28日「日大が違法薬物事件を起こしたアメリカンフットボール部の廃部を決定した」事を各紙が報道しています。
一般的にはその事実を報じているだけの報道が多く見られますが、次いでアメフト部の輝かしい過去の戦績を書き足している紙面やこの参考記事の様にここをクリック⇒「前日の澤田副学長の林理事長を提訴」に関して、日大執行部に批判的な記事も見受けられます。
2018年のここをクリック⇒「悪質タックル事件」以来外部の人間も招聘して改革を図って来たようですが、近頃は「学連から出場停止や格下げを通知されていた」、そして部活停止にも拘わらず、いつの間にか部活再開がされていたことも問題と指摘されていました。28日「澤田副学長の林理事長提訴」の騒ぎの報道の一角に、夏の大麻吸引事件で3人目の逮捕が報じられていました。
複数の部員が関与したなら「廃部もやむを得ない」との意見もあり、個人の犯罪では「頬被り出来なくなり」今回の処分を「競技スポーツ運営委員会」が決めたのでしょうね!
部に専属の寮がある位ですから1軍の選手は30名位下級生を入れたら100人位は部員が居るのですかね? アメフト部活一筋で日大に入った学生さんは、これから転校を始め、いろいろ今後が大変の様に思えます。
これで一見落着に見えない所が日大のガバナンスの悪さが深刻です。
写真:現在は利用禁止の日大アメフト部学生寮
東スポWeb:
日大が違法薬物事件を起こしたアメリカンフットボール部の廃部を決定したことが28日、明らかになった。
3人目逮捕者が前日27日に出た同部。日大はこの日、公式ホームページで「アメフト部の違法薬物の使用に関する疑いが明らかになって以来、警察の捜査に協力して参りましたが、3人目の逮捕者が出たことは誠に遺憾です。このような事態に至りましたことを厳粛に受け止め、深くお詫び申し上げます」などと謝罪文を発表した。
その裏で日大は廃部を決定していたのだ。日大関係者によると、この日開かれた「競技スポーツ運営委員会」が廃部の決断を下したことを受けて、アメフト部の中村敏英監督がこの日夜、部員の連絡網にその決定を伝えたという。現役部員に向けては、第三者経由で廃部を知るショックを和らげることも考慮し、決定をすみやかに伝えることにした模様だ。
以前、取材に応じた現役部員は、再生を希望していたが、かなわぬ願いとなってしまった。「フェニックス(不死鳥)」として名を轟かせた大学アメフト界きっての名門が消滅するのは、国内における競技振興への影響も懸念される。
日大を巡っては、薬物事件の対応を巡り、林真理子理事長に辞任を求められた沢田康広副学長が、同理事長を提訴するなどゴタゴタが続いている。アメフト部を〝なかったこと〟にして幕引きを図るつもりなのだろうか。
(引用終わり)