ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

Jazzと薔薇

2011-11-15 23:59:00 | 音楽、映画、芸術


13日の日曜日、ジャズコンサートへ行ってきました。

このコンサートは、「チャリティージャズメッセ」として30年にも及ぶ歴史を持った素晴らしい活動です。
ミュージシャンや個人・団体の善意の輪によってジャズコンサートが開催され、その収益金を障害者の事業所などに寄付するというものです。

       

このコンサートのことは全く知らず、今回が初めての参加です。
ところが、今回をもって休止するとのことで、とても残念に思います。

コンサートは、天満橋駅近くのエルシアターの大ホールで15時に開演です。
900人定員の会場は、満席で熱気が感じられます。

第一部の初めは、スペシャルバンドでの演奏です。
ピアノトリオ+パーカッション+管楽器3本の7人編成によるものです。
トランペット、サックス、トロンボーンが、良い音を聴かせてくれます。

 

写真撮影OKということで、演奏の邪魔にならない程度にシャッターを押します。
気持ちの良い演奏と撮影ができることで、にんまりしながら聴きます。

       

その次は、ドラムと2人のピアニストによる「楽しい音楽会」です。
フラフープまで登場する、趣向を凝らした楽しい演奏でした。


第二部の最初は、ドラムアンサンブルです。
昨年の夏に聴きに行った「ドラムラインLIVE」を思い出す楽しい演奏です。
4人の奏者が打ち鳴らす打楽器の掛け合いが、心地よさと興奮を呼びます。



                            

         
                ドラムを叩く女性

最後は、女性ジャズシンガー4人の登場です。
いづれの方もジャズメッセと深く関わりのあったようで、休止されることの残念さと、これを引っ張ってきた中心の朝倉聖氏(Dr)を讃えるコメントが印象的でした。
初めての参加でしたが、朝倉氏の長年にわたる障がい者への思いと努力が感じとれました。

       

 

安ますみさんのボーカルに感動しました。
「スマイル」というナットキング・コールで有名な曲です。
「悲しい時こそ笑ってごらん きっとイイことがやってくるから・・・」というような意味の歌詞です。
心の奥に響く彼女の歌声に、目頭が熱くなりました。
これぞジャズシンガーだ!と言わせる魂のこもった詩でした。

3時間にも及ぶコンサートは、大満足のうちに終わりました。
早く再開されることを、心から望んでいます・・・





この会場のほど近いところに、中之島公園のバラ庭園があります。
まだバラの見頃なので、ご一緒したチューリップさんと開演前に寄ることにしました。

  
     天満橋から中之島公園を望む

紅葉が・・・壁面緑化の蔦が秋の装いをはじめています。

        

お天気も良くて、芝生には大勢の方が寝っ転がっています。
お散歩のワンコも気持ち良さそうです。

      

    

春のバラと違って花の数は少ないですが、十分に綺麗な花を咲かせています。
チューリップさんは、お気に入りの二眼レフカメラを持参しています。
二眼レフカメラは、幼い頃に親父が借りてきて、撮ってくれた思い出があります。

実際に撮るのは初めてですが、その難しさにおどろきました。
上下左右が、逆に動かさないといけないのです。
覗いた像を左に持っていきたい時には、右にカメラを動かします。
やってみると、これが戸惑ってしまうのです。

1枚撮るのに随分と時間が掛かりました。
構図を決めて、ピントを合わせるだけで、汗だくになります。
やっと撮った1枚の写真が、これです。
            
               
     

            


一眼レフを持ってきたので、ポートレートも撮りました。
せっかく明るいレンズを持ってきたのに、交換するのも忘れるほど夢中で撮りました。

          


      

      


          

ポーズを指示しなくても、ご本人がとってくれるので、ただシャッターを押すだけです^^@
久しぶりのポートレートですが、表情のあるものを撮るのは楽しいものですね。


さくらのライブ

2011-08-20 21:41:39 | 音楽、映画、芸術

     

ジャズライブを聴きにいってから、mixiマイミクの「な ちゅ らさん」の日記を見ます。

「な ちゅ らさん」は、6月21日の記事「熱唱ライブ」で登場した「藤岡さくらさん」です。
日記には、以前に公演したライブのYouTube映像が載っていました。
彼女を応援するファンの一人として、皆さんに紹介したくてアップしました。
 
     藤岡さくら/Everything
     


ハイビジョン映像で撮られていますので、1080に上げてフルスクリーンでご覧下さい。
彼女の歌ってる口元もキッチリと見れます。

ミセスドルフィンでのライブの様子です。
この曲はオリジナルの「Everything」です。
他にも2曲アップされていますので、気にいればお聴きください。


直近のライブの予定を紹介します。
  ◯8月21日(SUN)
    Funkastic ワンマンライブ
    Doors in heaven
    http://howlin.real-sound.net/
     地下鉄 長堀橋7番出口5分 日本橋2番出口5分 心斎橋6番出口7分
     (1st 19:00~   2nd 20:30~)

  ◯8月26日(Fri)
    本町Mother Popcorn
     Open*18:30   Start*19:30



ジャズコンサートへ

2011-08-19 23:59:00 | 音楽、映画、芸術
     

水曜日、SAYAKAホールでのジャズを聴きに行ってきました。

ジャズラウンジと題した3日間のコンサートです。
古谷充カルテットとゲストによる演奏です。
昨日は第2回目で、ピアノの大塚善章などがゲスト出演でした。

このコンサートは、金剛・狭山地域の情報サイト「コミュニティ2525」で知りました。
ジャズに夢中だった頃、日本のアルトサックス奏者で好きだった古谷充の名前を見つけました。
自分の若い頃を思い出して、懐かしさが込みあげてきました。

コンサートには、以前一緒に仕事をした友だちを誘って行くことにしました。
料金は破格の2000円。
これで、小さなグラスワインやぶどうジュースなどの飲み物が付いているのです。

チケットぴあでチケットが買えるか聞くと、「ふるたに みつるさん」のコンサートは取り扱っていませんと言われました。
「ふるや たかしさん」ですけど・・・とやんわりと訂正。
はぁぁ~、日本ジャズ界の重鎮なのに・・・悲しいですね。

    

会場は、150名ほどのこじんまりしたコンベンションホールです。
折り畳み椅子が並べられていて、それがアットホームな雰囲気なんです。
演奏の合間のお喋りが、実に面白いです。
50年ほど前に結成された「ザ・フレッシュメン」の時代の懐かしい思い出話に、会場は大爆笑。

もうお幾つになったのでしょうか。
年齢を感じさせないパワフルな演奏です。
記憶にある、切れのあるアルトサックスが鳴り響きます。

ゲストとしてピアノの大塚善章、トランペットの田中洋一、ボーカルの伊福美音が出演します。
大塚善章は、御歳77歳だと自己紹介がありました。
古谷充は2歳下ということなので・・・75歳なんですね。
この歳で、エネルギーが湧きでてくるような音を出すんですから本当に驚きです。
渋い歌声も聴けて最高です。

          

全部で12曲が演奏されました。
聴きなれたホレス・シルバーの曲が多く、楽しめました。
アンコールで演奏された曲は「モーニン」です。
ジャズが好きになったきっかけの曲です。
アートブレーキ―とジャズメッセンジャーズが演奏する「モーニン」は、レコードが擦り切れるくらい聴いたかもしれません。
これを聴けただけで、もう大満足!

ゲストの田中洋一さんのトランペットが好きになりました。
家では50~60年代のジャズを聴くことが多いのですが、最近のジャズも聴かないと・・・と思いました。
CDを探しに行くことにしよう!


第3回目は、10月19日にあります。
ジャズに馴染みのない方でも楽しめると思います。
ちょっと足を運んでみて、体験されたら如何でしょうか。

生演奏はやっぱりいいですよ。

海洋天堂を観て

2011-07-25 21:47:43 | 音楽、映画、芸術
     

障がいを持つ息子への親の愛情を描いた映画「海洋天堂」を観てきました。

職場の同僚から海洋天堂のパンフレットを渡され、「いい映画でしたよ!」の声を残して部屋を出て行きます。
休み時間に読むと、もうそれだけで涙が出てきそうになってきます。
これは観ないといけない映画だと直感しました。

昨日の日曜日は昼過ぎまで出張業務で、午後から時間があるので新梅田シティの「ガーデンシネマ」に寄ることにしました。
スクリーンが小さな劇場が2つある、こじんまりした映画館です。
でも、他では観られない映画が、ここでは上映されています。
マニアックな方には見逃せない映画館であるようです。

日曜日ということもあって、観客は多いです。
開場の20分前に切符を買ったあっしは68番目のお客でした。
この映画の良さが、ネットの口コミで広がっているような気がします。
先週にウェブ検索したときよりも、ずっ~と記事が多いです。

  
    オープニングのシーン
    足に重しを付けて、入水自殺をしようと・・・

物語は、
  中国チンタオの水族館で働く父シンチョンは、泳ぐ事が大好きな自閉症の息子ターフー
  を男手ひとつで育ててきた。
  ある日、シンチョンは自分が癌に侵され余命わずかだと告知される。
  自閉症の息子を持つ父親が、息子に何を残していけるのかを考えて行動する。
  厳しい現実に直面し、自分を上手く表現する事ができない息子の将来を案じ、ひとりで
  生きていく術を教え込んでいく・・・
  (作品の紹介より抜粋)

父親役の「ジェット・リー」が脚本を読んで大泣きするほど感動し、すぐさま出演を決めたそうです。
それもノーギャラというのが、この映画の素晴らしさを物語ります。

ジェット・リーといえば、アクションスターというイメージが強い俳優です。
「HIRO」や「エクスペンダブルス」など、派手なアクションシーンが浮かびます。

この映画では、アクションシーンはありません。
感情を表に出さない抑えた演技が、徐々に観る者の感動を呼び起こしています。
ジェット・リーの新境地を開いた演技だったかもしれません。

息子のターフー役の「ウェン・ジャン」の演技も光っています。
「ヒョッとして本当の自閉症なの?」と思ってしまうほど、その人物になりきっています。


  

派手さのない淡々と進んでいく物語の中に、父親の切々たる思いが伝わってきます。
お涙ちょうだいの映画ではありません。
親が子を思う切実な愛に感動した時、ハンカチが必要となるのです。

エンディングのスクリーンに映し出された(曖昧ですが・・・)
「平凡にして偉大なるすべての父と母に捧げます」の言葉
”親の子への無償の愛”を讃えているように思えました。

いつも言うように、評価は人それぞれです。
それでも、多くの人にこの映画を観てもらいたいという気持ちでいっぱいです。

スーパー8を

2011-07-12 23:59:00 | 音楽、映画、芸術
   

昨晩、やっと「スーパー8」を観てきました。

上映時刻が早いので、仕事帰りにはなかなか観られませんでした。
評価は分かれていますが、製作総指揮にスピルバーグが関わっている映画となると観られずにはおれません。

「スーパー8」とは、昔の八ミリ映画のことです。
八ミリ撮影機で映画をつくるのに没頭する子どもたちが、列車事故に遭遇し・・・
その後、いろんな事件が勃発して・・・
というSF映画です。

 

     

結果からいうと、大満足の映画でした。
スティーヴン・スピルバーグの良さが詰まった映画といえます。

     

謎の生物を最後まで見せないで、恐怖心を湧かせ、ストーリーに引き込んでいきます。
初期作品の「激突」や「未知との遭遇」を思い出させる手法です。

「激突」は巨大タンクローリー車に追いかけられる恐怖を描いた作品です。
相手(タンクローリーの運転手)を一切映し出さないで、最後まで緊張感と恐怖を持続させ、当時、凄い映画だと驚いたものです。

「未知との遭遇」も宇宙人を最後まで見せないで、どんな宇宙人が表れるのだろうかという期待感を持たせた映画です。
結局、宇宙人はシルエットで描いただけだったように記憶しています。
CGで表現する映像の素晴らしさに感動し、SF好きになったきっかけの映画だったかもしれません。

その後の活躍は、ご存じの方も多いはずです。
インディ―ジョーンズ、ジュラシックパーク、バック・ツウ・ザ・フーチャ―のシリーズが有名ですが、これらの映画にも通じるものを感じました。

列車事故などのアクションシーンは、もう迫力満点です。
ワクワク・ドキドキで最後まで観終えました。
スピルバーグの創る世界を堪能しました。

「面白かったで~!」と誰かに伝えたくなる映画と言えば、わかってもらえるでしょうか。
お勧めの映画です。

15分の奇跡

2011-07-01 23:59:00 | 音楽、映画、芸術
     

映画「阪急電車 片道15分の奇跡」を観てきました。
職場でイイ映画よ!と聞いていたけど、前回外した映画です。

仕事仲間の間で、「阪急電車」の小説が回し読みされています。
あっしも借りて読みました。

     

「こういうの、あるある!」っていうのを聞いていましたが、日常生活で感じる場面が盛り込まれています。
ほんわか~とするシーンが想像できて、良い小説でした。
頭の中で、次々に起こる場面が想像できます。
「わざわざ映画を観ることもないか~」と思っていました。

しばらく経つと、自分が頭の描いたシーンと映画監督が表現するシーンとの違いに興味が出てきました。
レンタルDVDが出てからでも良かったかもしれませんが、「観たい時に観るのが一番!」と思って行くことに。
結構、話題になった映画のようですが、封切から日が経っているので館内はガラ空きでした。

  

  

小説を忠実に描いた映画でした。
読みなおしているような感覚がしました。
ウルッとくるシーンもあって良かったです。

本を読んだ時の自分の想像との違いに気がとらわれました。
映画よりも、自分の想像した場面の方が、ずっと良いように思えました。


幼い時から、想像するのが好きでした。
現実にできないことでも、空想の世界では自由ですから・・・
ヘリコプターやスポーツカーに乗ったり・・・
好きな彼女とデートもできるし・・・

いまでも時々、自分の想像の世界に入りこんでいることがあります。
楽しい想像をしていると、辛い時でも乗り越えられる気がしてきます。
やっぱり子供のまま成長していないんでしょうかね。

有川浩の「レインツリーの国」をもう一度読みたくなりました。


熱唱ライブへ

2011-06-21 23:54:03 | 音楽、映画、芸術
 

18日の土曜日、藤岡さくらさんのライブを聴きにいってきました。
以前、大阪音楽大学のポピュラー科卒業演奏会で紹介したボーカルの女性です。
卒業後も音楽活動をすると聞き、コンサートの時には連絡をもらう約束をしていました。

前回、ライブの連絡をもらいましたが、痛風の痛みに耐えている時だったのでいけませんでした。
ライブハウスに行くのは、何年ぶりでしょうか。
それだけに今回は楽しみでした。


  

                 

                                 

ライブハウス「PAIN FARM」は、地下鉄御堂筋線「江坂駅」の近くです。
1ステージは7時から開演なので、30分前に到着します。

少し時間が早かったので、前から3番目の通路側の席を確保できました。
写真が撮れるポジションです。
最近はどこもかしこも撮影禁止ですが、ここは撮っても良いと聞いていました。
音楽と撮影の二つが楽しめます^^@

演奏が始まって、やっとエアコンが付きました。
汗かきなので、すでにシャツはじっとりです。




演奏が始まります。
コンクリートの打ちっぱなしなので、音が響きすぎて頭が痛くなるのでは?
と心配でしたが、大丈夫でした。

ボーカルは4人でした。
増田仁美さん、和田彩也加さん、谷口綾さんと、藤岡さくらさんです。

        
    増田 仁美さん                        谷口 綾さん

                  

        
    和田 彩也加さん                       藤岡 さくらさん

1ステージ1時間なので、一人のメインボーカルは2曲ほどです。
やはり、さくらさんの歌が一番好きです。
数か月ぶりに聴きましたが、イイ声だし、心に響く歌声です。

   

                                

            

2曲では物足りません。
しかし、2ステージまで1時間待ち。
おっさん一人が待つには、厳しい時間です。
若者の中を抜けて、会場を後にしました。

早く、ソロでライブがやれるようになって欲しいです。
これからも応援するので、頑張ってくださいね~。

大塚国際美術館へ

2011-06-18 23:59:00 | 音楽、映画、芸術


高台からの景色を堪能した後、大塚国際美術館へ。
駐車場は離れていますが、マイクロバスで送迎してくれます。
5分もかからないほどの距離だし、ピストン運転してくれるのでいらいらして待つことはありません。

鳴門付近の高速道路を走っていると、山の上に大きくて立派な建物が見えています。
「あれ、なんやろう?」と話していたのが、この美術館でした。
雨だったので、美術館全体をみることはできませんでしたが、山の中に美術館の建物を建てたようです。

入場料は3,150円と高めですが、それだけに展示物への期待が高まります。
これでもか!というほど、長~い、長~いエスカレーターで上にあがります。

    

建物の天井が高いので圧迫感は全くありません。
スペースにも余裕があって、人が多くても気になりません。

美術館の方に聞くと、歩くだけでも1時間かかるとのこと。
一緒のペースで回れないので、2時間後に集合することにします。

    
     (HPからお借りしました)                   案内のロボット 子供に人気!

素晴らしい建物です。
日本最大の美術館(延床面積29,412m²)として、平成10年に開館されました。
大塚グループ創立75周年記念事業のメセナ活動の一環として設立されたもの。
古代壁画から、世界25カ国・190あまりの美術館が所蔵する現代絵画まで、至宝の西洋名画1000点あまりのオリジナル作品と同じ大きさの陶板で再現しています。
とありました。

「オロナミンCって、こんなに儲かるの?」(笑)



           

最初に入ったのが「システィーナ礼拝堂の天井画」です。
素晴らしい天井画です。
凄いのは、教会そのものを再現していることです。
これだけ観るだけでも、価値があります。



                          

      


本物ではありませんが、こんなに素晴らしいと感じさせてくれる陶版技術に興味を持ちました。
調べてみると、
大塚オーミ陶業(株)が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたものである。
オリジナルの収集に拘るのではなく、自社技術を用いてふんだんに作品を複製、展示するという構想は、企業の文化事業としての私立美術館の中でも非常に特異な試みといえる。
作品は古代から現代に至るまで極めて著名、重要なものばかりを展示しており、これらを原寸で鑑賞することでその良さを理解し、将来実物を現地で鑑賞して欲しい、との願いが込められている。
とあります。



      

                      

      

       

       

          
            野外にも展示されています (雨が激しくて観られず)

   

広い展示場なので、2時間程度の観賞時間では駆け足になってしまいます。
もう一度、時間をタップリとって、好きな絵をゆっくりと観賞したいですね。

まだ、行かれていないのなら、ここはお勧めです!

千円で映画!

2011-06-04 22:59:46 | 音楽、映画、芸術
     

仕事帰りに映画館へ
先々週に誕生日を迎えたので、千円で観られる。
60歳になると、優待料金なのだ。

窓口で健康保険証を出したら、「シルバーですね?」と尋ねられた。
お袋が使っている手押しのキャリーが「シルバーカー」と呼ぶ。
一遍に年寄りになった気がして、答えられず!

誕生日から2回も映画館へ行く。

 

一昨日は、「幸せの太鼓を響かせて」を観た。
知的障がい者がプロの和太鼓集団として自立して社会生活を送るドキュメンタリー映画だ。
たまたま、この映画を紹介したチラシを見て興味が湧いた。

「すべての音色が調和するとき
         世界はきっと今より美しい」
を見た時、外せない映画となった。

知りあいにも、障がいをもつお子さんがいる家庭がある。
家族や当人はどんな気持ちで生活を送っているのか、実録のこの映画を観たら少しは理解できるかもしれないという期待もあった。

ポピュラーな映画ではないので、東京と大阪の1館づつの上映のみ。
大阪は、梅田スカイビルにある梅田ガーデンシネマだ。

ホームシアターを大きくしたようなこじんまりした劇場。
スクリーンが小さいので、一番前に座って観賞する。
マイナーな映画の上映館で、この日も20人ほどのお客さんだけ。
大きな劇場は必要ないのだ。

良い映画だった。
あっしの言葉では表現できないほどの感動があった。

知的障がい者訓練施設でクラブとして始まった和太鼓演奏。
技術を磨き、イベントへの参加をこなす中で、プロ集団として活動する道を選ぶ。
それが、この「瑞宝太鼓」だ。

「鬼太鼓座」の元リーダーで、世界的に有名な和太鼓奏者の時勝矢氏が、彼らのために作曲した新曲を提供して、演奏指導する。
そのに挑戦していく様が感動を呼び起こす。
恋愛や結婚に悩む障がい者の生の声が胸を打つ。

映画の終わりに東京でお披露目された演奏は、素晴らしいの一語に尽きる。
このラストシーンだけでも、映画代の値打ちありだ。

劇場に明かりが灯った時、会場から「感動した~、良かった~」という声が聞こえた。
みなさんにも、是非観て欲しいと思う映画だった。




     

もう一本は、先週観た「パイレーツ・オブ・カリビアン」だ。
職場で映画の話になって、「阪急電車 片道15分の奇跡」という映画が良いという。
映画館を調べているうちに、「パイレーツ・・・」の方が気になってきた。

スカッとしたい気分だったので、観る映画を変更。
この前に観た「ツーリスト」は評判が良くなかったけど、あっしの評価は○。
好きな女優アンジェリーナ・ジョリーが主役というだけじゃなく、話の展開が面白く楽しめた。
口コミは参考にはなるが、人それぞれの好みがあるので絶対ではないということ。

 

「パイレーツ・・・」の第4作目になる「生命の泉」は前評判が高い。
ツーリストにも出ていたジョニー・デップが主演だ。
これもきっと楽しめるに違いないと、ワクワクして開演を待つ。

残念だが、ガッカリした映画だった。
娯楽映画なので、心に響くようなものは全く期待していない。
その場だけでも楽しめたら十分。
だけど、映画の中に入り込めなかった。

インディ―ジョーンズやハムナプトラなどの冒険映画のエッセンスを寄せ集めただけ?
ストーリーの展開が分かりにくいし、それぞれの立場と関係が分かりにくい。
エンディングで続編をにおわす場面があったけど、第5作はいかないだろうなぁ・・・。



アクション映画やSF映画などが好きだったが、好みが変わってきたかも。
しっとりと心に響く映画の方が、満足感が大きい。
邦画の良さがわかる年齢になったのだろうか?

外した「阪急電車 片道15分の奇跡」が、俄然、観たくなった。
これから、千円で観られるメリットを活かすことになりそうだ!

写真展へ

2011-05-18 23:22:24 | 音楽、映画、芸術
  

知り合いの方が、写真の個展を開いています。
「三谷信夫☆第2回 写真展2011」です。

年間を通して、精力的な撮影活動をされています。
旅先から携帯に送られてくる写メは、驚くほどの写真なのです。

彼の作品なら観る価値があるので、昨日、仕事帰りに行ってきました。
全部で30数点ほどの作品がゆったりと展示されています。
これまで撮影した中から厳選したものなので、どの作品も素晴らしいものでした。

    


   

   

同い年ということもあって、彼の作品はとても刺激になります。
写真に興味がある方は、参考になるんじゃないでしょうか。

土・日曜日は、「写真&音楽のコラボ」を題した演奏会が開かれます。
21日(土)と22日(日)は無料で14時から15時まで演奏されます。



【 展示会の内容 】
  場所 : ギャラリー菊
        大阪市北区西天満4-9-2 西天満ビル1F
        淀屋橋駅から北へ徒歩7分  梅田駅から南へ10分
  期間 : 5月16日(月)~ 22日(日)
        11時から18時(最終日は15時半まで)
       入場無料です

泳ぐ鯉のぼり

2011-04-27 22:33:05 | 音楽、映画、芸術


月曜日、お昼には晴れ間が出ています。
どこかへ写真を撮りに行きたいな・・・と考えていたら、思い出しました。
親友から「大きな鯉のぼりが泳いでいるところがある」との情報です。

そのメールを確認すると、近大病院の近くということ。
ここなら、行けばわかるでしょう。
カメラを持って、車で向かいます。

ところが・・・病院の近くをぐるぐる走りますが、見つかりません。
住民の方に尋ねても、首を傾げるだけ・・・

仕方がないので、仕事中の親友に電話して場所を確認します。
「ひょっとしたら、もう降ろしてるかも・・・」との返事
教えてもらった方向へ走りますが、見当たりません。

もう1時間近くさまよっているので、諦めてUターンします。
すると、どうでしょう!
沢山の鯉のぼりが見えたではありませんか!!
谷あいになっているので、向かう時には見えなかったのです。



鯉のぼりの下で農作業をしている方に了解を得て撮影します。
地域のイベントとして、もう何年も続いているそうです。
「年々鯉のぼりの数が減ってきて、来年は2列から1列に減らさざるを得ないかも・・・」と話されていました。

風が吹かないと、鯉のぼりはダラリとした状態です。
メザシを干しているように見えてしまいます。



          

お天気が良くなって気持ちがいいので、強い風が出るまでのんびりと待ちます。
その甲斐がありました~♪
巨大な鯉のぼりが風に乗って、気持ちよく泳いでいるようです。

威勢良く泳ぐ姿を見ていると、子供がすくすくと育っていくような気もちになりました。
最近は鯉のぼりを揚げる家庭は少なくなりましたが、日本の良き風習として残ってほしいですね。


    鯉のぼりの横にあるブドウ畑の温室
    見事な造形美です!



【おまけ】

月曜日は庭の手入れで忙しいそうなので、お昼ご飯は家人と二人で外食です。
家人が聞いてきた田出井町ナミキ通りのイタリアン店「ナポリの休日」へ行きました。

パスタやスパゲティを頼むと、ドリンクとサラダ・スープが自由に食べられるシステムになっています。
サラダバーには、野菜だけでなく、チョッと手をかけた野菜料理などがあります。
最初にサラダをいただきますが、野菜が新鮮で美味しいです。

  

  

アンチョビ・ピザと海鮮たっぷりトマトスパゲティを分け合って食べます。
ピザは大きくて、とろけるチーズがなかなかイケます。
生地も美味しいです。
ちゃんとした石釜がありました。
スパゲティは生パスタを使っているそうですが、もう少し麺に歯ごたえがある方が好みです。

帰る時には入口で10人くらい並んでいました。
女性に人気のお店のようです。

感動の演奏会へ

2011-03-17 22:15:18 | 音楽、映画、芸術
    

14日(月)と15日(火)、大阪音楽大学短期大学部の卒業演奏会がありました。

大学内のオペラハウスで二夜に分かれて開かれました。
一夜目は、電子オルガンコース、ジャズコース、ポピュラーコースです。
卒業生約180名の中から選ばれた23人の人が演奏を披露するものです。
演奏できるのは、実力を認められた人であり、名誉な晴れ舞台なのです。
この卒業演奏会を何よりも楽しみにしていました。

ところが、18時開演だったのに、他のコンサートと同じ18時30分と勘違いしていました。
いつもは早く着いていたのに、昨日に限ってギリギリまで仕事を・・・。

ホールに到着するとジャズが聞こえます。
既にジャスの演奏が始まっていました。
曲の合間にホールに入りましたが、座席まで行くと演奏者や観客に迷惑がかかるので、後ろで立ち見をしました。

最初の電子オルガンの演奏は終わっていました。
昨年の演奏会でオルガンの持つ魅力を知り、今年も楽しみにしていただけにショックでした。

ジャズは、ピアノトリオです。
ジャズコースからの出演は、ドラムスの白倉千春さん(女性)一人だけです。
今年のジャズコンサートを聴いた限りでは秀でた人が見当たらず、誰が選ばれるか興味がありました。

ピアノは関谷友加里さん、ベースは権上康志さんです。
お二人とも生徒ではなく、音楽活動をされている方のようです。
ピアノは、一音一音に感情がこもっています。
まるで詩を聴いているような素晴らしい演奏でした。

ベースはお馴染みの権上さんです。
深みのあるベース音が魅力です。
ソロでは、軽やかな指づかいと強いアタック、弓を使った高度なテクニックで観客を魅了していました。
舞台では大きく見えたのに、終演後ロビーでお会いしたらあっしよりも小柄でした。

こんなお二人と演奏した白倉さんは、2年間の努力を一気に放出するようなパワフルな演奏です。
ドラムソロでは、正確なドラミングと高度なテクニックを聴かせてくれました。
テクニックを超え、観客を感動させる演奏へとステップアップされることを期待します。



    会場の「オペラハウス」

ポピュラーコースは、ボーカルのサムエル(康 基勲)さんと藤岡さくらさん、ドラムスの岩山美香さんの3人です。

ポピュラーコンサートでの岩山さんのドラムは、あまり記憶にはありませんでした。
どうしてもボーカルに注目してしまうからです。
岩山さんのドラムは、曲と一体になる良さがあります。
さすがに選ばれただけのことはあります。
「テクニックに走らず、他の楽器と対話している」そんな印象を受けました。

ボーカルの二人は文句なしの選考でしょう。
抜きん出た実力の二人は、この夜も存分に発揮されました。

ソロで2曲づつ、デュエットで2曲の計6曲です。
感動で目がウルウルしてきます。

パンフには、このように書かれてありました。
サムエルさん
 演奏会で歌う曲は、誰もが人生で出合う〔孤独〕〔夢〕〔愛〕というテーマとこれらを完成させる〔祈り〕の4曲である。
 目を閉じて一音符一音符を祈るように歌いたいと思う。なぜなら私にとって音楽は祈りであるからだ。

藤岡さくらさん
 ただ歌うことは誰にでもできること。でも本当に伝えたいメッセージを伝えることは難しい。
 ・・・音楽の奥深くにあるものに触れたいとおもいました。・・・
 私は、希望を失った人、立ち止ってしまった人。そんな人たちに少しでも届くように歌っていきたい。

そのコメントどおりの演奏でした。
歌が上手いなどというレベルではなく、すでに次元を超えた歌唱力です。
こんなにも心に響く歌が聴ける幸せを味わいました。

終わってからも、しばらく座席を立てませんでした。
また聴きたいという思いが、いまも湧いています。
プロになって、あっしが受けた感動をみんな与えて欲しいです。



   素晴らしい音の響きです

二夜目は、クラシックの演奏です。
打楽器が2人、ピアノが6人、フルートが2人、サクソフォーンが2人、声楽が3人の計15人です。
これまでに行ったクラシックコンサートは、ほとんどがオーケストラの演奏会です。
色んな楽器が織りなすハーモニーと迫力ある演奏が好きだからです。

15人もの楽器や声楽のソロ演奏を聴くのは初めてです。
「退屈するかも?」と思っていましたが、2時間半堪能しました。
堂々と誇らしげに演じた15人に、大きな拍手を送ります。
2年間の努力を感じる素晴らしい演奏でした。


  
  左からサムエルさん、さくらさん、岩山さん

振り返ると、客席に見覚えのある人が座っています。
昨日のポピュラーコースの3人です。
帰りに、思い切って声をかけました。
自分でも声がうわずっているのがわかります。

最初は怪訝な顔をしていましたが、昨日の演奏に感動したことを伝えると嬉しそうな表情を見せてくれました。
三人とも、音楽活動続けるとのことです。
コンサートやライブをやる時には、連絡してくれるそうです。
心待ちにしていますので、忘れないでくださいね。

ほんとに素敵な二日間を過ごすことができました。
大阪音楽大学のみなさんに、心から「ありがとう!」

オーボエリサイタルへ

2011-03-07 17:26:15 | 音楽、映画、芸術
     

日曜日は、知り合いの川村顕氏のオーボエ・リサイタルでした。
新大阪駅の近くにある「ムラマツリサイタルホール」で開かれました。

京都市立芸術音楽大学卒業後に音楽教育に従事しながら、ソロやアンサンブル・オーケストラなどの演奏活動をされてきたそうです。
枚方演奏家協会会員、神戸フィルハーモニーニック団員でもあります。

戴いたパンフには、
「16歳でオーボエの音色に惹かれ、美しい音色創りと音楽表現を追求して、50歳を目前にして披露する運びになった」とあります。
長年、音楽一筋で活動されてきて、一つの区切りで演奏会を催されたのは喜ばしいことです。

     

オーボエという楽器は、あまり馴染みがありません。
どんな音色だったんだろう?とすぐに思い出さないほどです。
ピアノとの演奏や、ファゴット、クラリネット、ホルンとのアンサンブルでたっぷりと聴かせてもらいました。

   


     

オーボエは、優しい音色です。
聴いていると、ホンワカ~としてきて、ゆったり気分になります。
マイクやアンプなどの機械を通さないので、楽器の音色そのものが伝わってくるからかもしれません。

     
        盛況の会場です
    
   お譲ちゃんがポーズをとってくれました。カワイイ~~♪

これまでご苦労様でした。
音楽のことは無知ですが、良い演奏会だったと思います。
コンサートに来られた150余人全員が同じように感じたのではないでしょうか。
それは、演奏会が終わった時、何とも言えない幸せ感があったからです。
これからも音楽活動に励まれますように!



【おまけ】
コンサートに行く前に、大阪市内をノルディックウォーキングしてきました。
自宅から最寄りの駅まで。
ロータス・エリーゼを見に、天王寺から松屋町筋のジロン自動車まで。
そこから日本橋でパソコン部品を買い、難波まで。
アンダーウェアを買って、食事して中津駅まで地下鉄で移動。

     
     バイクを降りた後の第一候補 でも買えそうもない・・・
  

ここから淀川を渡って、新大阪から会場へ
ただ、橋を歩いて渡るだけなのですが、とても気持ちがいいものです。
山を登った時のような気持ち良さがありました。
平日はなかなか歩けないので、週末は歩きたいものです。

楽しいJAZZを

2011-02-17 23:59:00 | 音楽、映画、芸術


昨日は、大阪音楽大学のジャズコンサートに行ってきました。

短期大学部ジャズコースの2年生が主になって行われるものです。
演奏会場は昨年と同じ大学の「ミレニアムホール」で、6時半開演です。




時間的な余裕があったので、淀川の河川敷を歩いてみました。
夕陽がとても綺麗でした。
時間を見つけて、一眼レフカメラで撮影したいです。




先日、とても嬉しいことがありました。

音大のジャズを聴くのは今年で3年目になりますが、コンサートで注目した演奏家の名前をあげてきました。
その中の一人から、メッセージをいただきました。

卒業後、音楽活動をしていたが、色々あって今は音楽とは離れた仕事についているそうです。
何らかの形で音楽へのかかわりを持ちたいと考えていた時に、あっしのブログで自分の名前を見つけたそうです。
あっしの素直な感想によって、前向きな気持ちになってくれたそうです。

音楽の教養がないのに、自分の好き嫌いだけで評価するのはどうかな? と思っていただけに、嬉しいメッセージでした。
拙いブログでも、勇気を与えたり、頑張ろうという気持ちを持ってもらえたのなら、これほど喜ばしいことはありません。
そんなことを思い起こしながら、ジャスを聴きました。

    

ジャズコースは、生徒が少ないようです。
前半はコンボで、後半がオーケストラですが、1年生や卒業生、それにクラシックコースからの応援もらって編成していました。

この1年間の成果を披露する場であり、みんな生き生きと演奏しているのが印象的でした。
抜きん出た在校生の演奏者はいませんでしたが、スイングしたジャズで大いに楽しめました。

今年はボーカルがありました。
ポピュラーコースの演奏会で、ダントツの上手さを感じたサムエルさんが歌いました。
ジャズオーケストラをバックに歌いたいとの申し出で実ったそうです。
ノリノリのジャズボーカルが聴けました。

生演奏、最高です!



  この女性のテナーサックスがよく鳴っていました。
  在校生ではなく、客員(卒業生)の古山晶子さんでした

            
             ポピュラーとは違った味わいで聴かせてくれたサムエルさん

                          
                            うるささを感じないドラミングの南川生人(2年)さん



コンサート終了後に、マイミクのエスさんとお会いできました。
ジャズに興味を持っている方がいて良かったです。
今度は、一緒に行きたいですね。

3月中旬に、卒業演奏会があります。
卒業生の中から選ばれた人の演奏が聴けます。

是非、演奏会場に足を運んでいただいて、目の前で演奏する生徒さんを応援してあげてほしいです。

歌声に感動!

2011-01-31 21:28:54 | 音楽、映画、芸術
   

1月29日土曜日の夜に、大阪音楽大学短期大学ポピュラーコースのコンサートがありました。
2年間の集大成として、梅田劇場で開催されるものです。

チケットは購入してありますが、風邪気味で体調がすぐれません。
木曜日の夜から良くないのですが、金曜日は出勤しました。
週に1回のテニススクールなので休みたくなかったのです。
結局調子が戻らず、午後から休みをとりました。

土曜日は地域の役員会だけこなして、後はルイ君とこたつの守りです。
コンサートは午後7時からですが、ギリギリまで行くかどうか迷いました。
「熱はなさそうだし、調子が悪ければ帰ればいい」と考えて、出かけることにします。


  
   会場内は撮影禁止でした。
   撮れなくてとても残念!
 

  
   梅田劇場横のイルミネーション
   見ていたら、寒々しい!


会場はメインホールではなく、地下にある「シアター・ドラマシティ」です。
それでも900席を有する立派なホールでした。
大学にもホールがありますが、多くの人に聴いてもらいたいとの趣旨で、この会場を借りたそうです。
客席はざっと見て8割ほど埋まっていたようですので成功といえるでしょう。
来年度は、サンケイホールを予定しているそうです。



定刻になり、緞帳が上がります。
この瞬間は、いつもドキドキします。

音が出た瞬間、音の良さに驚きました。
プロのミュージシャンのコンサートでも、低音がブーミー・高音がギスギスの多い中で、素晴らしい音が会場に響きます。
音響装置や会場の良さが大きいでしょうが、音響ミキサーの腕も良いのかもしれません。
ただ、ボーカルに比べて、演奏者のボリューム大きすぎる感じはしましたが・・・


音大のコンサートに来るようになって3年目です。
学生が真剣に取り組んできた2年間の成果が、ここで発表されるのです。
「たかが学生の・・・」なんてことはありません。
荒削りな部分もありますが、真剣さが聴く側に伝わってきて、感動をよびます。

今年は、ちょっと懐かしいJ・POPも聴けました。
松田聖子のファンなので、「スウィートメモリー」が聴けて嬉しかったですね。
大好きな曲「会いたい」もありました。
この歌を聴いていると、ウルウルしてきます・・・

短期大学の36名と専攻科の5名の卒業生に加え、卒業生も花を添えてくれました。
プロのシンガーソングライターの「ひマワリ」西山文子さんです。
彼女は独特の歌い方で、歌詞が心に伝わってきます。
2曲披露してくれましたが、トレインよいう曲では職場の「中津」が出てきてチョッと嬉しい気分。
上手下手を超越した、浅川マキやカルメンマキに近い歌手といえるかもしれません。


今年も、印象に残った方3名がいました。
一人は専攻科ピアノ演奏の枝廣弥子さんです。
ポピュラーコンサートでは、どうしてもボーカルに注目してしまいますが、彼女の奏でるピアノの音に何故か魅かれました。

あとは、ボーカルの藤岡さくらさんと、サムエルさんです。
二人とも歌唱力はずば抜けていますが、加えて自分独自の世界を持っているように感じました。

特にサムエルさんの歌は、心が揺さぶられました。
女性ボーカルの方が好きなのですが、彼の歌声に魅了されました。
CDが発売されたら、すぐに買いに行くことでしょう。
韓国からの留学生ということですが、是非ともプロで頑張って欲しいものです。

一部と二部に分かれたコンサートは、2時間たっぶりありました。
本当に楽しかったです。
卒業生のみなさん、関係者のみなさん、ありがとうございました。

最近コンサートはご無沙汰でしたが、やっぱり生演奏はいいですね。
風邪気味なのを押して来て良かったです。

音楽に興味があるのなら、是非、音大のコンサートに行かれることをお勧めします。