雑誌はスイング・ジャーナル誌
写真はジョン・コルトレーンです
昨晩、ホームコタツで居眠りしていたら、携帯メールのバイブが響く。
「誰じゃろかい」と開いたら、思いがけない人からのメール。
良い音を求めて、オーディオに熱中していた頃の友達Xさんです。
もう何年会ってないかも思い出せないくらい縁遠くなっていた。
去年の年賀状を整理していて、昔を懐かしく思い出してメールをしてくれたらしい。
昨晩は、メールを見るだけで返事ができませんでした。
当時を思い出し、彼の状況を考えていたら、夜中になってしまって・・・
5年ほど前に「不安神経症」になり、そこから「うつ病」へ。
きっと、苦しい時期があったに違いありません。
現在も治療中とのことですが、メールの内容を見ると体調は良いみたい。
オーディオ人口は減ってきています。
馴染みのオーディオ店のお客さんは、中高年がほとんどです。
Xさんとは、オーディオ店で知り合いました。
自己主張が強く個性派揃いのお客さんの中で、優しい感じのXさんと親しくなりました。
有名なJAZZ喫茶、東京の「カウント・ベーシー」
彼のオーディオは、JBLがジムランと名乗っていた時代のスピーカを鳴らしています。
それはそれは、素晴らしいJAZZを聴かせてくれます。
実に生々しいのです。
生演奏よりも、感動を得ることもしばしばでした。
日々の努力はもちろんであるけれど、ステップアップには機器の買換えも必要です。
高価な機械であり、奥様の理解がなければ到底実現しません。
そんなXさんとは、お互いの装置を聴いたり、コンサートへ行ったりと交流していました。
ところが、ある時に僕のことを避けているような、僕に対して良い感情を持っていないような感じを受けたのです。
思い当たる節もあったので、こちらからの連絡は控えることにしました。
そして、5年以上も過ぎ去っていたのです。
小学生だった息子さんが高校生になったそうです。
時の流れの速さを実感しました。
メールには「ゆっくりと話がしたい」「我が家の音を聴きに来て下さい」とありました。
また、昔のようにオーディオやジャズなどの話ができると思ったら、嬉しくなってきました。
Xさん、これからもよろしくです。