湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

新日本海フェリーの船内

2016-10-28 | 空港・フェリー乗り場
天気に恵まれ順調なスタートをした「新日本海フェリー」の旅

しばらくは、甲板で海の景色を見ていた。
しかし、船が敦賀湾から離れていくと、当たり前の話だが、周囲は大海原の景色~
最初は、大感激の景色だったが、慣れてしまうと単調な?景色になってしまい・・
次の興味は「新日本海フェリー」の船内になった。

船の真ん中にあるロビーに行ってみた。

フロント横にコーヒーサービスがある(200円で、ミルク・砂糖は必要なだけ使える)

ロビーは船のほぼ中央にある。
テーブルや椅子もあり、ここで軽く飲食できる。新聞やテレビもある。

上を見ると天井が高く~明るい大きな空間だった。オシャレで居心地いい場所にしてある。

ロビーの横には売店もある。

ロビー広場周囲には、自動販売機の部屋があり

軽食まで販売機で買える。

なかなか充実した船で、ご機嫌な船旅になりそう~!!

さて、ロビー確認が済んだので、船内のお風呂に行くことにした。

ロビーのらせん階段(ロビーからエレベーターも出ている)

らせん階段を上がり風呂までの途中に、レストラン室を発見。ここでは、かなりきっちりした食事がとれそうだ。

さらに進むと、やっと風呂の簾がぶら下がった部屋を発見!

部屋の壁には、入浴時間が書いてある。

脱衣所は・・

お風呂は清潔。窓から海原が見えるし、超いい感じ~

このお風呂で、北九州から青森まで行く女性に出会った。
彼女は私とほぼ同年齢だったが、全く違うのは、自分でキャンピングカーを運転する女性だった!!
昨日は、門司~大阪の南甲まで瀬戸内海をフェリーに乗り(船内で1泊)
早朝に着いた大阪からは自分でキャンピングカーを運転して街中を走り、舞鶴若狭自動車道に出て、
敦賀発10時半の新日本海フェリーに、ぎりぎり間に合わせて来たという。
逞しい彼女は、お姉さんと女二人旅だった。運転するのは彼女だけらしい。
湯船に浸かり 二人、屈託なくおしゃべりしていたら~・・・

急に?船が揺れ始めて?風呂の湯が隣の浴槽に滝のように?移り始めた・・
「あれ~!!面白い!!」船が速度UPしているようだ。
さすが日本海!?隣の浴槽の湯がその隣に移るなんて、陸上の温泉ではなかなか体験できない!!

その豪傑の彼女が言うには
「昨日、瀬戸内をフェリーで大阪まで乗った時は全く揺れなかったのに。こっちはさすが日本海やね。よく揺れるわ~!!」
「連れの姉は、お風呂に行こうって誘ったのに、この船揺れで調子悪くなっているわ~」と・・
「ふ~ん 船酔いか??」と・・
この時は全くの他人事だったのだが・・

風呂から上がり、長湯したからか?ちょっと眠くなり??
部屋(体が伸ばせるような寝台型・2段式ベットが複数設置された部屋)に戻ってウトウトしていたら・・
寝ていても、えらく船が前後左右に揺れるのがわかった・・
「なんか、揺れてとても横になって寝てられないや~」とヘッドライトを点けて
ベットに上半身を起こして座っていたら・・
揺れはますます激しくなり・・暗いその部屋で、だんだん気持ちが悪くなった。

それからが大変だった~!!
急に吐き気がしてトイレに駆け込み、その後、新潟に到着するまでの大半の時間をトイレ+嘔吐で過ごした。
この症状になって、慌てて売店で酔い止めの薬を買い、すぐに飲んだが、あとの祭り??
あまり効き目はなかった。

しかし、この状況でも、本来ガメツイ?性分の私は・・
午後1時半から船内のシアター室で「映画の上映」があるという情報をGETしていたので・・
この後、シアター室で「ジュラシック・ワールド」の映画を観ることを夫に告げた。
「え~そんなの船内で、やっているの?」とびっくりする夫を引き連れ?
ふらふらしながらも、先ほどの「らせん階段」を自力で上がり(エレベーターもあったのに)
シアター室まで行った。
上映間もなく、またまた気持ち悪くなり・・
隣の席の夫に助けを求めるも・・「今 いい所で目が離せない!!」と
いつの間にか映画にのめり込んでいる夫は、取り合わない「何??!!」だって~
しかたなく途中で一人退席して、トイレに駆け込み、またまたゲェーゲェー吐いていた。
しかし、吐くものがこれですべて無くなったのか?
その後は、再びシアター室に自力で戻り、なんとか終わりまでこの映画を見ることができた。
映画の内容が展開が激しく変わり、全く目が離されないスリル溢れるものだったからか??
これが、かえってよかったのか?その後は、どんどん船酔い状態は回復していった。

しかし、その後は、あの狭い~暗い~2段式ベットの部屋には戻りたくなくて・・
映画鑑賞後は、広いロビーのソファーにのけぞり、それでもしんどいので
ついにチャイルドコーナーのマットレスの上に横たわり、熊のプーさんのぬいぐるみに癒されて
高い高い、明るいロビーの天井を見上げて、ロビーの緑の植物に癒されて過ごした。
この広いロビーの明るい空間の中にいたら、なんとか大丈夫のようだ。

どうやら「閉所恐怖症」の気が私にはあるようで・・
鉄輪温泉の「入り口が狭い小さい暗い蒸し湯には、絶対に入れなかった」時のように
狭く、暗いところは苦手のようだ。

それから 下船前の船内放送で、わかったことだが
この日のフェリーは予定到着時間より1時間半も早くに新潟港に着くことになった。
なんでも、船内に新車をたくさん乗車させていたらしく、新潟港でのその新車を全部降ろすので、
その時間を計算して??速度UPを意図的にしていたらしい~??え~!!そんなことするの?
それで、日本海に出てからというものは、速度UPのために船がよく揺れて??いたのか??

この日の、私の激しい船酔いの 本当の理由はわからないが・・・・

夫の運転の負担を軽減するために今回の東北旅では往復フェリーを使う当初の予定は、
この私の船酔い事件で変更になった。

帰路は、いつものように 車で北陸自動車道を帰ることとなった。

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4 コメント

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速度UPでした! (hitareri)
2016-10-28 20:56:25
たかさんへ・・
びっくりでしたよ。出発してからずっと、それはそれは静かに進んでいた船が、敦賀 湾を出て日本海になったら急に速度UPするって!!??どういうこと!!
びっくりでしたよ。
これまで私は、フェリーに酔わないと思っていたのですが・・九州に2回フェリーで行っています。まあ、穏やかな瀬戸内海と今回の日本海は全く違うかな??
それにしても、1時間半時間短縮の理由などは、もちろん船内放送では一切放送しません。ただ「予定より1時間半早く新潟に到着する」という事実だけを放送してました。
??妙に思った私は、それとなくフロントで「いつも一時間半くらいの運行時間の変更はあるのですか?」と聞いてみたら・・「きょうは大切な荷物が一杯積んであり、それを降ろす作業にかなりの時間がかかるので・・」との抽象的なお答えでした。
下船の時、車に戻って船の到着を待っていたら、「新車がそれはそれはどっさりと積んであるのに気が付きました」夫が「あ~大切な荷物が沢山積んであるとは、この一杯乗せてある新車のことだ」と言い、やっと私も理解しました。これを一台ずつ新潟港で降ろすのに時間がかかるから、この船は、最初から日本海に出たら速度UPする予定でいて、実際そうして運行時間を短縮したのでした。びっくりでした。
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こんばんわ (たか)
2016-10-28 20:18:18
私は6月に新潟から北海道まで乗船しましたが
穏やかなものでした。
なのに、この時期の日本海は隣りの湯船まで水が移動する程、揺れるの?
そう思って拝見して居ましたら
揺れの原因は速度アップだったんですね。
これでは船酔いもしますよね。

素敵な船内
そして、hitareriさんには欠かせないお風呂
\(^o^)/でしたね。
返信する
日本海のフェリー・・ (hitareri)
2016-10-28 17:44:49
私は、これまで、九州に行くときにサンフラワーと九商フェリーという船に乗っています。
たしかに瀬戸内海は穏やかですね。
サンフラワーなどは特に揺れがほとんどありませんでした。九商フェリーも、九州の長崎から熊本の天草に向けての船だったので、さほど揺れませんでした。
こっちは、乗っていた時間もあまり長くなかったし・・
カモメがデッキにやってきて、それとの触れ合いが楽しかったし・・
しかし・・日本海のフェリーとなると、季節や天候などの影響が大きいかもしれませんね・・
これらひっくるめて、いい経験になりました。
返信する
お気の毒さまでした (屋根裏人のワイコマです)
2016-10-28 17:05:09
私は経験済みなので、近い所のフェリーと
瀬戸内海しか使いません。 その瀬戸内海でも
時には揺れることもありますが、サンフラワーは
比較的許される範囲の揺れで乗り心地は満点
私の息子の住む大分直行なので一番の好都合
外海のフェリーについては、天候にもよって
時に怖いときもあります。でもこの程度でよかった
と思いましょう お疲れ様でした
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