今朝は土曜日なので朝TVで「ウエークアップ}を点けましたら冒頭が「餃子の王将 社長射殺事件の被疑者移送とその解説」を当時?の京都府警捜査1課長をゲストに京都府警関係者が「捜査の重要事項だ。証拠の中身にも関わる。回答を差し控える」 と説明しないあれこれに解説をしていました。
ー現場付近で(防犯カメラに)バイクが映っていた。
ーそのバイクに並走する自家用車が有り、所有者が田中幸雄容疑者の知人だった。
ータバコの吸い殻から「田中容疑者のDNAが発見された」
とありましたが、時系列でどういう関係だったのか?特にタバコのDNA発見がいつの話なのか? 判りませんでした。
今朝の「ウエークアップ」はそこをわかりやすく説明していました。
ー射殺された大東元社長は「1号店に社員として入社、立志伝中の方でした」
2000年に社長に就任。
ーすでに問題となっていた創業家一族による外部の団体との不正取引による270億円の社外流出の解決に苦慮されていた。
ー2013年11月 取締役会に上記「不正取引」が報告されたが数日で文書は回収され、社内第三者委員会はこの文書が「非公開」となった。(後日2016年3月第三者委員会の報告によれば社外流出は270億円、回収不能額は160億円とした)。
ーこの事件1か月後に大東社長は銃撃により死亡。
ー2015年 なんと! タバコの吸い殻は田中容疑者のDNAと一致。
ー2018年11月 田中容疑者「大林組襲撃事件」で逮捕され 懲役10年が確定し福岡刑務所に収監中だった。
そして、ここまで時間がかかったのは、事件の背後関係(特に工藤組の銃撃を繰り返す反社会的行為の実行指示者を確定し逮捕そして組織壊滅に繋げる事)を証拠で固めるのに時間が掛かったのが判りましたよ!
そして今後は「タバコの吸い殻が事件とどう結びつくか?」証明する事と大東社長を銃撃した拳銃が見つかっていない」のにどう殺人罪を立証するか? 課題もある様です。
2021年8月工藤組総裁、野村悟が福岡地裁で死刑判決を言い渡され、その際 裁判長に向かって、「あんた生涯、このこと後悔するよ」と威嚇とも受け取られかねない発言をしています。
この事件でも田中容疑者の「物証と本人の自白」が実行犯と推認されるところまで行くか? 楽観はできません。
まだ続きが有りそうです。
写真:京都・山科署に移送された田中幸雄容疑者=29日午前4時9分
共同通信:
「餃子の王将」社長射殺事件で、関与したとみられる盗難バイクと並走していた不審な軽乗用車が事件前に九州と京都を往復していたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警と福岡県警の合同捜査本部は殺人容疑などで逮捕した男ら複数人が関与し、現場の下見を重ねた可能性もあるとみて捜査している。
捜査関係者などによると、男は特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系組幹部の田中幸雄容疑者(56)で、別事件で服役中だった福岡刑務所から捜査本部のある山科署に28日夕〜29日未明、約11時間かけて移送した。
軽乗用車の過去の所有者の周辺捜査などから田中容疑者が浮上した。
(引用終わり)