湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

滝見橋(群馬県吾妻峡)

2015-11-23 | 滝・川・湖・潟湖
湯めぐり途中で群馬県にさしかかり
吾妻峡の「滝見橋」に立ち寄った。

ここは「日本縦断 こころ旅」の火野正平さんが
ひどくビビリながら恐る恐る橋げたの端っこに立ち、見た景色だ。

テレビで紹介された「滝見橋からの景色」があまりに美しいのと
火野正平さんが、あまりに滝見橋に立つのを怖がるので
一体どんな場所か?と大変興味があった。
今回、行けてよかった。


橋そのものは、この写真の木橋だが

橋の中央あたりにさしかかると、
急に、深い碧色の渓谷と滝が見える。









夢中になってカメラで景色をとっていたら・・
この木橋は、結構揺れるとわかった。
身を乗り出して撮影していた私も
急に我に返った。
ちょっと怖かった。
真下を見ると
碧い渓谷に、すうっと吸い込まれそうになる。
気をしっかり持って橋に立たないと、しっかり見れない景色かな?

コメント (4)
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人吉城・石垣  (熊本県)

2015-11-23 | 城・城跡
熊本県の人吉は温泉の宝庫。

城下町の落ち着きが漂う素敵な街だ。
決して派手ではないが歴史があり 泉質のいい共同湯も たくさんある。

我が家の隠れ湯 城下町「人吉」

人吉城跡を歩いてみたら

球磨川を天然の要塞にした城だった。



川向うには「人吉」の街が見える







城跡の石垣は いいなあ~







城内にあった「人吉」ゆかりの作詞・作曲者の碑

あ~!!
よく親しんできた「故郷の廃家」「旅愁」
これらは「人吉」出身の人が作詞作曲者だったんだ・・・

一層 親近感を持った「人吉」の街・城跡・・
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山中温泉 こおろぎ橋

2015-11-23 | 歴史街・史料館・名所

松尾芭蕉が弟子の曽良と入湯したという山中温泉。

「奥の細道」の旅で、
芭蕉に同行してた曽良は、
この北陸道に入ってからは
とかく健康がすぐれず苦しんでおったという。
二人の旅は終わりのほう近く
山中温泉までたどり着いたら、
曽良は、これまでの長旅の間、
ずっと師の体をいたわってきた心労と
暑さがたたったのか、弱ってきた。
さらに、ここに来て激しい腹痛にまで襲われたらしい。

芭蕉もさすがに心配になり
この山中温泉で10日間ほど二人は静養したという。

「山中や 菊は手折らぬ 湯の匂い」

芭蕉が残した句である。
意味は・・
「むかし、中国では慈童が菊の露を飲んで長寿を保ったと
言われたが、この山中温泉は効能が顕著であるので
菊を手折るまでもないことだ。
あたりには、すばらしい湯の香りが一面に漂い立ち込めている。」
このような内容だという。
「延命の花とされる「菊」など必要としないほどの
効能がある湯(山中温泉の湯)」と言っているのだ。

現在ある山中の外湯「総湯 菊の湯」は
芭蕉のこの句にちなんで後に名付けられた湯名だろう・・
ともかく、この山中温泉は
開湯1300年、当時から湯座屋と呼ばれていた湯で
芭蕉ゆかりの地である。

画像の「こおろぎ橋」は、
山中温泉の鶴仙渓とよばれている渓谷に
掛かっている橋の一つである。、
ここは、山中温泉の名所となっている。

街中なのに「深山幽谷」の風情がある。
芭蕉の時代に、
今 掛かっているような立派な橋があったとは
とても思えないが・・・
でも谷の底のあたりに小さい木の橋があったには違いない。
ここを通らないと 芭蕉といえども
次の目的地の福井から敦賀にはたどり着けない。





多くの旅人が通る必要があるのに
「行路が危険」「行路危(こうろぎ)」と
夜になると虫の「こおろぎ」がいい声でたくさん鳴く
ので「こおろぎ橋」とかけているらしい。
今でも木々や草の鬱蒼とした、深い渓谷だ。

私は
この「こおろぎ橋」の周辺の景観のよさに
すっかり魅せられてしまった。
様々な角度から「橋」の画像をとったが
この場所からみた「こおろぎ橋」が一番気に入っている。





コメント (2)
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