今朝の朝刊各紙は前日「大串正樹デジタル副大臣が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体による「推薦確認書」に署名したことを明らかにした」件がトップ記事の様です。
各紙は大串副大臣の写真を添え、報道しています。今朝NHKの朝ドラの後「羽鳥慎一モーニングショー」に切り替えると、丁度この問題を田崎史郎さんをゲストに取り扱っていました。
そんな中でこの参考記事のカナロコは大串副大臣で無く質問者の立憲民主党の早稲田夕季氏(神奈川4区)に焦点当て報道しているので拾ってみました。マスコミ各紙は大串議員に焦点を当てて報道してますが、このカナロコは早稲田議員に焦点を当て報道しています。どうしてかな?と思いましたら神奈川4区は鎌倉市・逗子市・葉山町・横浜市栄区で構成されどうやら神奈川つながりだったようです。
昨日の衆院厚生労働委員会で早稲田夕季氏(神奈川4区)が質問する中で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体との関係を「推薦確認書」に大串副大臣(デジタル・消費者庁担当)が署名した事を認めさせたのを褒めその為の下準備に厚生省関連の5名に加え政務三役の出席を求め、消費者庁担当の大串副大臣を外さなかったことだと褒められています。
大串副大臣です(ネットより)
田崎氏の解説では「岸田首相はもう済んだ事」とし「問題としないだろう」と語っていましたが、「また 後出し」と野党が言ってますから、ドミノ更迭につながるかもしれません。世耕参院幹事長は署名について「党の政策と反していなければ、選挙で猫の手も借りたいような議員は、こういう普通のことならサインするというレベルだ」とマスコミに発言しました。しかし、オーム真理教解散以前の霊感商法の類は”旧統一教会”が悪名高かったのですから、世耕氏は具体的害悪・被害を無視して一般化し、実は旧統一教会を守っいる様にもにも見えます。自民党の幹部が「どこまで自民党の立場を守るのか? 自民党を超えて国民の立場を守るのか?」問われてくるのだろうと思います。
写真:厳しい質問した立民等の早稲田夕季衆院議員
カナロコ:
自民党の大串正樹デジタル副大臣が26日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体による「推薦確認書」に署名したことを明らかにしたのは所管外の衆院厚生労働委員会だった。マイナンバーカードと健康保険証の統合について問うとした立憲民主党の早稲田夕季氏(神奈川4区)の要求に応じて出席したもので、大串副大臣から「後出し答弁」を引き出した早稲田氏に、野党は「大ホームラン」(共産党関係者)と絶賛。政府与党には「大打撃」(官邸関係者)となった。
この日の対応で早稲田氏が評価されたのは二つの攻め方。一つは「確認書」への署名の有無をただす政務三役の対象から同席していた大串副大臣を外さなかったことだ。内閣府の消費者担当副大臣を兼務していることを見逃さなかった。
加藤勝信厚労相ら厚労省の5人は「ありません」などと否定。しかし大串副大臣が「あります」と答えると内閣側委員席や与党議員席から「えっ!」と小声が上がり空気が凍り付いた。
「攻め」のもう一つは大串副大臣の確認書への賛同の内容を詰めたことだ。早稲田氏から「全面的に賛同したのか」と問いかけられた大串副大臣は「自分は技術者出身なので『日韓トンネル実現』の項目は現実的ではないとして賛同しない」と具体的に説明した。
答弁などによると、副大臣は国立大工学部出身。民間の老舗重化学工業での勤務経験もあり掘削(ボーリング)にも詳しいという。自民幹部は「彼はばりばりの技術者で答弁は見えていた。国民の関心はトンネルうんぬんではない。ポイントがずれた説明は不信や反発しか招かない。野党にしてやられた」と悔しがる。
(引用終わり)