人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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地下鉄日比谷線事故から15年

2015-03-09 21:17:59 | 鉄道・公共交通/安全問題
社長「今も申し訳なく」日比谷線事故の慰霊式典(読売)

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 乗客5人が死亡、64人が重軽傷を負った日比谷線脱線衝突事故から15年を迎えた8日、東京都目黒区の事故現場近くで慰霊式典が行われ、関係者が犠牲者の冥福を祈った。

 小雨が降る中、事故発生の午前9時1分を迎えると、東京メトロの奥義光社長らが衝突現場脇にある慰霊碑に向け、黙とうをささげた。奥社長は「事故から15年がたったが、今も大変申し訳なく思っている。安全確保に向けて最大限努力していきたい」と述べた。当時を知る社員は半数以下となったが、奥社長は「事故の与えた影響をこれからもきちんととどめていきたい」と誓った。
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早いもので、あの日比谷線事故から15年が経った。60年の歴史を誇った旧帝都高速度交通営団で唯一の死亡事故だ。

当ブログとこの事故との関わりは、過去の記事に書いたとおりだ。当時、横浜在住だった私は危うく自分がこの事故に巻き込まれかねなかった。亡くなった5名の方々と私との差は、ほんの紙一重だったと今でも思っている。

この事故に関してのこの間の新しい動きとしては、事故10年に当たる2010年に初めて事故現場の慰霊碑を訪問したこと(過去ログ)、そして2013年には、「失敗学会」において、学会員のひとり、吉岡律夫さんが当ブログ掲載の慰霊碑の写真を使って発表を行ったことが挙げられる。吉岡さんは福島原発事故における失敗の研究をしている方で、過去の鉄道安全・公共交通の分野に関する私の活動が、よもやこのような形で原発事故の失敗研究と結びつくことになるとは夢にも思っていなかった。世の中、何が何とつながるかわからないものだと思う。亡くなった5名の方のためにも、当ブログ管理人は鉄道の安全のために尽くさなければならない。

なお、亡くなった5名の方の遺族の中に、東京メトロの対応にいまだ、納得していない方もいることを、最後に付記しておきたい。

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