彼女は 悲しそうに言いました。
ガラケーから スマホに 替えたばかりだった からだと。
しかし 私の 放った言葉は もう 戻ってきません。
返されてしまった 贈り物を見て 私の心は 張り裂けそうです。
ネックレスを入れた箱を包む 透明な袋のシールが 閉じたままだったからです。
古着屋のセールで手にし 家の中に吊るしておいて 家族のだれもが 見向きも
しなかったものを 彼女は「うれしい」と 繰り返し言って 受け取ってくれました。
それを どうして 返すことに なるのでしょうか?
そして こういう時は どう言えばいいのでしょう?
親子ほども 歳のはなれた 貴女に。
本当の思いを 貴女に伝えた時に 一体 何が起きるのでしょうか?