昨日、急にカレー蕎麦が食べたくなった。
夢の中にカレー蕎麦が出てきて、起きた瞬間に食べに行こうと決めた。
目的のお店は、大阪メトロの御堂筋線中津駅にある「大淀信州そば」だ。
生憎の雨だが、そんなことでは諦めない。
最後の勤務地の近くにあるお店で、週に1~2回は通った。
名物は「コロコロそば」で、丼に盛られたぶっかけ蕎麦のこと。
初めて食べた時は、「なんじゃあ、これ」だったが、数日経てば食べたくなる触感と味。
ころころ蕎麦
あっという間にお気に入り店になった。
古ぼけた店舗だが、それも味だと感じるから不思議。
いつもコロコロそばを食べていたが、ある日に店へ入るとカレーのいい匂い。
それは、「カレーなんば(牛肉カレー蕎麦)」なのだ。
蕎麦にカレー?
合わないだろうと思いつつ、匂いに負けて注文。
牛肉とネギを加えたとろみのある出汁で、ここのシッカリした蕎麦と良く合う。
一口目から「うっまー!」
それからは「カレー蕎麦」を食べる日が多くなってきた。
お店では、徐々にカレー蕎麦を食べる人が増えてきたみたい。
昨日はコロナの感染が怖いので、店に着いたのは混まないだろう11時40分。
数年ぶりだったけど、店員さんは憶えてくれた。
ちょっと嬉しい!
昔と同じで、他の蕎麦屋さんよりも麺の量が多い。
値段は、たぶん変わっていなさそう。
1.3倍ほどはあるので、お腹一杯になった。
満足、満足!
来て良かった~。
代金と同じ電車賃を支払っても、また来るだろうな。
この歳になると、人の名前を思い出せなかったり、様々な記憶が消えかけてきている。
そんな中で、食べ物の味が数年経っても忘れないのはどうしたことか。
いや、子供の時に口にした物の味もしっかりと覚えている。
生きるための本能たる能力なのかもしれない。