湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

また自炊の達人に出会う?「湯治棟・夏油館」  岩手県

2015-11-02 | 湯めぐり四方山話
またまた 自炊の達人に出会った!!

岩手県は自炊湯治の王国??

昨年の秋も 岩手県「国見温泉・石塚旅館の湯治棟」で自炊の達人に出会った・・

そして またまた今年も岩手県「元湯夏油の湯治棟・夏油館」で出会った自炊の達人

それが いずれも

①冬季は閉鎖の宿
②自炊棟
③男性3人グループ
④岩手県

と 共通項が4つ・・

面白い!!

しかも 自炊の達人3人は 今回も役割分担がしっかりしていて・・   

①料理を作る人
②食材を運ぶ人
③台所の片づけ

非常に 自炊湯治し慣れている。

この中の料理担当の男性に台所で鉢合わせになり??
それぞれ、調理しながら・・
岩手県風「芋煮」の作り方を ちゃっかり教えてもらいました。

私に 芋煮の作り方を教えながら・・
自分は ほうれん草を湯がいたり、同時になんやかや手早くやっている。

なんでも家でも自分が家族の料理を作っている「料理担当」らしい~
ふ~ん 年季がいっている~

すごいですね・・
岩手県 自炊湯治大国??

そして 夜になると ワイワイがやがや~
自炊棟の一部屋(3人以上が泊まる部屋)は 深夜まで非常に盛り上がっておりました。

温かい鍋料理 ほか手料理とお酒で・・

体が冷えたら台所横の石段から「別館」~「本館」の内湯「白猿の湯」に入りに行けばいい~

まあ~アルコールが入って 気の置けない仲間とワイワイ食べて飲んで
寒くはないか~!!

翌朝、台所の片づけを 片づけ担当?の人がやっていて・・
「3人は働いていたところの同期で、10年ぶりに出会った」という話。
いいですね・・

料理担当が居る男性湯治グループって・・

「料理担当」が居るかどうか?が 非常に重要なようですが・・・


   
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湯治部「夏油館」・・・・元湯「夏油」 施設案内no3

2015-11-02 | 岩手の温泉
元湯「夏油」で 我々が泊まった宿は

「湯治棟」の「夏油館」(ここに2泊 素泊まり)

「湯治棟・夏油館」は写真の左側の建物
(「湯治棟・紅葉館」とは、道を挟んで向かい合っている)

「湯治棟・夏油館」の横から「真湯」「女(目)の湯」に行く看板が出ている

こんな狭い通路を通って「真湯」「女(目)の湯」には行く。

更に驚くのが、「真湯」などに行くとき通るこの細い道は

右の木の階段(「湯治棟・夏油館」)と左の石段(「別館」)が
「2つの館を「短い階段・引き戸一枚」で行き来できる」という便利なシステム。

最初のうちは、便利な「別館」(「本館」に通じる)への行き方がわからなかった。
そのため、いちいち「湯治棟・夏油館」の玄関から 広い温泉街の中央の道に出て
外を歩いて「本館」の内湯「白猿の湯」に行っていた。

でも途中から「自炊棟・夏油館」台所の横にある「右の木の階段」の恐るべき秘密?が
わかり それ以後は 楽勝で、夜間も「白猿の湯」に行けるようになったのだ・・

「自炊棟・夏油館」の張り紙

これらは「自炊棟」ならではの張り紙と言える

「自炊棟・夏油館」の館内
お部屋



このパターンの部屋と

少し広い部屋(3人以上の宿泊用の部屋)の2種類があった。




「湯治棟・夏油館」の玄関近くには テレビのある「談話室」

元湯「夏油」の各宿泊の部屋には テレビが一切置いてない。
(これは 湯治棟も普通宿泊棟も 全く一緒の条件)

「こんな辺鄙な所まで来て テレビなんか見るな!!」
「そんな暇があれば、お風呂に入れ!!」ということだろうか?

ここに来る道も不安になるほどクネクネの山道だった。

夏油温泉は冬季休業(11月~4月は営業しない)施設だ。

「自慢の7つの風呂に入らず、何しにここまで来た~!!」

各館「談話室」にのみ一台あるテレビが そう物語っている。


「自炊部・夏油館」の共同洗面所

共同台所








この台所で「芋煮」を作ってみた。

食材の「里芋」は肘折温泉の朝市でGETした「里芋」だ。
いつかこの旅行中に自炊部に泊まったら作ろうと持ち歩いていたもの・・
やっと陽の目をみた「肘折・朝市の里芋」
すき焼きの素を岩手のイオンで買ったので・・
本日の夕食メニューは「すき焼き」+「里芋の芋煮」
「里芋煮」のほうは 明日以降の食事として一緒に本日作っておく。

調理をしない場合の自炊棟・素泊まりは
「本館」に食堂があるので、そこで食べられるシステム・・、

今回は オール自炊の2泊3日で、本館の食堂は利用しなかった。
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「本館」・・・・元湯「夏油」・館内案内no2

2015-11-02 | 岩手の温泉
元湯「夏油」の本館

ここで各館のチェックイン他・すべての宿泊・事務手続きや会計を行っている。
「日帰り湯」の受け付けもここ・・

「本館」玄関を入ると

受け付け

ここで各館のチェックイン他すべて行う

フロントの招き猫ちゃんが印象的

ここにも

館内にある売店







「本館」には内湯「白猿の湯」がある。

気を付けないといけないのは「日帰り入浴時間」

元湯「夏油」の7つすべての風呂が この時間内の外来湯受け付け。
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元湯「夏油」で出会った女性たち

2015-11-02 | 湯めぐり四方山話
元湯「夏油」にチェックイン(15:00)して1時間ほど経ったころ
突然、大きなチャイムが鳴り、その後 館内放送が流れた。
放送が、はっきりした声で びっくりした。

内容は
「4時~5時は露天風呂「真湯」と「女(目)の湯」の二つは
女性専用入浴時間になります。男性の方は他のお風呂をご利用ください。
ご協力 よろしくお願いいたします」

この放送は、滑舌が大変よくて2回も続けてあった。
大変よく響く声で、夏油の各館に行き渡った。

到着後すぐに「真湯」・「女(目)の湯」の露天に行っていた夫は
すでに湯上りで一服していた。
この放送を聴いて、私に2つの湯へ行く道を教えてくれた。

早速 夏油温泉の初・露天風呂に出かけた。

「真湯」「女(目)の湯」へ行く途中、長い石段を下っていると・・
慌てて??タオル片手に2つの露天風呂から引き揚げる男性客たちとすれ違った。

あの響き通った館内放送の効力は抜群!?

「真湯」に行くと すでに3人の女性たちがワイワイと入浴を楽しんでいた。
この3人組の迫力とあの館内放送の効力で、
先ほどの男性客は 露天風呂を追われたのだろう~

「真湯」「女(目)の湯」の場所は 夏油川の真傍で景観が非常にいい。



その景色に見とれてしまい なかなか湯に入らず・・あたりの河原を散策していた私。
「真湯」の浴槽から女性の一人が「早く入りよ~いい湯だよ」と声を掛けてくださった。

私も「真湯」「女の湯」をご一緒に体験した。

彼女らは仲良し3人組で
元湯「夏油」の「駒形館」に泊まっているという。

彼女らから 次なる情報をGETした。
「夕方5時~6時には「大湯」「疝気の湯」の2つの露天風呂も女性専用時間になる」
それで 一度 宿泊棟の「駒形館」に戻り 小休止して
また 今度は5時からの「大湯」「疝気の湯」に繰り出すという。

なるほど・・
たて続けに女性時間帯があり、4つの露天風呂の梯子ができることになる。

私もこの女性3人組の勢いに乗って?4つの夏油の露天風呂を制覇?するぞ!!

そう思っていたら、
私の後 一人で入ってきた山登りが趣味の女性と意気投合し 話に花が咲き
「真湯」に続いて川向こうの「女(目)の湯」でも すっかり長湯をしてしまった。

気が付けば「真湯」「女の湯」の女性専用時間帯もあと10分で終了の時間。
そろそろ、上がって着替えようか~!!
と川向うの「真湯」を目指すと・・

なんとまだ女性専用時間の5時になってないのに・・
男性入浴客の一人が、長い石段をタオル片手に「真湯」のほうへ降りてくる・・
「え~早い。あと10分もあるのに・・・なんでよ!!」
と慌てて・・川の木橋を渡り、「真湯」の脱衣所に戻った。
私は 浴衣を着ていたが、もう一人の山登りが趣味の彼女は
バスタオル一枚だけだったので、この無神経な男性によほど頭に来たのか!!

「真湯」の脱衣所に浴衣や着替え一式をとりに行き、手早に浴衣に着替えてから
「真湯」を立ち去るときに、すれ違いざまに、この男性に
「あと10分もあるのに なんで時間が守れないのでしょうね。
オチオチ入っておれないじゃないですか!!」と捨て台詞を投げかけた。

やる~!! 言われた男性は「少しだけ気まずそうに」頭を下げて通り過ぎた。

これくらいのことは言わないと
元湯「夏油」の露天風呂に女性が少人数(一人とか)入るのは難しいのか??
と チラっと思った日。

そのあと、我々二人は、今度は
もう二つの「大湯」「疝気の湯」(女性専用時間・5時~6時)を目指し
一度、夏油温泉街(元湯「夏油」の各館・各棟の間の公式道のこと)に戻り
別の長い石階段を降りた。

「大湯」に着くと・・
先ほど「真湯」で盛り上がっていた3人組(「駒形館」に泊してる)が
すでにいて、こちらでもワイワイと大変 賑やか!!

ここ「大湯」では、「何秒間 我慢してこの湯に入れるか!!」を競いあっていた。
そんなこと競うほど熱いのか!?と思いきや・・

確かに熱い・・ここは 熱い~
彼女らのリーダーは、
「私は20秒間 この熱湯に耐えられた」と得意そう!!

私も 挑戦してみたが・・熱い~
すぐに湯から飛び出し、再び、三度 挑戦
だんだん わずかずつだが・・長く湯に浸かれるようになるが・・
20秒も入っていいるのは 長~い

私と一緒に行動していた山登りの趣味の女性も この「大湯」の熱さにくたびれた。
すると また3人組が嬉しい情報をくれた。
「向こうに疝気の湯がある。そっちと交互に入るといいよ~」と

それで、近くに見えている「疝気の湯」に入ってみたら・
温めでここは、非常にいい~・・
もうあの熱さの「大湯」には二度と戻りたくない。
この「疝気の湯」では、まったり~湯タイムが流れた~・・

「大湯」「疝気の湯」の女性専用時間の終了は6時
さすがに6時になると夕食時間だし慌てて来る男性はいない!!と思いきや・・
やはり「6時きっちりに?現れる人が二人・・」

夕食前に一風呂入って 美味しいビールを~というつもりか??
それなら「本館」の「白猿の湯」や「駒形館」の「小天狗の湯」などの
内湯に入ればいいのに~と やはり思ってしまう。

露天風呂4つは 一日の大半が男性専用時間帯(正確には混浴時間)なのだから
「何も女性専用の終わる10分前や、終了直後に現れる必要はない」と思うが・・
全く 気がしれない!!

私と一緒にこの日 元湯「夏油」の4つの露天風呂を梯子した登山が趣味の女性
「なんでこんなに露天に行く石段が長いんだ~」と愚痴ることしきり・・

「あんたは 登山が趣味で 坂道や下り坂は慣れているのと違うの?」と
言いたくなったが・・
浴衣の裾を両手でたくし上げて「大湯」「疝気の湯」からの石段を上る彼女の姿
も結構 面白かった~
「湯めぐりでこんなに坂道を歩くのは 心外」と言いたそう!!


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