ジャンボのフィルタリング(退色表現)を油彩で行います。
使用したのは、左からチタニウムホワイト、ネイプルスイエロー、イエローオーカー、バーントアンバー、ウルトラマリン、チャコールグレーの6色です。
▼処理をする面にターペンタインを平筆で塗り、その上に面相筆に油彩をつけてちょんちょんとつけていきます。
カラーモジュレーションでハイライトをつけた上面にはホワイトとネイプルスイエローを多めにつけ、中段にはバーントアンバー、イエローオーアーを、下段にはウルトラマリン、チャコールグレーを中心につけています。
5分くらい時間を置いて細筆にターペンタインをつけて上から下へ筆を動かして拭き取っていきます。
ほとんど拭き取ってしまう感覚です。
▼砲塔も同様のやり方でフィルタリングをしました。
写真を撮り忘れましたが、平面は油彩のオリーブグリーンとネイプルスイエローをブレンデングしてハイライトを若干つけました。
▼車体後部の泥汚れをMigピグメントのDry Mudをグラデがつくようにつけます。
うまくグラデーションになりませんでした(汗)。まあ、良しとします。この後、MigのBlack Smokeでディフレクターにすす汚れをつけています。
▼車体上部のくぼみにピグメントのDry Mudを筆で少し置いておき、アクリル溶剤を垂らして定着させました。
写真はアクリル溶剤を垂らす前の状態です。
▼6Bの鉛筆でエッジをこすって金属感を出していきます。
▼燃料のこぼれた跡をmig Fuel Stainsでつけていきます。
予め燃料の抜ける穴をピンバイスで空けてあるのでそこから流れ出たように塗りました。
▼予備履帯は積む予定はないのですが、一応クレオスのウエザリングパステルのラストオレンジにチャコールブラックを少し混ぜてこすりつけておきます。
今回はここまで。最終チェックをして次回完成写真をアップしたいと思います。
6Bの鉛筆を使うのは初めて知りました。
黒だけではなく、他の色の鉛筆も使えそうですね。
私も機会を見つけて試してみます。
砲塔の角のちょっと欠けた感じや履帯のサビも凄くリアルです。
こういうウェザリング作業って、ドンドン表情が変わっていくのが楽しいですよね。
完成が楽しみです。
6Bの鉛筆はこすりつけるだけで気軽にリアルな金属表現ができます。
履帯の擦れる部分にこすっても良いですよ。
仰る通りウエザリングは作業を重ねていくことによって効果が上がっていくのでやりがいがあります。
時々失敗もありますが.........。