このところ中国各地で新型コロナウイルスの感染拡大が報道され、衛生当局による「ショッピングセンターやマンション等から封じ込めを避けるため逃げ出す顧客や住人の姿」が動画で流されています。
地区によっては登場の労働者などが「封鎖」に怒り暴動風の騒動が起きているようですが、さすがにその映像は見られません。庶民は「封城」或いは「封区」などで勤めもままららず、商店主も商売にならず欲求不満は爆発寸前だろうと思います。しかし感染が拡大し「北京市」にまで感染者数が広がると「習政権は清零政策(感染ゼロ封じ込め政策)を改めていませんから、首都防衛のため、極端な制限を加えるのでないかと心配しています。ざっと2か月後には春節(旧正月)の到来で嫌でも人の流れが盛んになります。
北京市内の警戒風景(ネットより)
同じく
何とか無事に春節を迎えてもらいたいものです。
中国でははお百姓さんが暴動を起こすと「王朝の交代の始まり」が多々あります。そうならない事を願っておきます。
写真:北京市内の警戒態勢(ネットより)
読売新聞オンライン:
【広州=吉岡みゆき】中国政府は24日、中国本土で23日に確認された新規の新型コロナウイルスの市中感染者が3万1444人に上ったと発表した。上海市などがロックダウン(都市封鎖)中だった4月13日の2万9317人を上回り、初めて3万人を超えた。歯止めがかからない感染拡大を受けて各地の衛生当局は防疫対策を強化しているが、不満も広がっている。
地域別では、広東省が9296人、重慶市が7846人、北京市が1648人、河南省が695人となった。中国政府が封鎖などの対象とする「高リスク地区」は約2万か所に上っている。
河南省の省都鄭州市にある台湾の 鴻海ホンハイ 精密工業傘下のiPhone(アイフォーン)受託生産工場では22~23日、封鎖環境に耐えながら勤務していた労働者が、給料が約束通り支払われないことなどに腹を立て、数百人規模の暴動に発展した。フェンスを防護服姿の警官に投げつけるなどする様子が中国のSNSで拡散したが、間もなく削除された。香港メディアは、警察が催涙弾を用いて鎮圧し、40人以上を拘束したと報じた。
中国メディアは、広東省広州市の隔離施設で感染者の女性(32)が自殺したと伝えた。感染により陰口を言われるのを苦にした可能性があるという。
習近平シージンピン 国家主席は10月の共産党大会で、わずかな感染拡大も許さない「ゼロコロナ」政策を堅持すると改めて表明した。中国政府はこの方針のもと、引き続き厳しい統制を続ける構えだ。
(引用終わり)