M5A1のウエザリングを始めました。
今回はピンウォッシュ(スミ入れ)〜ウォッシング〜足回りの泥汚れ の作業をしました。
▼油彩のローアンバーにアイボリーブラックを少し足してピンウォッシュをします。
細筆で窪みを中心に油彩を染み込ませていきます。
▼細筆で油彩を落とし込んだ後、はみ出した油彩を今回購入した少し小さめの丸筆を使って伸ばしていきます。
筆にはきれいなターペンタインを少し含んで伸ばし、ウォッシングを進めていきました。
▼足回りのウエザリングにかかりました。履帯のラバー部分はタミヤアクリルのXF-1艶消しブラックを筆塗りしています。
MIGピグメントを数種使いました。最初にP232 Dry Mudを筆で全体にかけます。ピグメントの固定にはターペンタインを使っています。
▼▲転輪のセンター部分、車体の奥まった部分にはP033 Dark Mudを筆で置いていきます。
その後、アクセントにP028 Europe Dustをランダムにつけていきました
ヘッジロー部もピグメントで汚します。足回りと同じ順番でピグメントをつけていきます。
車体部分の泥汚れはフィルタリングをし、ウォッシングを欠けた後に作業をしたいと思います。
▼M5A1に装着されている履帯は中心がゴムですが、連結部は金属なのでサビをつけました。
油彩のバーントシェンナをターペンタインで薄めて細筆で履帯の連結部に塗っていきます。
ヘッジローの先端にもバーントシェンナをつけてサビを出します。ここは最後に擦れた金属面を出すためにエナメルのシルバーをドライブラシするつもりです。
転輪の取り付け部にはアイボリーブラックを少しバーントシェンナに混ぜて同じようにターペンタインで薄めて筆で流し込みました。
次回は油彩を使ってフィルタリングをし、タミヤアクリルXF-86フラットクリアーでコートします。
なお、参考にしている書籍はヨーロッパの作業環境で書かれているので基本塗装及びチッピングをAMO MIgのアクリル塗料、細部の塗り分けにファレホなどを使用していますが、私の場合は日本なのでその代わりにクレオスラッカーのカラーモジュレーンセット、タミヤアクリル塗料、コートはタミヤアクリルを使用しています。
泥汚れはピグメントが手軽で効果も大きいです。
単調にならないように数種類をランダムにつけると良いです。奥まったところは暗い色、日にあたるところは明るい色(白っぽい)とすると自然な雰囲気になります。サビはシェンナ、セピアで色つけしていますが、油彩でなくてもレッドブラウン+レッド少々で代用できます。ぜひお試しを。
いざ自分が出来るかというと、間違いなく無理ですが、十分勉強になりますし、真似事ならできそうな気がします。(笑)
それにしても、本当に錆びて泥がこびりついているようにしか見えません。凄いリアルさです。
ヘッジローは、草木をつけた方が良いのですが、パテをつけて泥表現だけやってみました。
ピグメントのバランスはうまくいったようで良かったです。
ヘッジローの
汚れ具合が
なんとも絶妙ですね。
流石です。