王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

8日 損保ジャパンが社長辞任表明の「中身スカスカ3時間会見」、目を向けるべきは「櫻田体制のガバナンス不全」

2023-09-09 09:12:32 | ビジネス
「8日 損害保険ジャパンは記者会見を開き、白川儀一社長が引責辞任することを表明した」とマスコミ各社が報じました。
その中でこの参考記事は白川社長の引責辞任を報じるだけでなく親会社SOMPOホールディングスの櫻田謙悟グループCEOに関し、ガバナンスに問題が有り、金融庁も問題視している事を指摘しています。
残念なのは添付の写真がコピペ出来ないので、ネットから探しました。
辞任した白川前社長です。

今後問題になりそうな損保HDの櫻田CEO

記事に因れば「ビッグモーター」の一連の不祥事の中で「損害保険」の扱いを他社に先駆けて再開したのが白川氏で、この子会社の取り締まりも兼務していた櫻田HD CEOが「白川氏の電話連絡で知った」と知った上、9月下旬に幕引きを図る予定だったそうです。
この8日の記者会見会見も櫻田氏は経営責任に何度も質問されたが「外部の調査委員会が調査中で結論を待ちたい」と内容の無い応答で中身はスカスカだったと酷評されています。
一報外部の調査委員会の報告は11月には上がる予定だそうですが、それを待たず、金融庁からの厳しい引導(と記事には有ります)を渡されることになると指摘されています。

写真:白川前社長と櫻田HD CEO (いづれもネットから)

東洋経済オンライン:
 「ビッグモーター不正」問題をめぐって、損害保険ジャパンは9月8日に記者会見を開き、白川儀一社長が引責辞任することを表明した。 
「辞任しないと(現場が)もう持ちません」  白川氏が親会社SOMPOホールディングスの櫻田謙悟グループCEOに電話し、辞任の意向を伝えたのは8月29日のことだ。櫻田氏らは当初、9月下旬をメドに記者会見を開き、保険金の不正請求をめぐる一連の経緯について説明し、さらに白川氏の辞任についても発表する予定だった。
 しかしながら、いったん中止していたビッグモーターとの取引再開を白川氏自身が昨夏に主導していたことや、出向者が不正請求に関する証言内容の改ざんに携わっていたことを経営陣が取引再開前に認識していた事実が、8月末以降も次々に表面化した。  犯罪行為に目をつぶるかのような経営判断に、契約者や代理店の怒りが日増しに高まり、歯止めが利かない状況に陥ったことで、会見予定を大幅に前倒しせざるを得なくなってしまった。
■3時間半の会見でもスカスカの中身  損保ジャパンは白川氏の辞任表明で、何とか事態を鎮静化させ早期に幕引きを図りたかったはずだ。  ところが、櫻田氏や白川氏が3時間半にわたる記者会見で語ったことといえば、すでに報道などで判明している事実ばかり。それ以上の詳細については「外部の調査委員会が調査中の事柄なので」「調査委員会による報告を待ちたい」といった受け答えにとどまり、中身はスカスカだった。  さらに櫻田氏は、自らの経営責任について何度も質問されながら、執拗に直接的な言及を避け、会見場に集まった報道陣をあきれさせる有りさまだった。
 ビッグモーターと損保ジャパンの癒着に関する外部調査は、早ければ11月にもまとまる予定だ。昨夏の取引再開に至る経緯や、経営陣の不正請求に対する認識の時期といった詳細はそこで明かされることになる。  一方で、報告書によって櫻田氏が一連の問題について認識した時期が相対的に遅く、早期に対策を打つことは難しかったため責任は小さい、となるかといえば答えは「否」だ。 ■癒着よりも根深い問題がある  櫻田氏は会見で、出向者が不正請求に関する証言内容の改ざんに携わっていたことについて知った時期を、「2023年7月だった」と話している。事実だとすれば、経営判断をするうえで極めてクリティカルな出来事について、白川氏が知った1年後にようやく報告を受けたことになる。
 損保ジャパンの取締役を兼務していながら、同社で発生していたコンプライアンス(法令順守)上の大問題について、それほどまでに情報が上がってこない人物が、グループのトップに君臨し続け、信頼回復につなげていくことが果たしてできるのか。  立ち入り検査に入った金融庁が最も問題視しているのは、ビッグモーターとの癒着よりも、不正請求への対応をことごとく誤り、隠蔽に加担してしまう企業統治の深刻な機能不全だ。不正の認識時期による経営責任の有無に、櫻田氏が今後もこだわり続けるのであれば、金融庁から容赦なく引導を渡されることになりそうだ。

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8日 台風13号、熱帯低気圧に変わっても記録的豪雨…高気圧に北上阻まれ上陸せず

2023-09-09 07:26:50 | 環境
8日朝から台風13号は東海方面に上陸するのでないかとTVニュースでは報じ、特に関東地方では千葉県の集中豪雨が気遣われ、電車が全県で計画運休の様でした。
幸い横浜は朝になって小雨が降った程度でした。用心の為、朝の散歩は取りやめ、一日家に閉じこもっていましたが、時折普通に雨が降る程度で「台風が来ている」との実感もない幸いな1日でした。夕刻には窓は明るくなり「何か?」と思いましたら夕焼け空の光でした。
それは置いておくと、千葉県下ではあちこち集中豪雨に襲われ大変な地域が有った様です。この参考記事には写真が有りませんので、ググると茂原市では駐車場が30センチほども水浸しになっている映像を見つけました。溢水で動けなくなった車も出たのでないかと思っています。昼のニュースでは、歩道のマンホールが飛んで係員が修理している同県内の映像をチラリと見ました。
そんな災害をもたらした台風13号ですが昼頃からは御前崎付近に上陸と観測されていたものが午後には千葉沖をかすめ茨城沖を北西にかすめ熱帯性低気圧に変わるとの予報に替わりました。TVニュースも茨城県南部の被害を報じる様になっていました。
昨日の今日で、全体的被害の様子は判りませんが、大被害は起き無かった様でホッとしています。
防災専門家の提言「大きく備えて、小さい被害ですます」事が出来たのかも知れません。
写真:茂原市ヤマダデンキ茂原店の駐車場(ネットより)

読売新聞オンライン:
台風13号は8日、東海や伊豆諸島に接近した。伊豆諸島南部や千葉、茨城、福島各県で相次いで短時間に大雨をもたらす線状降水帯が発生。千葉県内では冠水や崖崩れが相次いだ。気象庁によると、台風は北海道付近の高気圧が南に張り出した影響で北上を阻まれ、上陸せずに8日午後9時に熱帯低気圧に変わった。9日も関東甲信と東北では大雨の恐れがある。
 8日午後6時までの24時間降水量は、千葉県茂原市で374・5ミリで観測史上最大を記録。東京都三宅村260・5ミリ、茨城県鉾田市214・5ミリなど。
 各地で記録的な大雨に見舞われた千葉県では8日、県内の約8万8000人に警戒レベルが最も高い「緊急安全確保(レベル5)」が発令された。
 市原市では午前11時20分頃、民家の裏山で崖崩れが起き、90歳代の女性が家の中で腰の辺りまで泥に埋まって身動きが取れなくなった。約1時間15分後に救助され、消防によると、搬送時に意識はあったという。
 鴨川市浜荻では午前11時20分頃、会社の建物の1階が浸水し、2階に一時8人が取り残された。
 東京電力パワーグリッドによると、電線が切れるなどして正午頃に県内の約5800軒が停電した。交通も乱れ、JR東日本によると、同県内の内房線や外房線の一部区間で終日運転を見合わせた。
(引用終わり)




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8日 NYダウ平均 75ドル高の3万4576ドル…アップル株買い戻し

2023-09-09 06:54:41 | 為替 ドル 株式
 【ニューヨーク共同】8日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、ここをクリック⇒前日比75.86ドル高の3万4576.59ドルで取引を終えた。
今朝早朝閉まったNY株はダウ平均が75ドル高・ナスダック総合は12ポイント高と共に小幅ながら値を上げて引けました。
「中国がiPhoneへの規制を強化しているとの報道を受けて下落していたアップル株が買い戻された」、一方原油高などで米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの懸念は根強く、上値は重かったとコメントされています。

読売新聞オンライン:
 【ニューヨーク共同】8日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比75.86ドル高の3万4576.59ドルで取引を終えた。 
 中国当局がiPhone(アイフォーン)への規制を強化しているとの報道を受けて下落していたアップル株が買い戻された一方、原油高などで米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの懸念は根強く、上値は重かった。 
IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は12・70ポイント高の1万3761・53だった。 
(引用終わり)
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