昨日夜から今朝にかけてマスコミ各紙が「餃子ギョーザの王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東おおひがし隆行さん(当時72歳)が2013年に京都市内で射殺された事件で、京都府警は27日、特定危険指定暴力団・工藤会系組員の男(55)について、殺人容疑などで逮捕状を取った事を報じています。
警察によれば「駐車場近くの建物脇の通路からたばこの吸い殻が見つかり、付着物のDNA型が、この男のものと一致した」他「物色する際に使ったとみられる車は男の知人のものだった」事などが判っていたそうです。事件発生からざっと9年になりますが、何故容疑者を特定するのに時間がかかったのかは言及が有りません。また同社の第三者委員会が2016年3月、「同社の創業家が1995年頃から特定の企業経営者と総額260億円に上る不適切な取引を繰り返していた」事を記者会見で明らかにした。経緯があり2010年社長に就任した大東元社長がこうした取引を清算しようとしていたそうです。
どちらも「餃子の大将の裏側」とかで追伸が有りそうです。
改めて大東氏の事故死に哀悼の意を表します。 合掌
写真:当時社長の大東隆行さん
読売新聞オンライン:
「餃子ギョーザの王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東おおひがし隆行さん(当時72歳)が2013年に京都市内で射殺された事件で、京都府警は27日、特定危険指定暴力団・工藤会系組員の男(55)について、殺人容疑などで逮捕状を取った。捜査関係者への取材でわかった。
男は、福岡市内で大手ゼネコン社員が乗った車に銃撃したとして、福岡県警に18年6月に逮捕された。銃刀法違反などに問われ、懲役10年とした実刑判決が確定し、福岡刑務所で服役している。
王将事件は13年12月19日早朝に発生。大東さんは京都市山科区の本社ビル前の駐車場で、何者かに胸や腹を4発銃撃されて死亡した。
駐車場近くの建物脇の通路からたばこの吸い殻が見つかり、付着物のDNA型が、この男のものと一致したことがわかっている。
事件現場付近の防犯カメラ映像などから、実行犯はバイクで逃走。このバイクは事件前に盗まれたものだった。物色する際に使ったとみられる車は男の知人のものだったことも判明していた。
捜査関係者によると、大東さんと男の接点は確認されていない。
王将フードサービスを巡っては、反社会的勢力との関係を調べるために設置された同社の第三者委員会が16年3月、同社の創業家が1995年頃から特定の企業経営者と総額260億円に上る不適切な取引を繰り返していたことを記者会見で明らかにした。第三者委によると、2000年に社長に就いた大東さんはこうした取引を清算しようとしていたという。社内の対策が取締役会で報告された13年11月の翌月に事件は起きた。
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