昨日夜9時頃の報道です。今朝スマホのニュースで知りました。
20全人代の閉幕式(22日)直前、ここをクリック⇒胡錦濤前国家主席がひな壇から退席させられたように見える場面が有りました。一部外国のメディアが入っていてその場面を撮っていた様ですがシンガポールのテレビ局CNAや、スペインメディアABC Spanish Daily Newspaperが写した映像を総合すると次の様です。
1:閉会直前、胡錦濤前国家主席が机上の赤い表紙の書類を見ようとすると、向かって右隣りの栗戦書全人代常務委員長がそれを開かないよう抑えにかかった様です。最後の映像で判りましたが、それは(新幹部の)名簿一覧表でした。そのもみ合いに栗氏の右隣の政権ナンバー5の王滬寧・中央書記局書記(当時)が横から割って入るような素振りを見せる。映像では制止するように手を振る様子も。 胡氏栗氏どちらに手を貸したのか判りませんが王氏は習派カラーが薄い方だそうです。
これがその写真です

そして誰が呼んだか?胡氏の後ろに係員が来て最後には二人に付き添われ退席します。

以上の様子から日テレは「李氏と王氏の退任は知らなくて、それを書面で確認しようとした」のを栗氏が気が付き止め、騒ぎにしないため中座させたのでないか?! との見立てです。
それでなくても共産党独裁の伝統の中で「習一強体制」は間違えた方向に走るとおそろしいことになりそうだなー?!ととても気になりました。
写真:胡錦濤前国家主席の書類を抑える政権ナンバー3(当時)栗戦書全人代常務委員長
日テレNews24:
中国共産党大会を胡錦濤前国家主席が中座した。習近平国家主席との確執など様々な憶測が飛び交う中、離席直前の壇上の様子が明らかになった。幹部名簿とみられる書類を確かめようとした胡氏が習氏側近らに阻止される様子も。決定的場面を捉えた映像から背景を読み解く。
■胡錦濤氏、超異例の“退場”直前に何があったのか?
10月22日、中国共産党大会の閉幕式の最中に胡錦濤前国家主席が退席する極めて異例な場面があった。すでに世界中のメディアで映像などと共に報じられているが真相は謎に包まれている。
胡氏が抵抗するような素振りを見せるなど尋常ではない様子に、何か異変が起きたのではとの憶測が絶えないが、会場にひと足早く入った一部の海外メディアがその直前の様子をカメラに収めていた。
■習氏側近が胡氏の資料を取り上げ? 習氏がスタッフに指示
シンガポールのテレビ局CNAや、スペインメディアABC Spanish Daily Newspaperが胡氏が会場を後にする少し前からの様子を動画や写真で報じている。これらを総合すると以下のように描写できる。
まず、習近平国家主席の隣に胡錦濤前主席、さらにその隣に政権ナンバー3(当時)で習氏側近の栗戦書全人代常務委員長が着席している。
栗氏が胡氏の前に置かれた書類の上に赤い表紙のようなものを被せ、胡氏の耳元でしきりと話しかけている。胡氏に書類を見せないようにした上で、何かしきりと説明しているように見える。
しかし、胡氏はなおも赤い表紙をどかして中の書類を見ようとしたのか、栗氏があわてて制止するような素振りを見せる。その様子を習氏が見ている。
続いて栗氏は右手で胡氏の手を掴み、左手で書類を押さえつつ、自分の方に引き寄せる。胡氏に書類を見せないよう取り上げたような格好だ。同時に、習氏は左を振り向き何か言葉を発している。