安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
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国は今こそ貨物列車迂回対策を!

関越道バス事故、運転手に異例の実刑判決

2014-03-26 22:44:36 | 鉄道・公共交通/安全問題
関越道バス事故:運転手に懲役9年6月 前橋地裁判決(毎日新聞)

2012年4月、乗客7名が死亡した関越道バス事故で、業務上過失致死罪で起訴された運転手に対し、前橋地裁は懲役9年6月の実刑判決を言い渡した。遺族にとってはもちろん納得できない判決であろうが、当ブログと安全問題研究会が数々の公共交通、公共施設の事故に関する裁判を見てきた限りで言えば、故意犯でない過失犯で、しかも初犯の被告に対し懲役9年6月の実刑というのはかなりの重罰で、前例のないほど重いものといえる(もっとも、執行猶予は懲役3年までの刑罰にしか付加できないことになっている)。

当ブログと安全問題研究会は、誰も責任を問われなかった日航機墜落事故や、これまで誰も責任を問われていないJR福知山線脱線事故に比べれば、運転士が罪に問われただけでも有意義と考えるが、最も肝心な企業責任が問われなかったという意味では、この判決に納得することはできない。「代わりはいくらでもいる」弱い立場の末端労働者だけが裁かれ、またも会社が不問に付されたのだ。JR福知山線脱線事故も、高見運転士が死亡せず、生きて起訴されていたら、必ず今回と同じ結果になっていただろうと思えるだけに、当ブログと安全問題研究会は複雑な感情を抱くのだ。

誤解を恐れず言えば、末端労働者だけが裁かれる現行の法制度では、企業は痛くも痒くもなく「トカゲのしっぽ切り」で逃げ切って終わりである。やはり責任追及、再発防止の両面から、企業が裁かれる制度の導入を急がなければならないと思う。

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