ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

ちぎり絵の鑑賞

2007-11-26 22:47:00 | 音楽、映画、芸術
     

毎日新聞(11/18夕)のコラム記事に、ちぎり絵が紹介されていました。
作家の丸山里矢さんの展示会が、先週に開催されていたので行ってきました。

「ちぎり絵」とは、染め和紙を手でちぎり、紙に糊で貼り重ねて絵にするアートです。
こう書くと「なぁ~んだ、紙を貼るだけか!」と思われそうですが、実際の作品を目の前にすると、その芸術性の高さに驚きます。

油絵や水彩画と同じように、制作の手法の違いだけです。
色の濃淡だけでなく質感さえ、他の技法にひけをとりません。

これだけの色使いがありながら、すべて市販の色和紙を使用しているという。
いったい、どれくらいの和紙を保存しているのでしょうか。

          

作品を拝見すると、外国の風景と人物がほとんどです。

展示会のパンフレットには、
「旅が大好きな私です。”見知らぬ大地 人々の営み 光・風・匂い・挨拶を交す”」
「和紙に魅せられ、染め和紙を貼り重ね、出会った人・風景がよみがえる」とある。
まさに、「世界をはる」です。

  
     中央のネクタイをされた方が丸山さんです。
     70歳を超えているとは、とても思えません。


ご本人とお話ができました。
1955年に大阪から上京したそうなので相当なお歳だと思いますが、実にシャキッとされています。
一つの作品制作に2~3ヶ月ほどの期間を要するとのこと。
作品に目を凝らすと、根気のいる作業であるのがわかります。

構図や濃淡、影のつけ方など絵画に共通する部分があると思うのですが、これまでに絵画の勉強はしたことがないそうです。
美術の世界も、持って生まれた才能というものがあるんでしょうね。

     

「和紙との出会いを大切に作品を作り続けたい」と笑顔で答えてくれました。
地道な作業なので、とても自分の趣味にはできませんが、鑑賞する楽しみの一つに加えたいです。

  



12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆっぴ)
2007-11-27 00:20:13
これが「ちぎり絵」だとは、びっくりです!
絵のことは良くわかりませんが、すばらしい作品ですね(^.^)
人というのは、持って生まれた才能があるんですね\(^o^)/
返信する
Unknown (MAXだよ~~)
2007-11-27 07:24:58
オハよ~~いいものを観たんだなぁ~ 俺も観るのは好きだね。 根気のいる作業だから~~どうして絵具と同じ様に それ以上に表現できるのか不思議だね。
返信する
Unknown (にき)
2007-11-27 09:18:21
なんだぁ~。もう終わってますね(xx)'
見てみたかったです~
仕方ないとは思うけれど、できれば、質感が味わえるように額縁のガラスなしで(^^;
返信する
素晴らしいですね (dakar-take)
2007-11-27 17:49:30
このように会場に出向き 作者と会話を出来るなんて
素晴らしいです

感動を作者に伝えたり 会話を出来るように勉強したいです。
返信する
器用な人は (KAZ)
2007-11-27 19:09:11
脳の活性がよく、物事を素敵に考える人が多いような気がします。
私統計!!!ですが。
返信する
お手伝いしたけど・・・ (赤影)
2007-11-27 20:36:05
数年前ですが子供の夏休みの宿題でちぎり絵を手伝わされました(汗)
お呼びじゃないですね!
失礼しました~
返信する
ゆっぴさんへ (ヒロ爺)
2007-11-27 20:59:58
>これが「ちぎり絵」だとは、びっくりです!

でしょ!
写真じゃなくて、実物を見たら素晴らしいですよ。

「持って生まれた才能」があるとは考えたくないのですが、
努力ではどうしようもない限界があるのも事実なんでしょうね。
返信する
MAXさんへ (ヒロ爺)
2007-11-27 21:03:24
才能と努力のなせる業なんでしょうか!

遠くから眺めるのが良いのでしょうけど、つい作品にくっついて見ています。
今は、作品そのものより、制作過程に興味ありかな。
返信する
にきさんへ (ヒロ爺)
2007-11-27 21:20:36
>なんだぁ~。もう終わってますね(xx)'

ごめ~ん。
記事アップする前に寝てしまったもので・・・

芸術や音楽ネタはコメントも少ないので、みなさんあんまり
興味ないんだ、と思ってました。

良い展示会をウォッチしておきますね。
返信する
タケさんへ (ヒロ爺)
2007-11-27 21:32:22
ただ、閑人だからですよ。

勉強しているわけでもなく、行って眺めているだけです。
作品を観て感動できることが素晴らしいかな。
返信する

コメントを投稿