げることができれば用水の供給は続けられ、頭首工の機能は果たせます。 現在も土のうを積み上げて川の流れをポンプ側に集めていますが、復旧までは長期戦が予想されます。
(以下省略)