ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

音響調整へ

2017-10-18 23:59:00 | オーディオ・AV

 

音楽を聴く部屋の音響調整に取り組んでいます。

 

リスニングルームの響きを整えることの重要性は、昔から理解していました。

加銅鉄平氏の「リスニングルームの設計と製作例」などの書籍を読み、いつかは理想的なオーディオルームをと夢見ていました。

 

結婚後に家を建て替えましたが、プレハブ住宅で夢叶わずでした。

予算的に厳しく、6畳間の防音室とレコード棚を作るのが精一杯でした。

 

子どもが小学生の時に、12畳間を自分の部屋にしました。

防音はしてありませんが、大きめのスピーカーで音楽を聴いたり、100インチのスクリーンで映画を観たりしています。

 

この部屋の調音は、筒状吸音材、コーナー反響板、厚めカーテン程度です。

チェック用CDを再生することにより、ある周波数で定在波による悪影響があることは知っていました。

定在波の解消には、部屋の形状から取り組まないと難しいとの認識がありました。

 

先日の「上様」宅の視聴で、きめ細かな音響調整の成果を知りました。

早速、スピーカーの一次反射位置にウレタン入り座布団を置くと、それなりの効果がありました。

 

 

「上様」の使っている調音アクセサリーは高価なので、それに代わるものを色々調べてみました。

ハイブリッド音響拡散パネルなるものがありました。

「反射・吸音・拡散で臨場感あふれる音響空間を!」という説明文で興味をそそられました。

「Vento/スクエア SQ2-WH」は、オーディオアクセサリーとしては安価な部類なので6枚組を購入し、左右の壁に貼ってみました。

 

25センチ角の小さなパネルですが、想像以上の効果がありそうです。

現在、貼る位置を模索中ですが、突き詰めていけば良い効果が得られると信じています。

 

天井と床とのフラッターエコーも気になるので、ムートンの毛皮を置いてみました。

面積が狭いためか、効果はさほど感じられません。

ベランダへの通路にあたるので、広い範囲に厚めの絨毯などを敷くと、つまづく危険があります。

DIYも視野に入れ、のんびりと楽しみながら対応策を考えてみます。

 


玉アンプのリフレッシュ

2017-09-30 23:00:38 | オーディオ・AV

      

     

我が家のオーディオシステムは3系統あります。

その中の若い頃に購入した「アルテック・バレンシア(SP)」を鳴らす真空管パワーアンプをリフレッシュしました。

 

ALTEC 1520Tは1950年位に作られた製品で、録音スタジオモニターSP用のアンプとして使用されたようです。

あっしの年齢ほどが経過したヴィンテージですが、スピーカーと同じアルテック製で、中低域に量感があり相性の良いアンプです。

アルテックのアンプといえば、パネルがグリーンというイメージですが、このアンプはグレーなのも気に入っている点です。

 

購入からでも20年ほど経っていて、1台は電源を入れた時に時々ヒューズが飛ぶ症状が出ていました。

修理にはそれなりの費用が掛かりそうなので、騙しだまし使っていましたが、音質が悪くなってきたので修理することにしました。

        

 

電源部の修理だけでなく、モノアンプ2台ともコンデンサー関係を中心に部品を交換して、リフレッシュしてもらいました。

1ヶ月ほど掛かって、仕上がりました。

アンプがないと余計に聴きたくなるもので、心待ちにしていました。

元のラックにいアンプ2台を組み込みますが、聴く楽しみが待っているので苦になりません。

 

不安なくスイッチオンできるのは、精神的にもいいものです。

最初の音が出た時から、これまでとは違った音色です。

修理技術者からのアドバイスのとおり整流管をグレードアップし、数日間鳴らし込みをすると断然良くなりました。

「パーン!」と飛び出すような音の出方と、より明るい音色が、アルテックらしさを出してくれます。

 

最近のオーディオ機器の高級化・高額化についていけない一人です。

古い機器でも、メンテナンスと使いこなしによって感動する音楽が再生できるんですね。

この半世紀でハードやソフトに大きな変遷がありましたが、心に響く音楽の再生という面ではどれほどの変化があったのかな?と考えてしまいます。

 

 


音楽三昧の日

2017-08-28 23:59:00 | オーディオ・AV

   

                    「上様」宅のシステム

 

今日は一日中、自宅のオーディオシステムで音楽を聴いていました。

 

昨日、オーディオ繋がりの「上様」宅に伺い、音楽を聴かせてもらって大きな刺激を受けました。

5年前の訪問では、コンサートなどライブの演奏が見事に再生され、windowsパソコンによるデジタルソースの素晴らしさに驚きました。

あっしの今のメインソースにデジタルオーディオを取り入れたのは、この時の訪問がきっかけです。

   ※ 2012年8月6日「宝の部屋へ」を参照  http://blog.goo.ne.jp/hirozii56/e/3cc3fa7a1d40b55d812991ab860765cc

 

「以前よりもクオリティをあげてますよ」と聞いていましたが、想像をはるかに超える変貌です。

当時、すでに完成の域にあったので、驚くほどの変化はないだろうと思っていたのですが・・・。

部屋に入った瞬間、まず静かであることに気づきます。

6畳ほどの部屋なのにライブ感が半端なく、演奏会場の広さが目の前に広がるのです。

小音量でも音楽の楽しさは変わらず、5年間の努力の凄さを見せつけられた気がしました。

 

装置そのものは基本的に変わっていないそうですが、

 ① 超高域ツイーターを追加したこと。

 ② ノイズと制振対策を積み重ねていったこと。

 ③ 部屋の吸音と反射を詰めていき、音の響きを整えたこと。

これらの改善の良否は試聴して判断しますが、音ではなく音楽として成立しているかどうかが見極めのポイントだそうです。

一般的なオーディオマニア的な感覚ではなく、楽器演奏者と同じ視点にたって再生音楽を捉えてきたことが、成功の秘訣だと言えるのかもしれません。

簡単なことではありませんが、一番見習うべき点だと感じました。

 

今朝起きると、我が家のシステムとどれほどの違いがあるのか、知りたくなりました。

2ヶ月間ほど電源を落としていたアンプに火を入れると、ラジカセのような音がしてガッカリ。

しばらく鳴らしながら、機器のセッティングなどを調整していくと、徐々に音楽が聴けるようになりました。

 

上様とあっしのシステムの決定的な違いは、音の密度感でしょうか・・・。

スピーカーシステムの開発ポリシーが違うし、駆動するアンプの差が大きいので、同じように改善するのは難しいでしょう。

 

上様宅を真似て、簡易の反射板を試します。

ウレタン入りの座布団を第一次反射の位置に置くと、定位が安定し聴きやすくなりました。

ちょっとした工夫によっても、音場が変化するのが分かります。

 

「上様」宅での視聴で、より良い音楽再生を目指して頑張ろうという気持ちになりました。

目標は「ずっ~と聞いていたくなる音楽、心を豊かにする音楽!」の再生です。

 

 


夏用システムで聴く

2017-07-23 23:04:58 | オーディオ・AV

 

           手前の灰色のミニA7が夏用システム

 

7月21日、ザ・シンフォニーホールでの「べー・チェチョル特別コンサート」へ行ってきました。

駐大阪韓国文化院主催の特別コンサートで、事前の申込みにより無料で招待してくれる企画です。

      

家人と一緒にコンサートへ出掛けるのは、何年振りでしょう・・・

二日前に続いてのコンサートでしたが、同じように感動しました。

圧倒的な歌唱力は、聴く者を虜にするようです。

今回もスタンディングオベーションで幕が下りました。

 

  

          CDの左がアンプ、右がプレーヤ

「その感動をもう一度!」と、19日のコンサートで貰ったCDを聴くことにします。

ステレオ装置は、普段、アンプなどの電源を入れたままです。

発熱は半端ではなく、夏場は部屋の温度上昇が凄いので電源を切っています。

 

エアコンは付けず、窓を開けて「夏場限定の装置」をセッティングして聴きはじめます。

アルテックの10センチスピーカ、超小型アンプ、携帯CDプレーヤで、以前に紹介したものとほぼ同じです。

 

聴きはじめは、コンサート会場で聴いた時のような感動は得られません。

2回目を聴く頃になると、スピーカなどの装置がこなれてきたようです。

徐々にコンサートを思い出すほど、鳴るようになりました。

 

暑い部屋ですが、しばらくの間は音楽に浸たれる時間を過ごすことができました。

嗚呼、幸せ~~!!

 

 


ライブの感動を!

2015-11-09 21:38:52 | オーディオ・AV
     

大阪ハイエンドオーディオショウへ行ってきた。
25回目になる今年は6日から8日までの3日間ですが、行けるには8日のお昼前後だけ。
気ぜわしいのでやめようと思っていましたが、mixiに上様のつぶやきを見ていたらソワソワする自分がいる。
昨年のショウで良かったKisoAcousticとLINNだけでも聴きたい。

親父のデイ・サービスへの準備・見送りを10時半に終え、心斎橋のハートンホテルへ向かう。

最初にLINNのEXAKTを聴く。
自然な音がする。
作られた音がしないところが良い。
楽器の音色、ボーカルに違和感がなく、音場がピタリと決まる。
部屋の周波数特性を最適化するといったハイテクなことには関心はないが、音楽性は豊かである。

   
       視聴した物と同じ(これで500万円オーバー)


次に、KisoAcousticのブースへ行く。
一曲聴いたところで、柳沢功力氏解説による講演・視聴があると聞きイベント会場へ急ぐ。
10分過ぎたところで入場。

この小型スピーカーの実力は、上様宅で聴かせてもらい分かっているつもりだったが・・・想像を超えていた。
イベントルームは広いにもかかわらずHB-X1の音圧は十分である。
音のスピード感・密度感は圧倒的で、あっしの心に音楽が満ちわたる。

まるでホールやライブ会場で生演奏を聴いているかのようだ。
「素晴らしい!」の言葉しか出てこない。

   
       ギターと同じ作り方

  

FMアコースティックのアンプでドライブしていることが、このスピーカの良さを十二分に出しているのだろう。
アンプとスピーカだけで1千万円オーバーなので簡単に買うことはできないが、今、一番の憧れだ。
あっしにはスーパーカーを見るような存在かもしれない。

   

たった40分間の視聴だったが、ライブの感動が味わえ来て良かった~♪

会場で上様にバッタリ会う。
以前の視聴時から大変貌を遂げているようだ。
訪問はとても楽しみだが、欲しくなるのが怖い!


※ 写真はネットからお借りしました(会場の写真を除く)

PCオーディオ(6)

2015-03-10 21:06:53 | オーディオ・AV
  

「USBオーディオインターフェイス」を変更しました。
パソコンのUSB出力からDACのデジタル入力へ繋ぐための部品です。

ブログ「ダーリンのオーディオつれづれ日記」に、水晶発振器のクロックを高精度のものに換えたとの記事がありました。
これまでの±50ppmから一挙に±2.5ppmへ20倍も精度が上がります。
現在の基板を改造するつもりでしたが、オーディオ用のコンデンサーが使われているキット「USB DOUT2706」が4千円ほどで販売されていることを知り、これを製作することにしました。

  

製作はデジットのオーディオキット製作体験会の会場で作ることにします。
2年前にDC電源を作って以来、2回目の参加です。
以前に組んだことがあるので自宅でも良かったのですが、追加の部品の調達が必要なのとアクリルパネルの加工がしたいので参加しました。

  

11時半に着くと、既に10名ほどの方が製作に励んでおられます。
スピーカボックスの組み立てやアンプの作っている方が目につきます。
あっしと同じ簡単な基盤を作っている人がもう一人いました。

基板に抵抗から半田付けしていきますが、抵抗値を見分ける色のバーが良く見えません。
テスターで測って取付けることにしますが、今度は半田付けが上手くいきません。
どうやら老眼が進んできているようです(泣)

  

嘆いていたら、帽子型のルーペを貸してくれました。
あーら、よ~く見えます。
両手が使えるので、半田つけもバッチシです!

組み立てが終わりチェックします。
抵抗の付け間違いが心配でしたが、OKでした。

  

次に基板をアクリル板に取り付けます。
DAC基板用に買ってあったものが余っていたので、利用します。
デジタル出力用のピンや取付部品などを買いに行き、ついでに遅い昼食です。

アクリル板は弱くて、下手にやると割れるそうです。
ドリルをゆっくりと回転させて開けますが、先が踊ってしまい穴の位置がズレてしまいました。
基盤がほんの少しゆがんでしましたが、これもご愛嬌です^^@

  

自宅に帰ってすぐに視聴します。
「高精度なクロックによる低ジッタで高音質」と謳われていましたが、一聴して違いが分かります。
高音や低音が出るとか、音色が良くなるとか、そういった変化ではありません。
音場の空気感が変わったのです。

言葉でうまく表現できないのですが、優しい音になったと言えばわかっていただけるでしょうか。
音楽のテンポがゆっくりに感じ、ゆったりと音楽が楽しめます。
誤解を承知で例えると、アナログレコードの音に近づいた感じでしょうか。
二日間のエージングで、ご機嫌で鳴っています。

部品代はたったの5千円ほどで、音質の向上だけでなく、作る楽しさも味わえます。
12ページの組立説明書が添付されているので、あっしのような素人でも組み立てることができます。
不安な方はオーディオキット製作体験会へ行けば、ちゃんと教えてくれますので大丈夫です。
ぜひ、チャレンジしてほしいです。

  
    次は、これを作ろうかな・・・・

上様やJAZZ AUDIOさんのような素晴らしい音楽再生には及ぶべくもありませんが、少額予算で少しでも近づくためにコツコツやっていきます。

オーディオショウへ

2014-11-11 21:32:44 | オーディオ・AV
     

日曜日は朝から雨。
午前中に予定があったけど、お流れになりフリーに。

7日から9日まで心斎橋で「大阪ハイエンドオーディオショウ」が開催されています。
毎年、この時期に開催されていますが、感動することが少なくなり遠ざかっていました。

デジタル技術が進んで、PCオーディオやシステムに変化があるかもしれないとの期待があって覗きにいくことにします。
たくさんの出展がありますが、時間が限られているので気になるブースを選んで回りました。


興味が湧いたところは2ヶ所。

     
一つは、「Kiso Acoustic」の小型スピーカをメインにしたブースです。
にわか仕立てのセッティングですが、密度感とパワー感のある迫力ある音です。
小型のスピーカから出てくる音とは信じられないほどです。

mixiマイミクの上様は、このSPで素晴らしい音楽を奏でています。
それは、FMアコースティックのアンプでドライブしていることが大きいと思っていました。
視聴では別のアンプでしたが、それでもライブ感溢れる音でした。
LPレコードのソースと機器が良かったことがあるのかもしれません。



         
もう一つはLINNのブースの「EXAKT AKUDORIK」(イグザクト・アキュドリック)システムです。
一聴しただけで、引き込まれました。
小型スピーカの中に、ドライブアンプと音場補正装置が組み込まれています。
ソースの入力を専用機器へ繋ぎ、そこからLANケーブルをSPに入力することでシステムが完成します。
SPには個々のSPユニットの個体差を出荷時に補正し、完全にバランスをとるそうです。
部屋の定在波の悪影響をデジタル補正により緩和させる機能も盛り込まれているそうです。

技術的なことは難しくてわかりませんが、出てくる音のクリアーさと音楽性豊かな表現力が素晴らしいです。
横の広がりはありますが、残念なことに上下の音場表現が狭く感じました。
それでも触手が勝手に伸びそうなほどイイです^^@
システムが高額なことと、音作りの楽しむ趣味性が少ないことがなければ・・・ねぇ!


何年かぶりのオーディオショウでしたが、良い刺激を受けました。
帰ってから我が家のシステムをいじって、少し良くなったような・・・


(写真はネットからお借りしました)

バッテリー駆動へ

2014-08-20 22:29:11 | オーディオ・AV


久しぶりにオーディオの話題です。

少し前まで、アンプをつけない日がないほどの音楽漬けでした。
最近は野暮用が多いだけでなく、音楽を聴く気持ちにならない日が続いていました。

居間で過ごす時間が多かったのですが、「一番の楽しみを忘れちゃいかん!」と自分に言い聞かせ自分の部屋へ入ります。
オーディオ装置が待ってくれていたような、不思議な感覚になりました。

しばらく聴いていると、音楽に引き込まれるのではなく、再生音楽への不満が出てきました。
「もっと音を良くしたい!」
「さらに良くなるはずだ!」と考えます。
オーディオは終わりなき探求であり、これが趣味人の宿命なのかもしれません。


以前、DACの電源をスイッチング電源(アダプター)からアナログ電源に換えたら、とても良い結果が得られました。
パソコンとDACとの間にUSBアイソレータを入れると音質が改善されることは以前に書きました。
「アイソレーターもアナログ電源に換えたら、さらに良くなるかもしれない」と考え、日本橋へ行くと、耳寄りな情報をもらいました。

「バッテリーを使う方法もある」という話です。
ご自身が小型アンプの電源を充電池に変えたら、良い効果が得られたとのこと。
小型システムなのに、JBLの大型システムと比べても違和感がなかったそうです。


     右はデジカメのケースです

価格は15,000円程で、アナログ電源の部品代よりも少し高いけど面白そうなので試すことにします。
リチウムイオンバッテリーで容量は23,000mAHもあるので、 度々充電しなくても済みそうです。
出力電圧は5V・9V・12V・16V・19V・20Vに切り替えできます。
仮に、アイソレーターで良い結果が出なければ、小型アンプやモバイルに使えるという安心感もありました。

アイソレータを組み込んだ時のような劇的な変化ではありませんが、良い方向に働くようです。
上手く表現できませんが、音楽が静かになったような印象を受けます。
真夜中の小音量で聴く時の方が良さが分かります。

小さな変化です。
でも、この変化がライブソフトからの感動をより深めてくれるのです。

こんなお遊び、如何ですか?

雑誌のおまけ

2014-01-28 22:04:31 | オーディオ・AV
   

最近、オーディオ雑誌に「おまけ」の付いているものが増えました。
決して安物ではなくそれなりの商品で、「おまけ」や「付録」というより商品を前面に出したものです。

アマゾンのHPを見ていたら、過去の出版雑誌も販売されていました。
何気なく眺めていたら、オーディオ機器を繋ぐRCAコード製作の付録が付いた雑誌がありました。

オヤイデ電気のオリジナルなので興味をそそられます。
線材はPCOCCで、0.9ミリ単線・シールドのないタイプです。
長さは1m×ペアなので実用になります。
良さそうな配線材とプラグで、値段も3,885円と安かったので試しに買ってみました。

プラグは配線を半田付けするタイプではなく、ネジで止める方式です。
どちらの方が音質が良いのか分かりませんが、配線材が気に入らない時はプラグを使い回しができるから経済的メリットはありそうですね。

製作時間は30分くらい。
線を切ってネジで止めるだけなので簡単です。
半田付けのように、技の良し悪しで音質の差がなく作れるところがビギナーにはいいかもしれません。

  

早速、パソコンオーディオのDACからアンプへのコードとして使います。
2時間ほどなのでエージングは出来ていないかもしれませんが、クリアで見通しの良い音と言えます。
なかなか良い感じで・・・

おまけ付きの雑誌はどちらかというと否定的でした。
今回作ってみて、「ちょっと自作してみようかな?」というきっかけになるのなら、これもありかなと感じました。
他にも、DACやスピ-カなどもあって、はまってしまいそうです・・・

記事をアップしている間にも、最初の時よりも良くなってきたような・・・
数日後が楽しみです!

PCオーディオ(5)

2013-12-31 22:28:16 | オーディオ・AV

      アイソレータ(左)と 音楽専用PC「CaMeO#5」(右)

PCオーディオを始めて1年3ヶ月です。
音楽専用のパソコンとしてリナックス搭載のCaMeO#5を導入して、オーディオの環境はガラリと変わりました。

今や、我が家のオーディオシステムの中心的なソースとなっています。
宝物の何百枚ものレコードは、今は眠ったままとなっています。
聴きたいCDを探してプレーヤに入れる煩わしさがないのが利点です。
音質の面でも悪くはなく、努力すればまだまだ良くなるだろうと感じていました。

CDプレーヤの音質と比べると、多少の差はあっても許容できる範囲だと思っていました。
ところが、人間の欲望はキリがないようです。
不満が徐々に増してきて、「もっと良い音を!」と求めます。

オーディオは目では確認できない聴感覚だけの世界なので、音質が向上したかどうか判断するのが難しい分野です。
以前にも書きましたが、あっしが一番重要視しているのが音のスピード感です。
次に、空間的な音場表現、音の密度感です。

これらが向上すれば、実際のコンサートやライブの感動に近づけられると考えます。
昔は音色を求めて悪戦苦闘していましたが、今では音色の優先順位は低くなりました。

今のPCオーディオの不満は、上と下の音場が広がらないところと、音の実在感が乏しいことです。
以前に聴かせてもらったJazzAudioさんや上様が再生する音楽が目標です。
お二人のような高額な機器は買えそうもないので、現行のシステムを生かして少ない費用で近づけることを考えます。


ブログ「ダーリンのオーディオつれづれ日記」に興味深い記事がありました。
「USBアイソレータ」による高音質化の話です。
パソコン内部で発生した「電源ノイズ」「デジタル信号ノイズ」を遮断してクリーンな「電源」と「信号」をUSB-DACに供給するものです。

  

これを書かれたO氏に伺うと、基盤完成品として商品化されているとのことです。
早速、「WP-904UIS」を買って、次の①と②の間に基盤のままで繋ぎました。

   ① 音楽専用コンピュータ(Cameo#5)リナックスOS搭載
       ↓
   ② USB同軸コンバータキット (WP-2704USB)
       ↓
   ③ DAコンバータ【基板完成品】 (WP-9193DAC)
       ↓
   ④ アンプ(Aura100)
     ↓
   ⑤ SP(リディーマ)


ブログに書かれていたとおり、驚くほどの効果がありました。
CDプレーヤの音かどうかわからないほど音が良くなりました。
それほど劇的に変貌したのです。
音がクリアで、奥行きが感じられます。

たった5千円ほどの部品代で、これほど良くなるとは思いもしませんでした。
裸じゃ可哀想なので、アクリルの透明な服を着せてあげました。

音が良くなるたびに、カメオコンピュータカンパニーの「CaMeO#5」が素晴らしい製品であることをわからせてくれます。
これからPCオーディオを始めようとされる方は、導入検討の一つにされたらどうでしょうか。

便利なイヤホン

2013-10-22 09:24:59 | オーディオ・AV
 

iPhoneでBluetoothイヤホンを使い始めました。

通話用としても使えますが、音楽を聴くためのイヤホンとして買いました。
思っていたよりも高くなかったので、携帯のショップで衝動買いです。

iPhoneは意外に大きく、胸のポケットには入れづらいです。
ズボンのポケットに入れると、イヤホンのコードが長くなってしまいます。
使う時も仕舞う時も邪魔になるので、無線で飛ばせるBluetoothを考えていました。

電車で見る限りでは、Bluetoothイヤホンを使っている人はあまり見かけないですね。
息子は自動車で通話できるよう、片耳用のイヤホンを持っています。

「Bluetoothは音が良くない」との話を聞きますが、今回は使い勝手を優先します。
もともとiPhoneには、音質に関して期待していませんでしたし・・・。

そう思って買ったからでしょうか、想像していたよりもずっーとイイです。
「これ、エエやん!」と独り言が出たくらいですから。
騒音の多い通勤電車内で聴いていますが、十分に音楽が楽しめます。

自分の気に入ったイヤホンが使えるタイプにしました。
付属のイヤホンも意外と良くて、そのまま使っています。

Bluetoothの電池も良く持ちますし、スマホに線がつながっていないのでスッキリです。
曲送りや音量調整が手元で出来るのも便利です。

思い込みは良くないですね。
実際に自分で使ってみないとわからないということでしょう。
高価なものではありませんので、スマホをすっきり使い方はお試しされたら如何でしょうか。

miniアンプ

2013-08-21 11:37:36 | オーディオ・AV


今年の夏の暑さは、体に堪えます。
若いころは夏が好きだったんですが、いつの頃からか苦手に。
2階にある自分の部屋は蒸し風呂状態なので、エアコンがフル回転です。

発熱する管球アンプは、出来るだけ付けないことにします。
AURAのアンプや映画用のROKUSANのアンプも発熱量が凄い。
AURAは常時スイッチオンでしたが、夏は聴くときだけ入れることにしました。



  CDの左側がminiアンプ

昼間に音楽を聴こうとして、発熱がほとんどない超小型アンプがあるのを思い出しました。
昨年、日本橋のショップでたまたま見かけたアンプ。
確か、5~6千円だったと思うけど、良い音がしていたので買っておいた。

手のひらサイズのデジタルアンプ、S.M.S.LのSA-36Aです。
店頭での鳴りっぷりの良さに衝動買いでした。
安いですもんね!




スピーカは、ミニA7の箱にアルテックの10センチユニットをいれたもの。
10年ほど前にお遊びで買ったものだが、ほとんど部屋の隅で眠っていた。



  左端がCDプレーヤ

CDプレーヤは、管球式のキットを組んだもの。
真空管とコンデンサーを入れ替え、お気に入りの製品。
現役を退く製品の中で、しぶとく生き残っている1台です。

これらを適当に繋いで聴くことにします。
音の出始めから、いい感じ。
しばらく鳴らしてからボリュームを上げてみます。

5千円ほどのアンプとは思えない鳴りっぷりです。
10センチのシングルSPなので当然低域は出ませんが、音が飛び出してくる感じで鳴り方なのです。
音離れが良くて、スピード感のある音と表現するのでしょうか。

オーディオ再生と生演奏の一番大きな差は、音のスピード感だと思っています。
それが、この安価な組み合わせで聴こえてきたのです。
気持ち良くて、CDを取っ替え引っ替え聴きました。

このアンプで、十分に音楽を楽しめます。
部屋を占領しているオーディオ装置を取っ払って、「これに換えてもいいかも?」と一瞬思ってしまいました。

この後、AV用の小型SPに換えて聴きましたが、同じような鳴り方をしてくれます。
安く手軽に音楽を楽しみたいと思っている貴方に、このアンプをお勧めします!
他の超小型アンプにも良いものがあるかもしれませんが・・・。

記事を書いてる今も、ご機嫌に鳴っています。
これ、いいよ~(笑)

衝動買い

2013-01-28 21:54:09 | オーディオ・AV
  

珍しく、衝動買いをしてしまいました。
品物は、ヘッドホンです。

最近、音楽を聴いたり、映画を観たりすることが多くなりました。
週に4日も休みがあって時間的な余裕ができたからです。
オーディオやAV装置の音が良くなったことも要因です。

昼間は結構な音量で聴いていますが、夜間はボリュームを絞っています。
部屋は2階で、以前は音漏れする側のお隣が平屋だったので、あまり気にしなくてもよかったのです。
昨年に2階建ての住居を新築されたので、騒音に配慮する必要が出てきたのです。

深夜に音楽を聴くのは、いいものです。
部屋の照明を暗くして、静かに聴いていると精神的な疲れが薄らいでいくのがわかります。

時々、真夜中に大音量で鳴らしたい時があります。
そのときは、ヘッドホンしかありません。
ヘッドホンは、KOSS、AKG、ゼンハイザ―、ソニーを買ってあるのですが、見当たりません。
何度か探しましたが、昨年に買ったソニー以外は見つかりません。

どうしようかと思いながらヘッドホンのサイトを調べていたら、いつの間にか「ポチッ」と押していました。
今度は、beyerdynamic社製の「DT990PRO」です。

今、数日間鳴らしっ放しにして、エージング中です。
口コミだけを参考に買いましたが、思いのほかイイ感じ。
音質を文章で表現するのは難しいですが、これをスピーカで鳴らすには相当な努力と資金が必要でしょう。

不満な点は、空間的な表現力と頭(首)にかかる重みです。
これさえ克服できれば、スピーカなしでもいいんじゃないと思えるほどの鳴りっぷりです。
質の良いヘッドホンアンプを作ってみようか・・・と考えさせるほどです。

パソコンのiTunesからの出力でもそこそこ鳴ります。
安価でハイオーディオを体験できるので、興味のある方はヘッドホンオーディオを試してみては如何でしょうか。

裸じゃイヤ!

2013-01-06 18:43:01 | オーディオ・AV
  
   手前から、DAC、USB同軸コンバーター、DAC用電源

オーディオの話題です。

PCオーディオのDACとUSB同軸コンバーターは、基板そのままで使っていました。
試験的にやってみたものなので、部品の換装しやすいこともあって裸のままでした。

アナログ電源により、この安価なDACでも十分使えることが分かったので衣装をまとわせることにしました。
主のDACがむき出しで、それを支える従の電源の方が立派なのもどうかと。
「俺にも服を着せろ!」と言っているような気もしたし・・・


風邪気味なので、用意していた部品で組み立てました。
DACの方は専用のケースが売られていて、ねじ止めするだけ。
簡単にできました。

  
    基板(左がUSB同軸コンバーター、右がDAC)とDACケース
  
    完成!

USB同軸コンバーターは、コーナンで売っていたプラスチックケースに入れることにします。
接続するケーブルが太くて、小さなケースの中にケーブルを入れるのは難しいです。
仕方がないので接続ターミナルを外に出すことにします.
ケースの厚みが薄かったり、蓋が邪魔になったりで加工に手間取りました。
何とか衣装を着せて、接続します。

  


う~ん???
DACの方は以前と変わりませんが、プラスチックケースに入れたUSB同軸コンバーターにつなぎ換えると音が悪くなるみたい。

音の響きが抑えられたような気がします。
ある音域がキツく感じます。
アンプの基板を止めるネジの締めるトルクによっても、音が変わると聞いたことがあります。
ケースの材質によって、変わってしまった可能性があります。
128円のプラケースじゃ、ダメか~?

しばらく様子見することにします。
アルミケースに入れるべきかも。

目に見えないオーディオって、ほんとに難しいです。
だからこそ、面白いのかもしれませんがね。


工作の喜び

2012-12-22 13:12:06 | オーディオ・AV
 
    右が完成したアナログ電源  左は市販の小型DAC

PCオーディオのDAC用のアナログ電源を製作しました。

   ※DACとは、「Digital Analog Converter」を略したものです。
    パソコンに取り込んだデジタル音声信号を、アナログ信号に変換して
    アンプで鳴らせるようにするもの。

オーディオにおける電源の重要性は、いまや常識となっています。
そしてPCオーディオのパソコン本体やDACにさえも影響することは、自らの経験からわかりました。

それならばと、手始めにDAC用のアナログ電源を作ることにします。
ネットで調べてみると、DAC用の電源も需要があるようで、製品として販売されていました。
市販品は小型で見栄えも良く、費用の点でも大きな差がありません。
それでも、自分で作ってみたかったのです。

   
    デジット                    徒歩5分ほどの製作の会場

日本橋の部品のお店「デジット」へ行きます。
あっしが作りたい電圧と容量のキットは発売されていませんでした。
オーディオの自作派なら、わざわざキットを買わなくても簡単に作れるからなのでしょう。

自作を諦めようかと思案していたら、お店の人が相談に乗ってくれました。
その方も、同じDACを使っていて、電源や部品・回路などを改造しているようです。
希望を言ったら、市販の電源基板を改造するやり方で部品を揃えてくれました。

基板セット、改造用コンデンサー・抵抗、トライダルトランス、アルミボックス、小部品などです。
基板の回路図に、改造するところなどを書き込んでくれました。
分かったつもりでしたが、いざ作ろうとすると不安です。

デジットでは、定例的に「オーディオキット製作体験会」なるものが開催されていると聞きました。
場所の提供だけでなく、詳しい店員さんがアドバイスしてくれるとのことなので申し込みました。

            

   

オーディオの製作体験会は、マイコンの製作に比べると人気が薄いと聞いていたのですが、座れないほどの盛況ぶりでした。
半田ごて一式、工具などを貸してもらえるので、手ぶらで行っても作れる準備がされています。

半田の仕方から教えてくれました。
自分の持っていった半田は、音質が良いとの評判でかったペーストなしのものです。
これまで基板への半田は難しいと感じていました。
用意された基板用の半田を使うと、至極簡単に綺麗にできました。
専用の半田を知っただけでも、参加した甲斐がありました。

  

部品を揃えてくれた店員さんは、呼ばなくても時々覗きに来てくれ、的確な指導してくれます。
スムーズに作業は進み、アルミケースに部品を取り付け配線すればできあがりです。

余裕ができたので、隣の方が作られているものを拝見します。
あっしのような素人ではなく、「無線と実験」という雑誌の回路図をみながら自作しています。
基板づくりからされていて、複雑な配線を見ると「凄い!」と思います。
回路が理解でき、自分なりにアレンジできる人が羨ましいです!

あっがの作った簡単なものでも、電源を入れてテストするときにはドキドキします。
チャンと出来ていると、嬉しいものです。
これが自作の良いところでしょうね。

 

家に持ち帰り、早速、視聴します。
エージングしなくても、アナログ電源に換えた良さが分かります。

一週間経った今朝の感想です。
音がまろやかになり、うるささがありません。
空間の表現が豊かになり、音の押し出しが強くなりました。
何故か、音楽がゆっくりしたように感じます。
演奏時間は同じなのに、なぜそう感じるのか不思議です。

DACの費用よりも高くて、オーバースペックでしたが、作って正解でした。
自作に自信がなくて躊躇している人も、「デジット」で相談され「製作会」に参加すれば大丈夫だと思います。
まずは、キットや、あっしのような簡単なものからスタートされたら如何でしょう。
自作した機器で、良い音が出た時の喜びは、言いようもありません。

グレードの高いDACのキットが発売されるとのことです。
次は、これにチャレンジしてみよう・・・かな?