湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

吉松温泉 「鶴丸」の湯

2011-11-02 | 鹿児島の温泉
人吉の元湯で、しっかりリフレッシュでき
いよいよ「湯めぐりの新境地・・えびの市」に入る。

今回の湯めぐりで入った「辰頭温泉」(泗水)
「御立岬温泉センター」(田の浦温泉)も、昨日の「人吉の元湯」も・・
九州に来たら毎年一度は入る湯ばかりだ。
きょうからが、まだ一回も入ったことのない湯ばかりの世界。
「南九州の湯めぐりの新境地」だ。
楽しみ~ どんな湯に出会えるか~
わくわく・・どきどき・・

人吉インターから「えびのインター」へは、一区間だけ高速に乗る。
京町でガソリンを入れて・・
めざすは「吉松温泉」の「鶴丸」
現れたのは、
「鶴丸」という日帰り入浴と宿泊所も兼ねた「吉松温泉」温泉施設。
ワクワクするほどレトロな浴槽で・・
湯の色が「黒い」 これは、まちがいなく「モール泉」だ!!

洗い場の湯も「源泉」か?蛇口に温泉成分がこびりついている。

壁のタイル画が素晴らしくて・・
見とれる・・


しばらくしたら「露天への入口」かな?小窓を発見!!

こんな小さな窓みたいな所から、腰を折り曲げて出て行って「露天?」
妙な気がしたが・・
なんとか小窓から出られ・・外にでると・・
あったよ~露天風呂(木の)

こんなの気が付かないよ。
露天の存在を知らないで帰る入浴客が絶対にいるぞ~・・
あんな小窓から普通、外に行くか????

露天はぬるめでいい湯加減・・
外の風も気持ちいいし~木の香りはするし、いい時間が流れる。
露天風呂の存在を知らないで帰った入浴客の人がいたら可哀そう!!
しばらくして
あれ~なんだこりゃ~

露天の源泉湯口が、「なんかすごい!!」ことに・・
「普通の炊事用のプラスチッィク製のザル と ふきん?」で
湯口から出る?「湯の花」を受けているじゃないか~??
すごい!! 格好なんか とりかまったもんじゃない!!

以前・・
浅間温泉の「倉下の湯」という共同湯(昔の旅館)で、
虫網(昆虫を捕獲する時に使う虫網)が
源泉の湯口に竿付きで置いてあり、
源泉から出る大量の「湯の花」を受けていた。
その光景には、ちょっと引いたことがあったが・・
こっちは、もっとすごい~!!
炊事用のガゴとふきんだから・・

少し おかしくなった~
「本物の温泉」は、あまり格好など、とり構わないのかも・・
「湯が命だから」「湯の泉質がよかったらいいのだ~」
たしかに、浅間温泉の「倉下の湯」も、泉質は抜群だった!!
湯上りの爽快さ!さっぱり感!!キリリ感は
「人吉の元湯」「三朝の株湯」並みの本物だ!!

帰りに落ち着いて受付を見たら

入浴料金が、最近、値下げされていたのがわかった。
それにしても、
以前の金額を斜線で訂正し、横に新しく値下げした額が書いてある。
いっそ、新しく書き直したらいいのに・・
でも 値下げのお蔭で、200円で本物のモール湯を堪能できました。
感謝!!しきれない!!
「鶴丸」の湯


コメント (2)
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人吉温泉(元湯) 熊本県人吉市

2011-11-02 | 熊本の温泉
3年ほど前の2月から、
宮崎県へプロ野球の春季キャンプ見学に行っている。
その時の行き帰りに必ず通る地に「人吉」がある。
球磨川の下流域に広がる美しい城下町「人吉」。
ここに一泊して、必ず入る湯がある。
「人吉の元湯」だ。
共同湯の一つで、人吉城や市役所の近くにある。
元湯の建物外観は・・

ここの湯は文句なしに「いい~」
何が、いいって~「湯に力がある」
「湯の力」って、一口には言い難いが
入っている時は、やや熱めの湯だが、
湯口がら勢いよく出てくる源泉がすごく鮮度がいい。
「湯は生きている!!」と実感できる。
それに、浴後の爽やかさ、さっぱり感が格別に他の湯と違う。
もうひとつ一番違うのが・・この「元湯」に入ると
夜、体が心底温まって「すこやかな夢を見て安らかによく眠れる」


いつも車旅に出たら・・
車中泊には、だいぶ慣れたつもりの私だが・・
実は今だに慣れないのか??なんかわからないが、
最初の2~3日は、さんざんな夢(悪夢)を見て
車の中での寝心地は非常に悪い。
これって、
旅に出るまでの日ごろの人間生活の疲れ?心に食い込んだ無数の垢?
それらが一気に出るのか?
旅に出る直前には、いつも頑なにいきずまっている私なのか?
よくわからないが・・
旅の最初2~3日目は、とにかく、散々の悪夢に悩まされる・・

だが・・
不思議なことに「人吉の元湯」に入ると
すべての雑念?確執?人間界の入り込んだ?葛藤?などが
ここの湯で、一切洗い流せるのか?
全部消えてしまい・・幸せな気持ちになる。、
「生きていればこそ この湯にまた入れた なんと有りがたや~」
の心境だ。不思議な湯だ。
それだけ、ここの源泉は「人間を浄化させる力」があると思う。
ずいぶん くだくだと長く書いたが・・・・

球磨川の中流域の自然の豊かさを見て、人吉城を見て、
この街の落ち着いた空気、歴史を感じ
しみじみと心が豊かになったところで入る「元湯」・・
それがいいのかな??

   人吉城の城壁と球磨川の景色(球磨川の川中島公園からの撮影)

とにかく「人吉」の地と「元湯」は
私を「生き返らせる」のは、間違いない!!

★元湯 データー
(料金) 200円
(泉質) ナトリウム  炭酸水素塩 塩化物泉
(時間) 朝6時~夜10時
(休み) 正月 元旦
(駐車場)
   建物の前にある(10台程度)

★「球磨川の川下り」の「出発点は人吉」で「終着点は球泉洞」
 日曜日や祭日には「川下りの小船」に観光客が乗り、急流川下りを
 楽しむ風景が見られる。
 
人吉の川中島公園で、川下りの観光船を見て写真撮影しようとしたら
ものすごい勢いで下って行き、カメラ片手に走っても追いつけなかった。
中流域の人吉でも川の流れはかなり速いようだ。
さすがに日本三大急流 球磨川。

 人吉市内を流れる球磨川・・ここで川下りの観光小船を見た・・・・

この川には川漁をする人がテントを河原に張っている。
(写真の青っぽいテント)
たまたま公園内のベンチに、その人が座って川を見ていた。
「まだ川下り船は通りますか?思ったより速くいきますね~!!」と話すと
「川下りの船は速いよ~日曜日や祭日はたくさん通過する~」と言っていた。
この人は許可をもらってあの河原テントを張っているのだと思うが・・
のどかに人吉の街を流れる球磨川とマッチした不思議な河原テント・・

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