ヒロシの日記

たくさんの人たちの幸福を願いつつ、常に自然な生き方を望む私の日記です。

現状では母親に訪問介護の適用は難しいと判断しました

2011-10-21 22:19:09 | 家族
10月15日の日記に書いた、認知症で要介護5の母親の平日の昼間のトイレ介助のための訪問介護導入についての打ち合わせは、現状でのやり方にヘルパーの入る余地が無いことで現状で無理と判断しました。

ヘルパーが入れない理由は下記の通りです。

■現状でのやり方にヘルパーの入る余地が無い=家庭内のやり方として完成している
■現状のやり方に合わせるのはヘルパーも被介護者も危険

上記理由は下記の通りです。

①排泄はトイレが基本(故におむつでなく紙パンツを使用)
②車椅子に座っている状態を通常時として寝たきりにさせない
③上記より必要なのは母親(被介護者)を支えるだけの力仕事(排泄の処理は親父が)

①②は親父のこだわりです。
一般的な寝たきりとなった場合のように、排泄の処理を全て紙おむつや紙パンツで済ませる方式は受け入れ難いのです。

持ち帰るなどの検討の余地もなくケアマネとヘルパーの責任者は帰ってしまいました。
『お母様は幸せですね』とのお世辞を残して。

打ち合わせの前からさもありなんと思っていた私は、さらさらと書いたメモ紙を親父に差し出しました。(親父は耳が遠いので、重要事項はメモを渡します)

そこにはこう書いておきました。

『デイケアをもう一日増やしてもらえませんでしょうか?
トイレ介助の手伝いのために週3日仕事の途中で抜け出すのは辛いです』


親父は『ひと晩考えさせてくれ』とだけ言いました。

週3日のデイサービスを4日に増やすことは親父にとっては大変なことなのだそうです。
いくら手のかからない昼間が一日増えたとしても、リズムやパターンを替えるとそれに慣れるのが大変なのでしょう。
しかしここで私は、どうしても強く出ざるを得ませんでした。


当たり前だと思うのですが、翌朝の親父の回答はこうでした。

『週4日の件は分かりました。
お前の会社に迷惑をかける訳にはいかないね』
 

言葉をかけても返答の無い母親に毎日話しかけている親父の気持ちは知っているつもりでしたので、私も出来る限りのことをしたいと思いますが、親父には世間とのずれを感じて欲しいと思う気持ちもあります。

翌日親父を外出に誘ったのは、親父の気持ちに応える意味もありましたが、子である私達夫婦に向き合って欲しいとの思いがあったからです。  
 

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