安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
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今日未明の福島県沖の地震について

2013-10-26 23:26:22 | 気象・地震
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第71報)~平成25年10月26日02時10分頃の福島県沖の地震~(気象庁報道発表)

今日未明の地震には驚いた方も多いだろう。東日本の太平洋沿岸に津波注意報が出され、実際に50cmの津波を観測した。

地震の規模はM7.1で阪神・淡路大震災とほぼ同じ。発震機構(地震のメカニズム)は東西方向に張力軸を持つ正断層型。プレート境界より東側の太平洋プレート内で発生した、いわゆるアウターライズ地震と呼ばれるものだ。

実は、2012年12月7日に三陸沖を震源として起きたM7.3、最大震度5強の地震が、今回の地震とあらゆる意味でそっくりである。このときもアウターライズ地震と言われ、やはり1mの津波を観測している。震源はこのときのほうがやや遠かったが、最大震度、津波ともこのときのほうが大きかった。一般に、津波は正断層型のほうが逆断層型よりも大きい。

気象庁は、今回の地震を東日本大震災の余震としているが、正直なところ違和感がある。広い意味で東日本大震災に誘発されて起きた関連地震ではあろうが、アウターライズ地震までを余震とみなすような考え方では、遠くない将来起きると言われるアウターライズ地震でまた対応が後手に回るのではないかとの思いを禁じ得ない。

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