平均寿命を超えて飼っていた雄のゴールデンハムスターでしたが、2週間くらい前から皮膚病で毛が抜け始め、医者にも数回通っていましたが、一向に良くなる気配がありませんでした。
今日娘は大学の学園祭のイベントにスタッフとして参加するために出掛けたのですが、娘からはハムスターの様子を見ていてくれと頼まれていました。
頼まれたのは、娘が家を出る12時少し前で、「身体が冷えているからカイロを仕込んで出掛けます。時々見ていてね。何かあったら連絡して」と言われました。
私が最初に様子を見たのは午後2時頃でしたが、見た時はもう亡くなった後で死後硬直していました。
体温はあちこちに配置した合計10個の使い捨てカイロのせいで、暖かかったのですが、恐らくカイロが役に立つ前に息を引き取っていたのでしょう、
しかし娘は学校に出掛ける前の午前10時頃に医者に連れていきましたので、その時にはまだ生きていたのです。
きっとその子(ハムスター)は、大事にしてくれた飼い主である娘の大事な学園際のイベントを邪魔しないように、頑張ったんだと思います。
娘も「きっと帰るまで大丈夫」と思っていたし、そう思っていたかったのかも知れません。
私は娘にメールでペットの死を告げ、娘が帰ってくるまでは待てないので、私の手で埋葬しておくことも伝えました。
ほどなく娘から電話があり、私の対応に対して感謝の言葉を聞かされました。
その子の墓は仮埋葬で私の
畑の片隅に置きましたが、うっかり掘り返すことの無いように穴の周囲を石灰で塗り固めました。
また石灰で覆っておけば、少なくとも娘がその子に手を合わせることの出来る明日まで、虫達にたかられることはないでしょう。
小動物のペットの死など長い人生の中では些細なことかも知れませんが、娘が大事にしていたものを失った哀しみは、どんなものであれ親としてしっかり受け止めてフォローしてやりたいと思う今日の出来事でした。