この報道はCNNの記事を朝日が引用して報じたものです。
昨日28日ANNが動画で26日にはウクライナ軍がセベロドネツク市を撤退(した結果)、陥落したと報じてました。
上山千穂キャスターを久しぶりに見ましたよ。小母さん顔になりましたが元気でしたね」。この件についてはあさひ新聞編集委員の小牧明義氏と防衛省の防衛研究所の山添博史氏が積極的にコメントしていました。
最近のウクライナ東部の戦況〈ネットより)
先月ロシアの対ナチ戦勝記念日の頃はウクライナ軍は北部ハルキウとイジュームそして鉄道の要衝リマン(次の地図参照)そしてドネツク方面のセベロドネツクと川向こうのりシチャンシク市の拠点を守りそこからマウリポリの製鉄所までの線を補給路並びに防衛の前線としていましたが、26日にはイジュームもリマンは陥落そしてセベロドネツクも撤退による陥落となり、ウクライナ軍の補給路はもう少し内陸寄りの道路に下がらざるを得なくなった様です。
リマンの入った地図はこちら
下はANNの使ったボードのコピペです
イジューム→リマン→セベロドネツクを結ぶ線より西に後退しています。
灸日本軍と違い守備兵に玉砕を命じませんから撤退のチャンスが有れば次回に戦力を温存するのは妥当でしょう。しかし素人が見てもウクライナ軍の補給路はスロビンスクやクラマトリシクに頼らざるを得ません。G7にリモート参加したゼレンスキー大統領が「もっと強力な武器を!」と要求するのは致し方が無いのかも知れません。ウクライナ側にも事情が有り、ロシア側にもいろいろ事情がある様で長引きそうだなー?!との思いは有ります。まさに消耗戦になって来ましたね。
朝日新聞::
ロシアがウクライナに侵攻してから24日で4カ月となった。同国東部ではロシア軍が着実に支配地域を広げているが、ウクライナ側も欧米の武器提供を受けて激しく抵抗し、攻防は長期化している。一方、東部ルハンスク州の激戦地セベロドネツクをめぐり、米CNNは24日、ウクライナ軍が撤退を始めたと報じた。
CNNの取材に応じた地元軍当局の責任者、ロマン・ブラセンコ氏によると、撤退は23日に始まった。現地には多数の部隊がいるため、撤退完了までは数日間かかる見通し。ウクライナ軍が拠点としていた市内の化学工場「アゾト」の内部には568人の市民が残っているという。ブラセンコ氏は「(ロシア軍の)砲撃がやめばすぐ外に出られる」と述べたが、退避先はロシア側の占領地になるとの見通しを示した。
セベロドネツクでは5月中旬からロシア軍が攻勢を強め、その後、市内の大半を制圧。ウクライナ側の支配地域はアゾトの一帯に限られていた。
(引用終わり)