8月15日が期限だったそうですから、当然もっと早くから関係筋では話し合われていたのしょうね!
銀行筋が「借り換えに応じるか否か」興味を持って行方を見守っていました。
「取引銀行団が応じない意向を示した」事が14日分かったと報じられました。別紙の情報と併せると、取引銀行とは「三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行の3メガバンクのほか、地方銀行の広島銀行など」です。又別の情報として2022年9月期の同社の売り上げは「5900億円、純利益は185億円」だそうで、悪事が次々と明らかになり7月期の新社長の会見では「売り上げが半減した」そうですから、資金繰りは苦しくなるのは素人目にも明らかです。
今回の「借り換え拒否」については同社は300億円ある預貯金を取り崩す様です。
当面はそれで凌いでも「短期中期の経営改革」を求められるでしょうから、資産管理会社の前社長宅や軽井沢の別荘の処分の他、BIGMOTOR 外の資産に厳しい追及が行きそうです。
運輸省・財務省にまで睨まれた「社会規範逸脱会社」の行く末は厳しいようです。
写真:ビッグモーターの看板
時事通信:
中古車販売大手ビッグモーター(東京)の保険金不正請求問題で、8月半ばが期限の借入金90億円の借り換え要請に、取引銀行団が応じない意向を示したことが14日、分かった。不正発覚後に中古車販売の不振が続いており、融資継続に慎重な見方が強まっていた。ビッグモーターは借入金を返済する方針。
同社は10日、銀行団と運転資金の確保などについて協議した。300億円以上の現預金があり、直ちに資金繰りに窮する状況ではないが、顧客離れによる販売減や信販大手ジャックスによる自動車ローンの新規受け付け停止などで、業績への影響が懸念されている。銀行団は融資を続けるリスクが高いと判断したもようだ。
ビッグモーターは資金確保のため、保有資産や在庫の売却などに動く可能性がある。銀行団は再建計画の策定などを求めていくとみられる。
(引用終わり)